約1時間乗っている電車は時間帯にもよるが、中目黒発の日比谷線ほどではないが、意外と空いている。
小田急や東西線に比べると、新聞・本は十分読める。
ということで、久しぶりに電車内で本を読み始めた(前は乗車時間が20分弱だったのでほとんど読む時間なし)。
昨日は久しぶりに昔読んだイトーヨーカドーグループの鈴木敏文さんの本を読み返してみた。
鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2002-10 |
▶右肩上がりの一本調子の時代と違って、今は一年先に経済がどうなっているか神様しか分からない時代だ。
分からないのに先手を打つのは、"当たるも八卦”"バクチ”のようなものだ。
だから、我々は会社としての長期計画など立てたことがない。
5年前には、誰もこれほど日本の経済が変化するとは思っていなかった。
もし5年計画など立てて進めていたら、今は、もっと大変なことになっていただろう。
▶先のことを考えるのは大切だ。
しかし、今、必要なのは先手を打つことではなく、いつでも変化対応できる体質をつくっておくことだ。
我々も新しい商品や新しい事業など、常に新しいことに挑戦している。
それは先手を打とうとしているのではなくて、顧客の変化に遅れないように、変化と歩調を合わせているのだ。
いつでも変化対応できるようにするために何が重要かといえば、商売に余裕があることだ。
▶商売の余裕は、利益を出しているかどうかになる。
利益が出ていれば、売れない商品について本部の負担で一挙に排除し、品揃えを一新することも出来る。
すると、店に対するお客のロイヤリティ(信頼)が高まって、また利益が生まれる。
変化対応できる体質がより強まっていくという好循環に入っていくことが出来る。
逆に、商売に余裕がないと、無い袖は振れないとなり、悪循環に入ってしまう。
鈴木さんに関するものは、勝見さんの他に緒方さんも書かれているが、私のような頭の悪い人間が読んでもシンプルで解りやすい。
実践行動が大切で、その継続が変化へ対応できる体質ができてくるということのようだ。
これは仕事のみならず、スポーツや勉強などにも通ずるものがあるように思う。
先人の言葉に、
「人は思った通りにはならないが、やったとおりになる。それが今の自分たちだ」
という言葉がある。
最近、以前のようながむしゃらさが足りないと自分でも自覚しているだけに、読み返して良かったなと思ったかほぱぱでした。
さぁ~て、一丁頑張るかぁ。
でも周囲は相当迷惑な話だろうなw
でも、本を読んでて時々足元がふらついて周囲の方に迷惑をかけてしまうのは、電車の運転のせいなのか、はたまた歳のせいなのか。