総務省の家計消費支出によると、2人以上の標準世帯でおコメに対する支出が、パンに対する支出を下回ったようだ。
おコメの支出は2万7780円に対して、パンは2万8368円で、前年比おコメは4.1％減、パンは0.2％増の結果での逆転。
パンが大きく増えた結果ではなく、おコメの消費が減ったためだ。
私が入社した85年には、パンは2万3千円だったのに対して、おコメは7万5千円なので、パンが特別増えたわけではなく、おコメが1/3に激減している。
我が身に振り返ってもなんとなく実感できる。
子どもの頃は、ご飯は“おかわり”するのが当たり前で、茶碗3～4杯は当たり前だった。
社会人になったからも、寮などでは、ご飯はおかわりこそしないものの“大盛”にはしていた。
いまだに大盛から抜け出せないでいるが、50歳を超えた今でもおかずによっては大盛にしているが、その頻度は随分減った。
今回の家計消費支出とピッタリ符合する。
この家計消費支出のデータを見る限り、私に限らず世の中全体の食が細くなっているようだ。
何杯もご飯をおかわりする子どもが減り、年寄りばかりの高齢化社会では当然の結果かも。
プロ野球では、西武ライオンズの"おかわり君"が有名ですが、最近はどんぶり飯をおかわりするのは、相撲などのスポーツ選手ぐらいしかいないのかも。
こんなんで元気でるのかねぇ。