51歳は老け込むにはまだ早い。
「アラジン」の大ヒットで健在ぶりを見せつけたW.スミス。
新作は、自分の若いクローンと対決するというアクション作品。ちょっとB級臭が漂う作品でもそれなりの格が備わってしまうところがスターの証と言える。
実際のところ見どころは若いW.スミスを見ることの1点と言っても過言ではない。CG技術の進歩は見事だなーと、青いW.スミスで思ったことを再び味わう映画でもある。
主人公の設定は51歳。脂の乗り切った世代でもあるのだが、一方で子供がいれば成人を迎えてもおかしくない。そういった意味では、次世代に様々なことを継承する役割を持つ年代でもある。
自分の行動パターンを完璧に読み、若さゆえの運動量で攻撃してくるクローン青年に脅威を感じるのははじめだけ。実は青年は戦闘兵としては発展途上であり、やがて主人公は彼を悪の道から救いまっとうな道を歩ませたいと思うようになる。
クローンの父親という設定が強いためか、本作の主人公は、目の前に魅力的なヒロインが現れても恋愛感情の欠片も見せずに伝道師であり続ける。意外と言うべきか肩透かしと言うべきか。
器用だから何でもできるW.スミスではあるけれど、彼の魅力を最も引き出せるのは陽気でノリがいいキャラクターを演じさせたときだと思うので、この配役は少しもったいなかった気がする。
次作はなんと17年ぶりの「バッドボーイズ」シリーズ最新作。こちらも引退がちらつく設定になっているが、どんな活躍を見せてくれるだろうか。
(65点)
「アラジン」の大ヒットで健在ぶりを見せつけたW.スミス。
新作は、自分の若いクローンと対決するというアクション作品。ちょっとB級臭が漂う作品でもそれなりの格が備わってしまうところがスターの証と言える。
実際のところ見どころは若いW.スミスを見ることの1点と言っても過言ではない。CG技術の進歩は見事だなーと、青いW.スミスで思ったことを再び味わう映画でもある。
主人公の設定は51歳。脂の乗り切った世代でもあるのだが、一方で子供がいれば成人を迎えてもおかしくない。そういった意味では、次世代に様々なことを継承する役割を持つ年代でもある。
自分の行動パターンを完璧に読み、若さゆえの運動量で攻撃してくるクローン青年に脅威を感じるのははじめだけ。実は青年は戦闘兵としては発展途上であり、やがて主人公は彼を悪の道から救いまっとうな道を歩ませたいと思うようになる。
クローンの父親という設定が強いためか、本作の主人公は、目の前に魅力的なヒロインが現れても恋愛感情の欠片も見せずに伝道師であり続ける。意外と言うべきか肩透かしと言うべきか。
器用だから何でもできるW.スミスではあるけれど、彼の魅力を最も引き出せるのは陽気でノリがいいキャラクターを演じさせたときだと思うので、この配役は少しもったいなかった気がする。
次作はなんと17年ぶりの「バッドボーイズ」シリーズ最新作。こちらも引退がちらつく設定になっているが、どんな活躍を見せてくれるだろうか。
(65点)