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「稲沢市地震危険度マップ」1994

2006-01-14 | 都市計画・まちづくり
稲沢市「東海地震予測震度分布&液状化危険度MAP」
 この分布図は95年兵庫県南部地震より前の、1994年(H6)年に作成されました。資料作成には基礎調査が行われています。メンバーは名古屋大学名誉教授飯田さん、愛知工業大学教授正木さんなどで第一線の研究者で構成されています。想定地震は短期で東海地震、中期で東南海地震、長期で濃尾地震を想定しています。500mメッシュですが液状化の可能性の高い所を表示しています。当時の先端技術で解析されていると思いますが、「推論と仮定」の制約もあって、継続した調査を期待されています。市独自で「啓発的」に基礎調査されたことは評価できます。長期地震防災計画で「防災優先型都市計画」が提案されていますが、継続と具体化が進捗したか定かではありません。今日では高度の専門性と住民参加による防災まちづくりが焦点にもなっています。地域防災計画と都市・建築防災がどのように総合的に検討され具体化されるか、神戸の庁内議論と地区カルテの作成が参考になると思います。横浜市では50mメッシュであり、日進月歩の技術進歩により深い地盤(工学的基盤)までの調査がされています。
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