12月26日(月曜日)
この時期、町を歩いていれば右を見ても左を見ても、サザンカが目に付く。
花の色も赤、白、桃色と各種ある。国内には約300種類あるそうだ。
小学生のころ童謡の 「たきび」 を冬になれば歌っていたが、歌に出てくるサザンカがどの花か知らなかった。
大人になっても、これがサザンカでこれがツバキと教えてくれる人がいなければ、間違えても不思議でない。
区別に自信のない方は覚えてね。
花に詳しい方は葉を見れば区別出来るが、サザンカもツバキも見た目は同じようなもの。そばに行き、花弁がバラバラと落ちていればサザンカである。一輪ボトッと落ちていれば、これはツバキだ。
「さざんか」の歌に出てくる”しもやけ おててが もうかゆい♪”は、私にとっては自分の心情を歌詞にしてもらったようなもの。
かゆい間はいいが、これがやがて水ぶくれになり、最後はズル剥けになる。しかも両手の甲がほとんど全部ですよ。
薬を塗り包帯を巻くが、冬の間は治ることはない。3月になれば治って来る。それこそ春が待ち遠しいのなんのって。「春よこ~い早くこ~い♪」
記憶にあるのは、小学生の間だけだったので、6年間はシモヤケに悩まされた。
何と言っても包帯を交換するときの痛さは、半世紀経とうが覚えている。ガーゼと皮膚がくっつき、剥がすときは、”痛い!”の声を思わずあげる。
この年であれば痛い!に”あ”をつけるのだが・・。
【豆 知 識】
・一般名:サザンカ (山茶花)
・学名:Camellia sasanqua
・別名:イワハナビ(岩花火)、ヒメツバキ(姫椿)、ヤブサザンカ(藪山茶花)
・科属名:ツバキ科ツバキ属
・原産国:日本
・樹高:50~1200cm
・開花期:10月~翌年2月
・花色:桃 ・赤 ・白
・花径:5~7cm
【参 考】
「たきび」
作詞 巽聖歌 作曲 渡辺茂
1.かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
きたかぜぴいぷう ふいている
2.♪さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
しもやけ おててが もうかゆい
3.こがらし こがらし さむいみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
そうだん しながら あるいてく
今も人々に愛唱されている「たきび」のうた。この童謡の作詩者、巽聖歌(たつみせいか 本名 野村七蔵、1905~1973)は、岩手県に生まれ、北原白秋に師事した詩人で、多くの優れた児童詩を残した。聖歌は、この詩が作られた昭和5、6年頃から約13年の間、萬昌院のすぐ近く、現在の上高田4丁目(東京都中野区上高田)に家を借りて住んでいた。朝な夕なにこのあたりを散歩しながら、「たきび」のうたの詩情をわかせたといわれている。
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