昨日はグーチョキパーが出来なく、どうなることやらと案じていたが今朝は、あら不思議グー、チョキ、パーが出来た~。朝食は早速スプーンから箸に変更だ。
しばらくハンドルを握れないと覚悟をしていたが運転出来るかと試したくなるのが人情である。午後1時前に車に乗り京田辺へ向けて走ってみた。運転に支障はなさそうなので京田 辺のスーパーへ車を置いて電車で友人の蕎麦屋「乃田」へ久しぶりに行くことにした。
店に入るとまずビールだ。車できていないから安心して飲むことが出来る。
蕎麦はいつもトロロ蕎麦を頼むが今日は蕎麦の味と香りを楽しむために何もない盛り蕎麦を注文した。蕎麦が出来るまで店内に置いてある雑誌 「枚方Walker」「関西の蕎麦101軒」をめくれば彼の店「乃田」が記載されていた。
まだ創業3年であるが雑誌に取り上げてもらえるとはたいしたものだ。10割蕎麦がこの店のキャッチフレーズだ。彼は元 設計者なのでこだわりは人一倍である。
この店に修行に来ていた青年が打った蕎麦はお客さんには決して出すことはなかった。
また当日残った蕎麦は廃却してしまうので冷蔵庫に保管し明日使えばと言えば「一晩おけば腐った香りになってしまう」の一言である。
京都の蕎麦屋で人気のある「虚無蕎望なかじん」は半日熟成させているので彼に言わせれば腐った香りのするようなものは、そばではないと切り捨てる。
今日食べた蕎麦はいつもより色が茶色がかかっていたのでその訳けを聞いた。蕎麦の実の黒い殻を取れば緑がかった物と赤色がかった物が混在する。一般的によく見かける茶色の蕎麦はこの黒い殻を取らずに挽いたものである。要するに手間を省いたものだ。緑色に見えるものは混在している赤色の実を丁寧に取り除いているそうであるが産地により出来不出来があり緑色が多い実はできが良いそうである。
また実の大きさも3.何ミリから5.何ミリのものがあるそうだが彼の店は4,4ミリのものを使用していた。そばの実が一定でなければ臼で挽いたとき粉が均一にならないので具合が悪いとのことであった。
10割蕎麦の勝負は釜にそばを入れてから揚げるまでの10数秒で決まる。長すぎればブチブチにそばが切れてしまう。繋ぎをいれればこんなことはないから10割蕎麦は敬遠されているのであろう。それだけ10割蕎麦は値打ちがあると言うことである。
話を聞けば聞くほど奥が深い。今日は美味しい盛り蕎麦をいただき蕎麦湯を飲んで満足の一日であった。
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このお店交野のどこにあるのですか?
お蕎麦にもこだわりがあるみたいだし、
大きな木をそのまま使ったテーブルとかがとてもオシャレですね。
パワーショベルのキャブを設計していた野田君を覚えていますか?