日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

風を纏って白

2018-08-04 | ドレステリア
女優度合が高い服というのは、オシャレに見えるのは間違いないけど、気負いすぎて中身が負けこむ場合も多く、そのさじ加減の難易度が難しい。
日常着としては結婚式に行くのね!と一目で断言できるようなイキオイもいらないし、主演女優の貫禄も余計で暑苦しい。
それでも、この人がそこにいるだけでという名脇役のようなオーラを纏いたい。
優雅に清涼感を纏って猛暑の中を行きたい。
化粧崩れなく、涼しい顔で日差しの中を突っ切りたい。


そんな妄想、いや暑さゆえの幻影がゆらりと立ちのぼるような値札さえ見なければ完璧な服を手に入れた。
かるいシャツのような羽織もの、しかもドラマチックな一着。
この一枚でバカみたいな日差しの中でも「優雅さ」を纏えるのだから劇的なんである。
風をはこぶHOUSE OF LOTAS カディ ギャザー ドレス


たっぷりとギャザーをとったデザインながら上質なカディコットンだから軽く柔らかで、風に吹かれて絵になるんだなあ、これが。
歩くだけで風をはらんで、舞う裾の美しさよ、涼しさよ。
真っ白のロングの羽織はドレスのようにも見えてマジ優雅なんです。(化粧がとろけていても!)
ああ、妄想が止まらない。

そして止まらないのは妄想だけでなく、汗もである。
Tシャツ一枚ですら着たくない命に関わるほどの猛暑の日には何を着たらいいのでしょうか。
洋服が死んでゆく様を見渡して、裸で仁王立ちの朝。
はっ、女優ってなに!こちとら気分はグラビアアイドルじゃー!
できるだけ纏うべき布は小さいに限ると思わせるこの気温。
妄想と汗はぬぐっても、ぬぐいきれず。
せめてもエアコンで室内温度を下げて、やっとこさでこのドレスを羽織って女優面を作って出かけていくのです、不要不急でもない仕事のために。


風を纏って白、風を孕んでドレス。
女優は頑張って仕事をしています、今日も!




最新の画像もっと見る

コメントを投稿