Con Gas, Sin Hielo

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「ランペイジ 巨獣大乱闘」

2018年05月23日 22時41分10秒 | 映画(2018)
お祭り男は本日も快調。


古くはC.ヘストンからスタローン、シュワルツェネッガーと、ハリウッド娯楽大作に欠かせない存在の肉体派男優。その系譜を見事に受け継ぎ、現在出演作が目白押しなのがザ・ロックことD.ジョンソンだ。

今回、映画の主役は巨大化して怪物と化した動物たちに譲るが、そのはちゃめちゃな物語をまったくひるむことなく受け止めるのが彼演じるオコイエという男だ。

オコイエが勤務しているサンディエゴの動物保護区にある日突然、宇宙空間から生物を巨大化+凶暴化させる悪夢の物体が降ってくる。かわいがっていたゴリラが豹変し人々を襲い始め、この事態を何とか止めなければと立ち上がる。

観る前から分かっていることではあるが、オコイエの設定は超人である。

飛行機の中でゴリラが暴れ始め、機体が破壊され地上へ真っ逆さまという絶体絶命になっても、渾身の力で自分ばかりか物語に重要な2名の命をも救い出す。

かと思えば、敵から不意に銃で撃たれても、3分後には「急所を外れていた」と何事もなかったかのように戦線に復帰する。

巨大化する動物として出てくるのはゴリラ、オオカミ、ワニ(?)の3種だけであるが、オコイエの超人ぶりを合わせて「大乱闘」と言うのであれば看板に偽りなしと言えるかもしれない。

まあ言い始めればきりがないが、この手の作品にツッコミを入れるのは野暮な話。重要なのは、観てどれだけすっきりしたかという点に尽きる。

その観点から振り返ると、巨獣たちの暴れっぷり、人間側のキャラクター設定、物語の展開のいずれをとっても、驚かせる何かがあったわけでもないので、評価としては可もなく不可もなくというところか。

良くも悪くも予想どおりの映画ということである。

(65点)
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