日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

旅は小説より奇なりのホーチミン【ベトナムのおしゃれ番長THUY  DESIGN HOUSE】

2015-09-08 | Weblog
ちらり、ちらりと見える素肌の艶めかしさよ。
すらりと腰高のアオザイのシルエットに三角の傘 ノンラー。
通勤時間に着物を着ている人を、日常でみかけなくなって久しいが、やっぱり風土と文化に育まれた民族衣装の装いは、その国の空の色や空気の色と相まって美しさとなる。

美しさとは勿論、女の。


素娥はうなずいてアオザイの襟をたて、うどんや椰子の実を売る屋台のほうへ歩いていった。

開高健 『輝ける闇』より



民族衣装の女性には目がいくもの。
見渡せばオバちゃんも、バイクに乗ってるオネーさんもアオザイの裾をはためかせて行き交っている通勤時。
インドでは道路工事のおばちゃんもサリーが仕事着。
ホーチミンの日常で一張羅も、日常着もこれだけアオザイが溢れていれば、ぽっとでのデザインなんて売れないわけで、そうなると世界を股にかけるファストファッションが関の山。
そんなものには、これっぽっちも興味がない私のベトナムのホーチミンで洋服を買いたい魂はどこへ行けば良いのか?

インターネットで調べれば、大抵の事はわかるこのご時世において、
「ベトナム ファッション」 「ベトナム ブランド 」「ホーチミン おしゃれ 洋服」「ベトナム人 デザイナー」、「ホーチミン ファッション おすすめ」 「ベトナム ドメスティックブランド」 思いつく限りのキーワードで下調べするも、ベトナムではおしゃれドレスにはぶち当たらず。
「アオザイ おすすめ」、「 ホーチミン オーダー かわいい」、「ホーチミン アオザイ オーダー」とかにすればごまんと行き着くオススメショップ。

あたし、アオザイは憧れるけど・・・・・いらないの。
欲しいのは、おしゃれで、ホーチミンでしか買えない会社に着ていける服。
ルージンで、コムデギャルソンでも買っとく?と諦めの境地の達したところで、ウィンドウをのぞくとシルクの光沢が美しいドレスが目に飛び込んだ。






がちゃり




重い扉をあけると
キモカワイイ 水上人形劇に出てきたあの人形がちょこちょこと洋服の波間に見え隠れ。









そこには色鮮やかなシルクとみっちりとした刺繍、重厚さと華やかさを備えたお召し物がずらり。
夢にまでみた最上の「旗袍」がここに。
ずらりと並んだ華麗な洋服の眩しさが目にしみて、鼓動が早鐘。
ベトナムにもちゃんとあるのね、おしゃれドメスティック ブランド。
市場やそこらへんのオーダーメイドの店より、圧倒的に高価ですが、デザインも素材も一級品
ローマでもショーをしているらしいTHUY DESIGN HOUSE










ベトナムに見え隠れする中国的要素をテキスタイルに落とし込んで、世界に通用するこの華やかなデザイン。
勿論、アオザイも芸術品に昇華して纏うことが出来る。
会社に着ていけるかと言われれば・・・・着て行けるね。
たっぷりとしたAライン 総シルクのミニドレスをお買い上げ。
日本円で30000円ぐらい。シルクのクオリティから考えるとこれはかなりのお買い得。
スキかキライか分かれるような気もするけど、結婚式とかパーティーに着ていくのはいかがでしょう。
ミニ丈でドレッシーすぎないのも、秀逸なところ。
ミニ丈だから派手でも、気にならない(あたしだけ・・か)のもスバラシイ。
細かいところまで抜かりなく。

ベトナムのおしゃれ番長に任命しますTHUY DESIGN HOUSE!




旅は小説より奇なり イチオシショップ
THUY DESIGN HOUSE  
日本語でなんと読むのかも分かりません。
お店はこちら



一見するとひくぐらいの高級感。
ベトナムドンの桁におびえないで是非、袖を通してほしい洋服。
決して安くはないけど、日本ではこの値段では買えないので安いということに(無理やり)する!

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