日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

アーティストたる所以・・

2006-04-12 | ギャラリー

今日、本を買ったらついてきた栞が「藤田嗣治展」のモノでした。

藤田嗣治って名前は聞いたことはあったけど、作品と画家の顔が今まで一致してませんでした。
この間、「美の巨人」を見ていたら藤田嗣治の写真や自画像が作品とともに紹介されていました。
さすが、アーティスト!!
独特のスタイルかつ風貌でございました。
風貌といってもどちらかというと中性的なカンジをあたえる顔かたち。
その顔かたちより大きな丸い眼鏡・ピアス・そしてチョビヒゲ・そして独特なヘアスタイル。

そのスタイルゆえに芸術家、アーティストといわれる所以なのだとあらためて感じました。
このところ人気ブックランキングで上位に出てくる本のタイトルを思い出しました。
「人は見た目が9割」。
この本を読んでいないので詳しい事は分かりませんが、見た目から分かる事も多いよね・・・という話だろうと思ってます。
そう考えると藤田嗣治がサラリーマンのようなカッコしてたらその芸術力も半減したんではなかろうかと思う。

もちろん彼自身の作品によってその世界観は堪能できるんだろうけど、きっと生活そのものも芸術と同じだったんじゃないかな。
その独特の格好からうまれたものも多いはず・・・
まあ、カッコだけつけても実力や才能がなければダメなんでしょうがね。
この藤田さん「乳白色」を生み出した偉大なる芸術家なのですから。

異才かつ奇才のイラストレーター   リリー・フランキー氏にしてもジブリ作品のプロデューサーの鈴木敏夫氏にしてもそれぞれのスタイルが目に飛び込んできますもん。
もちろん村上隆氏もかなり奇抜なスタイルだと思うんですけどね。
あ~これがホントに芸術家なんだな。

きっとその人の個性や価値観が服装やたたずまいとして体内から溢れ出てくるだろな。
顔かたちとしての容姿ではなく、身にまとっているものすべてをひっくるめた見た目。
やっぱし見た目としてインパクトって大事なんだね。

コメント
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