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東海地震(駿河湾トラフ)の震源域見直し 2001

2006-01-14 | 都市計画・まちづくり
中央防災会議「東海地震の震源域見直し」2001年
 地震には海洋型のプレート面の地震、プレート内の地震、そして陸のプレート浅い地震があります。東海地震(東南海連動)は歴史的に100年規模で周期的に襲ってきます。これから30年の内に来る可能性は極めて高くなっています。プレートは毎年5~10センチずつ潜り込んでいて、100年も経てば5m~10mとなります。プレートの滑り込まない固着面にストレスが溜まり、一気に破壊して巨大な地震となるそうです。詳細は「中央防災会議」のHPをご覧ください。ただし、情報が過多で、何をどうみるのか工夫されるべきです。この固着面・震源域が最新の調査により、駿河湾トラフで愛知県よりに見直されました。そして、02年4月24日に内閣府公示がされ、豊田市も地震対策強化地域に入りました。愛知県では特に木造の古い基準(1981年前)で建築された住宅の診断・改修が助成されました。短期的な政策は正しいですが、中長期の防災都市・まちづくり、地盤評価など総合的な基本計画が欠けています。耐震改修促進法も改正され、やっと来年度から計画づくりが動き出します。国は神戸以降個人の財産への改修助成は消極的でしたが、姉歯がらみ構造計算偽造の改修補助はなぜか積極的です。日本も道路偏重から、フランス・イギリスのように住宅への公的責任の重視へと転換してもいい機会かもしれません。もっとも、1000兆円とも言われる国の借金財政からどう捻出するのか、容易ではありません。
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