日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

シンプルなのに緻密

2010-01-11 | トラットリア

神経質なまでに細かく細かく。

といっても性格の話ではありません。
残念ながらあたしは細かい性格ではありません。(知ってるか!)
うちなータイム(時間にルーズ)とか約束をすっぽかすとか・・
人として「おい、どうなのさ!!」と突っ込まれない程度にしたいけど。

ただ、性格とはかけ離れたモノを選ぶことも往々にあって多分、自分に無いものを無意識に選び取っていることもある。

アタシが凸ならアナタ凹
凸しかもってないなら凹も少々。

そう、好むものは「繊細さ」を感じるもの。
山口晃の絵はもちろん
Stephen Wiltshireの絵も。
まるで蜘蛛の糸で編んだかのようなレース。
布にびっしりと刺された刺繍。
紙が黒く見えるほどみっちりと書かれた文章。

最近、根詰めてよんでいるのは 妹尾河童「河童が覗いた・・・・」シリーズ

インド
ヨーロッパ
日本
トイレ
仕事場

ペン1本でよくもまあここまで精密に描けるかと思う。
初めて読んだのはカレーが気になって、インドに行きたくて手にとった
「河童が覗いたインド」
そして、あまりに面白くて次は
「河童の手のうち幕の内」
この本では河童流俯瞰図の描き方が解説されております。
そして「河童の覗いたヨーロッパ」と続いて読んでいく。

時系列からいうとヨーロッパに行ってインドそして日本へシリーズが続いていくみたい。
ヨーロッパ編はあくまでも個人的な記録用とのこと。
その言葉どおり巻末には河童氏の旅への考え方が対談の中で書かれていたり、
奥様へ送られた書簡の一部も掲載されています。

本は活字ではなく、河童氏の字を使っています。
漫画のように字の部分は活字ではなく、字、レイアウトまでそのままらしい。
絵葉書が真っ黒にみえるぐらいびっしりと書かれた文字も必見です。

比べるなんておこがましいケド・・・
あたしも真っ黒に見えるぐらいびっしりと言葉を書きたい派。
余白も大切だけど、細かくびっしりと書かれたメモとか好きですもの。
余白より文字が大事。

そうそう、料理本は写真が美しいものがよいと思っていました。
言葉だけでかかれたものも、イラストが添えられているのもあまり好みではない。
言葉にはどうしてもその中に「想像」や「思い込み」が入ってしまうし、
本当に食べ物を美味しそうに描ける繊細な絵を描く人にはまだ出会えていないし。

なのにだ、味まで想像できる絵に出会ってしまったよ。
妹尾河童著 河童のスケッチブックから

 

 

GOOGELで検索したら妹尾河童ついでに鍋のキーワードがでてきました。
わたしはこちらの方のレシピをお借りしましたよ。 →レシピ

 


 

お、おいしい!!!
白菜の甘み、干し椎茸の旨み、ごま油の香りとコクが食欲をそそります。
昆布は最初から入れずにオリジナルのレシピで作って、スープが足りなくなったところで昆布だしを加える方法にしました。

本当に美味しい!!
春雨がスープの旨みをすべて抱え込んでおります!
白菜が使いきれなくて困るなんてこともなくなりそうです。
簡単で絶品のピェンロー(扁炉)をオタメシ下さい。 是非、是非!

但し、シンプル鍋料理だけに追加食材を加えたくなってしまうけどそこは我慢。
このシンプルさが美味しさですからね。

 


 

コメント
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