日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

他力本願的テスト勉強法

2008-09-15 | ギャラリー

もすこしだっていうのに試験の勉強が一向にすすんでくれない。
かといってすっぽかしというわけではないのですよ。

なんとなく気になっているものだからあっちこっちから芋づる式にネタの嵐です。

Bunkamuraに「ミレイ展」を見に行く。
傑作、「オフィーリア」を堪能しに!!

ハムレットの中に登場する悲劇のヒロイン「オフィーリア」。
恋人であったハムレットに父親を殺され正気を失い溺死していく瞬間をとらえた作品。

殉教の死をあらわす両手を広げたポーズと死を「死」とも思っていない恍惚の表情を浮かべた美しきオフィーリア。
その周りには英国の美しき小川と色とりどりの花々が咲き誇っているのでした。

さすがガーデニングの国「英国」。
ミレイはちゃんと花言葉を意図して植物を描いていたのです。
会場で渡された解説によると・・・

忠実な自然描写を心がけていたミレイは「オフィーリア」の背景にふさわしい風景を求め、1851年7月から11月にかけてロンドンの南西、サリー州 ユーウェルという町に滞在し、ホッグズミル川沿いで朝から日没まで絵筆をとって緻密に写生をした。
写生期間は数ヶ月にも及んだため、画面の中には異なる季節の花も混在している。

ひとつひとつの植物にはそれぞれ意味が込められており、オフィーリアの人格や運命を象徴しているが、ミレイは植物学的な正確さに固執することで場面の現実性を高めようとした。

柳:見捨てられた愛、愛の悲しみ
スミレ:誠実、純潔、若い死
パンジー:物思い、かなわぬ愛
ノバラ:喜びと苦悩
ミソハギ:純真な愛情、愛の悲しみ
ケシ:死
バラ:愛
ローズマリー:私をわすれないで
ヒナギク:無邪気

あ~どんだけ悲しくて、不幸なんでしょうかね。
これだけ、さりげなく「愛の悲しみ」がちりばめられているんですよね。
解説してしまうと「さりげなく」ないですけどね。

シェイクスピアの戯曲の中には沢山の花々がでてくるのだけど、どれもちゃんと花言葉や比喩の対象となっていて、植物の文学的価値を知っていると物語がもっと面白く読めるという話をききました。
オフィーリアがハムレットにローズマリーを差し出すという場面も花言葉である「わたしを忘れないで!」という意味を知っているのといないのでは全然、印象が変わってしまいます。

たんに花を渡すのか、私をわすれないでと暗に伝えたのか。

そう、ここにも出てきた「ローズマリー」。
「ブレイントニック」といわれ、「脱アルツハイマーの精油」と呼ばれている。
ちゃんと臨床学的にも脳血量が増えることが確認されているのです。

記憶をつかさどる香り!

そう「私をわすれないで!」という記憶をより鮮明にする助けをしてくれているのです。
これを使わない手はありません。

わたくしのヤル気の無さを叱咤激励し、さらには頭に知識をつめこむ手助けをしてもらおうと画策してみました。
テスト間近な最終兵器。
アロマのテストはアロマのネタでやっつけていきます。

ミレイの絵をみてテスト勉強を思い出す。
勉強しなくては・・という事を思い出す。
肝心な中身は思い出せない。

つまり圧倒的に勉強が足りないのだ。
記憶の助けの以前の問題・・・なんです・・・・けど。

間に合うのか・・・あたし。


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