原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

絵むすび (朝日新聞2016.9.17編)

2016年09月17日 | 自己実現
 (写真は、朝日新聞2016.9.17 別刷「be」パズル “絵むすび” に原左都子が解答したもの。)



 つい先ほど朝日新聞を開いて、今週のパズル課題が “絵むすび” であることを発見した。

 全体構図を見た途端、「出来た!」と叫べる程に解答がひらめいた。


 まずは、「青りんご」 「トイレットペーパー」 「赤とんぼ」 に注目してみよう。

 これらのアイテムは、さほど他アイテムの邪魔をせずして結べる事に気付くはずだ。
 「赤とんぼ」 に関しては、線を下まで降ろし、少し左折した状態で置いておこう。


 次なる課題は、その内側を結ぶ「黒板」「黒板消し」「樹木」だ。

 これらのアイテム 及び下まで降ろした「赤とんぼ」については、“道の譲り合い” 精神を発揮しよう。

 まさに “絵むすび” とは、“道の譲り合い” 精神に基づけば解答を導け出せると、私は以前公開した “絵むすび” 解説に於いても記述している。



 余談になるが、交通事故を引き起こす人種とは、まさにこの “道の譲り合い” 精神に欠落しているものと私は捉えている。

 例えば、自転車と歩行者との関係。 
 私自身は既に十数年前より交通弱者である「歩行者」の立場を貫き、自転車には一切乗らない主義を通している。 
 そんな歩行者達を蹴散らしつつ、都心の狭き歩道を「邪魔だぞ!どけ!!」と言わんばかりに、後ろからベルをチャリチャリ鳴らしながら、狭い歩道の隙間を全速力で通り過ぎる危険自転車の多き事……



 話題を、“絵むすび” に戻そう。

 もしかしたら、その種(自転車に乗りさえすればノロノロ歩いている歩行者よりも自分こそが上位の身分だぞ! と単純に発想し行動してしまう)人種とは、元より “絵むすび” 解答が苦手なのではあるまいか??

 これは極論あるいは原左都子の勘違いかもしれないが、とにかく “絵むすび” 解答の「壺」 とは、“道の譲り合い” 精神ではないかと以前より考察している。

 全体像を見渡し、幾重にも思考を重ね、「このアイテムはここを通してやれば結べる!」なる多角思考の下にして成り立つ “絵むすび” と心得る私だ。
 その多角思考の基本力は、必ずや現実社会での人との関係にも役立っているであろうと考察する。



 “絵むすび” 同様に「四角四面」の狭き世界に生きる我々も、たまには “絵むすび” 解答にチャレンジして、如何にこの世を他者と譲り合いつつ生き延びるかを再考しては如何だろう。