ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

抱腹絶倒の”きいやま商店”ライブを楽しむ

2013-04-20 16:30:15 | 音楽

4月19日(金曜日)
先日沖縄那覇市の民謡居酒屋、 「ゆらてぃく」の店長上田さんからメールが来た。「ゆみちゃん今度”きいやま商店”が19日に京都でライブするので、時間があれば是非聞きに行ってやって下さい。楽しいグループですよ」
きいやま商店と聞けば、知らない人は雑貨屋さんか?と思うかも知れない。昨年の5月に豊中市・服部緑地野外音楽堂で行われた第1回『ハイサイ!琉球まつり!』で、1度彼等の歌を聞いたことがある。その時の光景は、今でも鮮明に脳裏に焼きついている。三人とも帽子をかぶり、白いカッターシャツに黒いネクタイを締め半ズボン姿。一緒に見ていたレキオファンの”くぎみん”さんも、彼等の歌が始まればハンカチをフリフリ踊っていた。「くぎみん、きいやま商店のライブに行ったことがあるの?」と聞けば、「何度か行きましたよ」の返事が返って来た。若い娘を惹き付ける、ライブパフォーマンスは確かにあった。
1度じっくり聞きたいと思っていた所に舞い込んで来たライブ情報だ。行くしかないでしょう。
ローソンで前売りチケットを買えば500円の割引だが、買うのは止めた。当日券で、少しでも協力するもの悪くない。
会場の「FANJ(ファンジェイ)」は地下鉄の終点「国際会議場」を出て、北山通りと白川通りの交わった交差点のそばにある。電車では烏丸御池までしか乗ったことは無い。初めての所なので、早めに家を出た。電車の乗り継ぎがスムースに出来て、1時間少々で5時45分には会場に着いた。ライブハウスは地下に有り、下りていくと、「ゆみちゃん」の声が。「私誰か分かりますか?」「分かるよ」と言ったまでは良かったが、名前が出てこない。「一文字言って!」「多良で~す」。彼女は手に沢山の品物を抱えている。「きいやま商店のグッズを買いました」
話を聞けば、昨年の5月に私と同じく、服部緑地野外音楽堂で初めて彼等を見たそうだが、その後が独身貴族だ。広島まで追っかけをしたとのこと。
開場は6時半なので、待ち時間はたっぷり有り過ぎる。ここには食べ物は販売していない。近くでお茶でもしますか。直ぐ近くに喫茶店があったが、6時閉店の札がぶら下がっている。どこかないかな~と歩いているとまたまた「ゆみちゃん!」の声が。呼べば応える「有希ちゃん!」。こんな所で会うとは予想外のようだ。「きいやま商店に来たの?」「そうだよ」。挨拶もそこそこに有希ちゃんは、「おしっこしたい・・」。お漏らししては大変だ。「そこのファミレスに入りましょうか」と三人で入った。多良ちゃんは飲み物を決めたが、ライブの入場が整理番号順に入るを知り、飲むことなく席を立った。有希ちゃんはスッキリした顔で着席した。携帯のメールを見ながら「今、るみ子さんはインド料理の店にいるんだって」。るみ子さんが今夜のライブチケットの前売りを持っていて、もらわねばややこしくなるとのことで受け取りに行った。有希ちゃんは野菜チャンポンをリクエストして出ていったが、さて私は何を飲むかメニューを見た。焼酎を飲みたいのだが、ビールと角ハイボールしかない。角ハイボールに決定。しばらくすると、汗をかきながら有希ちゃんが帰って来た。早足で走ったようで”ふぅふぅ”と発している。座ると同時に野菜チャンポンが運ばれて来た。水を飲み、美味しそうに野菜チャンポンを有希ちゃんは食べる。腹を空かせた子羊は、一気に食べてしまった。
会場に入ると、知り合いに会うは会うは。美和ちゃん、亜紀ちゃん、リマちゃん、柿ちゃん、齊木さん、上田パパ、ママ、マダム、豊里さん、ハタァ、ふみふみ、勝ちゃんファミリー。手には泡盛の水割りを2杯抱えて、真ん中辺りに座る。勝ちゃんファミリーのお子さんは、よく出来ている。私に挨拶をし、その後、母親の手を引いて再度やって来て、今度はママさんとご挨拶を交わす。美和ちゃんの飲み物は日本酒だが、おつまみが無い。「おつまみを買ってくるねと」外へ買いに出た。ピリカラのワサビに効いた菓子を頂戴した。それをあてに、チビリチビリと飲む。
ライブ開始に先立ち係りの方が場内を回り、「ライブの撮影は禁止です」と告げた。写す楽しみが一つ消滅してしまった。

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場内が真っ暗になり、幻想的は音楽が流れライブは始まった。スポットライトを浴び三人が登場だ。なかなかの演出だ。
「きいやま商店」のグループ名は、石垣島で、おばあちゃんのやっている雑貨屋さんの名前をそのまま付けたものだ。

きいやま商店のメンバーを紹介しましょう。
三人とも石垣島出身で、苗字は三人同じ崎枝だ。親同士が兄弟で、長男の長男が
崎枝亮作(さきえだりょうさく)愛称は「リョーサ」 1975年12月8日生まれ
次男の長男が
崎枝大樹(さきえだひろき)愛称は「だいちゃん」 1976年1月3日生まれ
この二人は同級生になる。
長男の次男が
崎枝将人(さきえだまさと)愛称は「マスト」 1977年3月10日生まれ
ライブが始まればここはどこ?吉本お笑い劇場か?
先月石垣島に新空港が開港し、ビギンと一緒にPRソングを歌っている。ユニット名が「ビギやま商店」とは笑わかせてくれる。 お帰り南ぬ島はいい歌だ。
次男は特技を持っている。パントマイムよろしく、動き一つで笑いが取れる。
一世を風びした、吉本のあるある探検隊の「レギュラー」松本君を思い出す。
このグループの良さは、3人とも単独でライブが出来る強みがある。どなたも歌はもちろんギター、三線も弾ける。動きもコミカルに演じて、観ている者を飽きさせない。三人揃えば怖いのも無し。怖いのは次男の水虫くらいなもんだ。三人とも島ぞうりが正装で、次男の右足には包帯が巻かれている。よっぽど水虫が暴れているのだろう。水虫ネタで30分は持ちそうだ。
一部と二部があり、二部は8時25分から始まった。衣装が今度は黒尽くめだ。彼等のライブは見せる即ち”魅せる”に徹している。
質問コーナーでは、「鳥取から来た方?」の声に「は~い!」と手を上げてやった。「鳥取のどこからですか?」「ハワイ!」
沖縄の彼等にとっては、”ハワイ”はアメリカのハワイしか頭に浮かばない無いようだ。これでは笑ってもらえない。
関西人であれば、漫才でも出てくる鳥取県の羽合なので、大抵の方は知っている。「きいやま商店」は京都では、2年ぶりのライブとのこと。当時はお客さんは数えるほどしか入っていなかったそうだが、今夜は200人近いお客さんだ。お客さんの大半は大阪からのお客さんが占めていた。曲名はほとんど聞き取れなかったが、 土曜日のソバ は聞き取れた。 
1時間半のライブは、どなたも腹を抱えて笑いまくりの連続だった。「笑うな!」と言われてガマンをすれば、死ぬほど苦しいことだろう。歌よりも、コントの方が多く占めた今夜のライブ。最後の方の曲になれば、お客さん総立ちで、手にタオルを持ちグルグル振り回す。ジャンプをしながら振り回すので、震度3の地震かと思うくらい建屋が揺れる。ファイターズの稲葉が打席に立つと、応援の皆さんがジャンプし球場が揺れると聞いたが、まさにこれだ。隣りの席では美和ちゃんとリマちゃんが、ず~っと立ちノリノリで踊っている。フロアで踊りたい心境だろう。
今夜のライブは、笑い過ぎて涙を出しても、歌を聞いて涙を流すようなライブではない。バラード好きにとっては、少し不満があるかも。今夜が初めての、マダムも美和ちゃんも皆笑顔で満足のご様子。

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ライブが終わった後は、リマちゃん、齊木さん、吉野君の四人で、久しぶりに祇園の沖縄料理の店「新右衛門」で親睦を深めた。

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今夜は角ハイボール、泡盛水割り、焼酎、日本酒とチャンポンで飲んだので、すっかり酔いが回ってしまった。家に帰り、パソコンに触るも途中で思考停止になり、気が付けば朝を迎えていた。パソコンの前に行けば、菓子の粉が一面に散っている。菓子はライブ会場で、リマちゃんから一つもらったのは覚えているが、袋を開いた記憶は残っていない。
きいやま商店を知らない方、笑いたい方は、一見の価値がありますよ。機会があれば是非一度足を運んでみてください。満足を保証しましょう。

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