冒頭から、最近見た朝日新聞記事「高齢者マッチングアプリでスキマバイト」の一部を、以下に要約引用しよう。
好きな時間に、日替わりの現場で短時間働く「スキマバイト」が、高齢者にも広がっている。 背景には高齢者の「働きにくさ」と、社会の人手不足がある。
東京都の某70才の女性は、約1年前半まえからほぼ毎日、スキマバイトのマッチングアプリ「タイミー」を使っている。 既に出勤は480回。65歳以上の登録者の中で突出しているという。 仕事は1日平均4時間。 飲食店の皿洗いやスーパーの品出しなどを担う。
2年程前に求人雑誌等で必死に仕事を探したが、なしのつぶて。 面接に行っても採用されず、数カ月間みつからなかったことがきっかけ。 今恥取り暮らしで家にいるが、何もしないでいると社会からの疎外感を感じ、体が衰える不安もあった。
アプリの某運営会社が提供するのは飲食店などの雇い主と働く人を繋げるマッチングサービス。 (中略)
女性は、体調や都合に合わせて、黙々と手を動かす仕事を中心に選んでいる。 毎回異なるしょくばに初対面の雇い主。 ストレスは少ないが、たまに6,7時間働くと、疲れで「よろよろ」になって帰る日もある。 バイトでの月10万円程度の収入は、生活費や猫の餌代に。 「年金だけでは生活していけないですよ。」 より良い条件の仕事を見つけるため、他のマッチングサービスにも登録したいと話す。 同社によると、今年3月時点で65歳以上の登録者数は約5,1
万人と、1年間で2,1倍に増えた。
(以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
ここで、原左都子自身の「職業経験」を振り返ってみよう。
やはり「医学専門職」こそが主軸となる我が職業経験だったが。 婚姻後の理化学研究所等からのアルバイト採用も含めて、20年程の年月それで生計を立ててきたと言えよう。
独身最終時期に、公立高校にて「高校教諭」も経験している。
これに関しては、私学から依頼があった「非常勤講師」時代も含めると7年間それに携わったことになる。
ついでに言うと、郷里の医学部学生時代に夏季休暇中のアルバイトとしてウエイトレス経験もある。 これは、1年と2年時の夏季休暇中のみのため短期間経験だったが、当時はまさに若気の至りで実に楽しかったものだ!
あるいは 2度目の大学生時代の食い扶ちとして、夜間や休日に短時間で高給が稼げる「ラウンジコンパニオン」や「パーティコンパニオン」も頑張った。
サービス業であるこの職種により私は学ぶべきものが大いにあり、お陰で一人間としての成長が叶ったと評価する。 この経験無くして、我が現在の人格の程が築けなかったと自負している。 だからこそ、高らかにその経歴を語る人生だ!
まだあるぞ。
郷里の医学部生時代の「家庭教師」。 これなども近所での評判が高く、「我が家の子どももお願いしたい!」なる保護者からの希望が絶えなったものだ。 私が卒業した高校に子供を入れたい、との保護者の要望に添えた事を思い起す。
高齢域に達している現在、時折、何でもいいから仕事がしたい!、なる要望が我が老体から湧き出て来ることがある。
それを、60代間近い時期に2度実行に移したりもした。
現在の住居地である自治体の教育委員会が募集していた「不登校指導者」とやらに応募して書類審査に合格し、当該教育員会へ面接に出向いた経験があるのだが。
その面接時に、「私は、不登校肯定者です! その観点から是非生徒指導をしたい!」なる我が意思を高らかに述べたところ、2度とも即刻不採用となった… (本エッセイ集バックナンバーにて、公開済みです。)
教育委員会の旧態依然とした教育方針に愕然としたのみで終わった就活(終活)だったなあ。
それにしても、冒頭に紹介したマッチングアプリでスキマバイトを現役でやっているとの高齢女性が、本気で羨ましい限りだ。
今後機会があれば、原左都子もそのマッチングアプリ・スキマバイトに登録してみたいなあ!
(上記の如く 職業経験が豊富な人材ですので、お役に立てるかも!?!?)