日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

インカのめざめ

2012-05-03 | ギャラリー
ワタクシのじゃがいも好きはどこから始まったのか?


ルーツ(おぼろげな記憶)をたぐっていくと、
「男爵」と出会ったことによる。



じゃがいもづらの「男爵」



なぜか我が家はメークイーンが多く
じゃがいもを料理によって使い分けるような繊細な母ではなかったため
じゃがいもが品種によって味も食感も違う事を知らなかったのだ。


安い方を買う。
じゃがいもはじゃがいも。
じゃがい ひとからげ。

しかし、実のところ
同じ、じゃがいも帝国に属しながら
それぞれが個性ある部族を形成するとは
じゃがいも世界は複雑なんである。



古代史の謎と歴史の生き証人 じゃがいも。




女王の部族 メークイーン
王の部族 男爵と2大勢力で争う、現代のスーパー売場領土争いは
一見、均衡を保つがきっと熾烈な小競り合いの末に成り立っているに違いない。
それに加え、近年ではアンデスレッドや北海こがねやら新種の台頭も著しい。


まさにインカ帝国の歴史を体現するジャガイモ。





インカ展@上野に行く。
インカの文化を垣間見ることができる展示品の数々。
表情豊かな壺 アルバロや祭事につかわれたコップ カロ
そして4体のミイラ
3D映像でよみがえるマチュピチュ
見どころ満載、見応え十分。

興味をひかれたのは「キープ」という展示品。
文字をもたないインカでは正確な情報をやりとりするため
細い紐に結び目をつくり意味をもたせていたのだという。

その情報は広大な土地に散らばる部族を帝国として管理するためインカ道を通り
王の元に運ばれる。
英語の「KEEP」という語の語源になったものなのかと思案しつつその紐の束を眺めていた。




ぐぅ



お腹へる。
じゃがいも食べたい・・・。



インカ帝国の時代にヨーロッパに伝播したじゃがいもは
今では世界になくてはならないものとなった。
ジャガイモ好きの血が騒ぐインカ展。
じゃがいも色の展示物を見ていたからだろうか無性に食べたくなった。
だって、じゃがいもはインカの功績。



そんなときはやはり「インカのめざめ」でしょう。
秀逸な名前をつけたもんだといつも感心する「インカのめざめ」。
ねっとりと甘く、ほくほく感もあり一番すきなジャガイモ。
余裕の男爵越えであります。

インカ展を熱く語ろうとおもったらじゃがいもネタになってしまった。
好きなもの(インカ帝国の謎)×すきなもの(インカのめざめ)
いやはや いやはや たまらない。


インカ帝国展 
上野国立博物館 ~6/24まで










コメント
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