日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

ウドちゃん

2011-06-08 | リブレリア
本を読み始める前に先に読み終えた相方に質問する。

「のぼう様は野村萬斎で正解か。」


その答えを確認すべく、やっと読み始めてあっという間に読み終わる。


「のぼうの城」



面白いと話題になりつつも読む機会がなく、
今度は手元にあっても読み始める気力なし。


暫し放置。


やっぱり話題になっただけの面白さがある。
カッコイイヒーローではないのだが、主人公に
人としての本質やあるべき姿が芯として一本通っているから
読んでいて爽快感のこるのだろう。

本質というべき本能のままに。



野村萬斎主演で映画化される。
震災の影響で公開延期中ですが。


いつものパターンだと原作の小説を読んでいて
映画化を知り、配役の批評をするのが楽しみなんだけど、
この作品は逆になっちゃたな。




俳優ありきでの物語。
あたしのイメージ中でのそのそと動く「のぼう様」は




野村萬斎






じゃなくて





ウドちゃん




冒頭の問に相方の回答は
「ウドちゃんの方が小説のイメージに近い」のだそうだ。



野村萬斎ではなくウド鈴木。
全くつながらない二人です。


野村萬斎の顔を想像して読み始めたの話が進むにつれ
主人公の顔がウドちゃんに!



ひ~!



確かにのぼう様のそれはウドちゃんと重なるわね。



映像としては確かにウドちゃんでは少々、不満もあるが
でくのぼう様の底知れぬ人としての面白さと
ウドの大木、鈴木という稀有な才能をもった人が重なるのも仕方ない。

周囲を巻き込めるのもその人の才能と魅力。
自由奔放すぎて関わるには大変かもしれないけど。




さて、監督。
配役を決めましょう。

勝手に小説をネタに俳優をキャスティングするのも小説を堪能する面白さ。


のぼう様は誰にしましょうか?