豊田の生活アメニティ

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金沢21世紀美術館

2005-11-29 | 都市計画・まちづくり
 この美術館の特色は市民とつくる参画交流型、地域の伝統を未来につなげる、子どもたちとともに成長する美術館です。建築コンセプトは開かれた円形デザインで、各施設の並置、透明性と開放感の演出とされています。
 見学したのは1時間ほどで、特別展は見ませんでした。外周のガラスは外部の街と一体感があります。常設展は無料で市民が気軽に、楽しく、子どもと、地域の伝統文化を生かしている点は素晴らしいと思いました。建物の外観はあまり感動しませんでしたが、内部のアイデアや運営方針、企画は充実していて何度も尋ねたくなります。平面プランが並置されているのはいいけれど、動線が複雑で展示室が判りにくいのは残念です。都心の1等地のため車のときは駐車料金がかかります。
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金沢市長のまちづくり (amenity3355)
2005-12-31 09:40:01
金沢市長が語るまちづくり(「都市計画」2005・12より)

 金沢市は建築学会文化賞に続き、都市計画学会石川賞を受賞しました。建築学会賞は旧大和紡織の工場跡地を市民芸術村にしたことです。石川賞は駅東口の整備とまちづくりの条例を21本も制定したことです。もてなしドームと鼓門は「地元大学の9人の先生のコラボレーション」です。金沢では古い町は保存し、新しい町は区画整理でバランスよく調和しています。平成12年には市民参画のまちづくり条例を作っています。豊田市もパブリックコメントや05年参加条例(「まちづくり条例」)を作っていますが、理念と形式倒れです。特に施設計画への参加や都市計画・まちづくりは10年遅れています。都市交通研究所だけはマイペースでITSや社会実験が進んでいるように感じます。世田谷、横浜、豊中などのまちづくりの基本を学んでいないと感じます。世田谷のまちづくり参加ゲームやファンド、横浜のまちづくり支援の講師派遣、建築協定支援、豊中のまちづくり協議会の行政支援など学ぶべきです。特に大学との協力関係がうまくできていません。瀬戸では6大学のコンソーシアム(共同事業)ができています。名古屋市でも金沢市と同じく「まちづくり市民研究機構」があります。さらに、市役所ではまちづくりに関係する課を集めて「まちづくりフロア」を作りました。豊田市のようなコスト削減の「提案を年3本出せ」と言われるのと違って、職員のモラール・自発性を出すものです。交通では渋滞しますが、イタリアのボローニャを参考に、コミュニティバスを早く走られました。金沢とボローニャはぜひ訪ねたいです。

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