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適菜収「国賊論」

2021-01-27 | 気になる本

適菜収(2020)『国賊論』KKベストセラーズ

この本を読むのは2回目である。安倍首相は病気を理由に年末に、突如辞任した。森友、加計学園はウソと誤魔化し、文書改竄で官僚のせいにできた。しかし、桜疑惑、前夜祭などは自らの責任である。検察庁法も改正できなかった。コロナも収束できるのか、嘘もばれだした、そんな矢先の辞任である。憲法改悪を狙い、秘密保護法、安保法制改悪、共謀罪法改悪など、また、アベノミクスは消費税増税で反面法人税の引き下げ、景気は悪くなっても日銀や年金マネーで株価つり上げ、米国からの武器の爆買いである。内閣法制局、内閣人事局なども酷い、陰で支えたのが今の首相、菅官房長官であった。多くの大臣が辞任しても責任をとらない、広島の河井杏里議員には異例の1億5千万縁が買収に使われた。最長を記録したが、最悪であった。この本は、その不正の事実を記録したものであり、忘れるわけにはいかない。安倍内閣の資質でなく、自公の体質であり、利権に群がる反社などお友達の政治であるから、安倍政権を継承した菅政権を替えなくては、日本の国益は守れない。アメリカ大統領はフェイクのトランプから普通のバイデンに代わったが、「日米安保条約の強化」では産業も平和も守れない。ましてやコロナの対応は後手後手の無策である。安倍政権の悪事をしっかり事実で確認する必要がある。いか、そのポイントの要旨のメモ書きである。

櫻井よしこは、アメリカ隷従を進め、戦後レジームからの脱却を唱えながら戦後レジームを固定化した安倍晋三を礼賛する倒錯は、どのようなプロセスから発生するのか?自立を口にするならわけのわからない加憲論や売国政策を真っ先に批判するはずがしない、本音は自立を考えていないからだろう。堤は「日本が売られる」で、安倍政権が国民の財産、公的資産を外資、国際資本に叩き売った売国政権であったと書いてある。

 安倍政権の暴走を止めない限り、日本は崩壊する。公文書の改竄、隠蔽などすでに日本は3流国家、人治国家である。

 萩生田大臣は大学入学共通テストに、英語民間試験を導入する予定で、異なった民間試験を一律評価は困難であり、大学などから制度の利用をしないとされた。

 安倍政権は公文書を改竄した。もはや反国家的な犯罪組織である。立法府と行政府の違いや「法の支配」が理解ができない。桜を見る会で、「募ったが募集していない」、と安倍は日本語が苦手だった。

 「1984年」に繰り返し登場する独裁政党のスローガンがある。<戦争は平和なり><自由は隷従なり><無知は力なり>この小説の主人公の仕事は歴史の改竄である。

 社会のダニが結集した維新の会は解散すべきだ。丸山穂高が北方領土訪問で、大酒を飲み、元島民団長に、島を取り返すには戦争しないとどうしようもないのでは、と畳みかけた。

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