ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

初夏の風物詩”梅の天日干し”

2019-07-26 18:49:14 | ニュース

7月26日(金曜日)

 梅雨が明ければ、夏の風物詩「梅の天日干し」が始まります。今年は梅雨明けが遅れ、例年より1週間ほど遅い本日から始まりました。 我が家の裏は梅農家。窓を開ければ、プ~ンと甘酸っぱい香りが漂って来ます。 桜の季節に花見に行くと同じ気分で、今年も梅の天日干しを見て来ました。これで10年連続の見学となりました。梅農家の庭には、天日干しの梅で埋め尽くされています。

和歌山南部の大規模梅農家であれば、専用ハウスで干しています。悲しいかな、小規模農家は外で干すしか有りません。昨日は梅雨明けでしたが、天気予報は京都府南部に大雨警報が発令されました。従って、絶えず天気予報を注意せねばなりません。夕立ちでも来れば、その度に小屋の中に入れ、翌日また出してきて干します。 ここ城陽市青谷地区は、京都府下では最大の梅の産地です。観梅の季節には、多くのお客さんで賑わいます。天日干しが始まれば、毎年裏の梅農家に顔を出し、色々と教えてもらい知識は豊富になりました。1ヶ月塩漬けしたこの黄色の梅も、”三日三晩の天日干し”をすれば、赤い色したシワシワの梅に変身します。 気温が高い時間に梅を触れば、皮が箱にくっついて破れ、高く販売出来ません。天日干しの仕上がりの目安は、『耳たぶ』に触った感じで、生梅(塩漬けする前の梅)時の半分ほどの重さになれば干しあがりとなります。この天日干しにより、梅の薬効成分や保存性、そして風味も増します。干しあがった梅は、再びたるに戻し赤シソに漬け込みます。そして梅干しは秋に完成となります。夏は夕立が来るので、天気予報は絶えずチェツクし、農家の気苦労はたえません。

【梅の天日干しの工程】

1.塩漬けされた大きな樽から、梅をザルですくう。

2.軽く水洗いをしつつも、均等にザルに並べていく。

3.ザルを重ねていきますが、上下のザルは梅に当たらないような構造になっている。

4.ザルを並べ3~4日間『天日干し』にする。(俗に夏期の天気の良い日で、”三日三晩の天日干し”と言われている)

・この天日干しにより、梅の薬効成分や保存性、そして風味までもがUPする。『梅干』と言う名前なので、天日干しをした梅だけが本物の『梅干』なのだ。

・長い時間干せばいいと言うものでもない。天日干しは干し過ぎてもダメ!! 気温や晴れ具合によるので、その見極めはやはり長年の経験がものを言う。

・2日程たったら梅を裏返し、まんべんなく日光を当てる。


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