日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

秋の手前の信州で  【桔梗が原の井筒ワイン】

2015-10-11 | Weblog
秋の手前を突き抜けて、だどり着いたのは秋のど真ん中


ぶどう






葡萄を見ると秋だなあと思う。



葡萄をみると美味しいワインをのみたいなあと思う。
ワインといばボルドーで、舶来至上主義な感がなきにしもあらずであるが
国産ワインの実力を見よ!

直視せよ、味わうべし!


桔梗が原の井筒ワイン
ぶどうぶどうした果実味、スムースな喉ごし、樽の香り、熟成味
あたしの語彙力では到底伝わるべくもなく、あっという間に匙を投げるけど、
代わりにグラスを渡しましょう。


ボルドーのなんとかとか
ブルゴーニュのなんちゃらといわれるより
長野のワインと云わせたい

フランス語より日本語の説得力で伝える、この味わいを!



秋の手前の信州で  【月艸乃雫、しか 我もたぬかも】

2015-10-11 | Weblog
百に千に  人はいうとも   
           月草の
              移ろう心  我持ためやも


万葉集から月草を読む歌を一首。
青が美しい露草を昔の人は月草と呼びならわす。
淡い青、儚い青は水に溶けやすく色が定着しないことから、心変わりのメタファーとして用いられているのだそう。


百(もも)に千(ち)に   なんだかんだと
人はいうとも        ひとはいうけど
月草の           月草のような移ろう心を
我持ためやも        わたしは持っていません。(あなたに一途!)



朝にこっそりと咲くその儚さを留めるとこんなお菓子になる。


  


善光寺門前 藤田九衛門 「月艸の雫」
鯛焼きならぬ鯉焼きが有名な藤田九衛門商店のもう一つの看板商品
月草の砂糖漬け
移ろいやすい青を留めて。


秋が深まって
百に千に秋物が舞い散ると
人(友)はいうとも
月草の
移ろう心 しか あなた持たぬかも



そう、秋の手前と思っていた信州の冷ややかな、澄んだ空気に触れると
秋が思いの外、そばにあって、露草のごとき移ろいに乱される善光寺門前にて
結局、鯉焼きだけのはずが、このお菓子も買うことに。
お花の砂糖漬け どう食すべき?









秋の手前の信州で   【オネエな七味唐辛子】

2015-10-11 | Weblog
シュービズ界に見られるジェンダーを超え、人としてもカテゴリー超越した彼女らの役割は
辛味ある毒舌が売りのミッツ マングローブ
目新しさが売りのGENKING
バランス感覚で重宝されているマツコ デラックス
王道のカルーセル 麻紀
一括りにされそうで、されずにいて、これほどまで特徴的な役割分担をしているギルドも、そうそうあるまいよ。


信州旅のクライマックス
長野善光寺の門前で個性の輝かせ方を考える。
キワモノぎりぎりが確固たる存在感でなくてはならない役割を担い、その場をひとつにまとめあげるスパイス。




クミン
コリアンダー
レモンもお選び頂いて
ブラックペッパーとバジルも追加できます。


八幡屋磯五郎のオーダーメイド七味 Custom Blending ㏌ 七味唐辛子






七味界に新顔素材が登場している。
異国風味のクミン
人気者のパクチーつまりコリアンダーはこんなとこにまで進出してきて
個性を加えて島こしょう
新風を吹き込んでレモン
えっと思う素材は目新しさ、それは個性となり七味の中で自分の役割をきっちりこなす。


辛味重視では激辛のバードアイをべースにバジルとペッパーを加えて洋風仕様に。
これが我が家の定番七味
新たな試みとして
バランス重視でうまみの大鹿唐辛子をベースにレモンと島こしょうで個性をプラス

同じ七味というカテゴリーに属しながら、色も、香りも別物のふたつの七味唐辛子。
あたしが、あたしがと各々の素材が主張しながらもきっちりまとまってオネエ界。


TVで活躍されているオネエさまたちをみると八幡屋磯五郎の個性豊かな七味唐辛子を思い出して仕方がない。
一筋縄ではいかない、うまみと深みと毒っ気がまるで料理をひきたてる七味のよう。
ないならないで、でも、あったらあったで劇的な変化と相乗効果が期待できる
それは七味のようなオネエサマ
逆も然りで、オネエサマのような七味なのである。