4月8日(木曜日)
今日は雲ひとつ無い絶好の花見日和だ。桜とほぼ同時期に咲く花に、ミツバツツジがある。そうだ、山城町の 「神童寺」 へ、ミツバツツジを見に行こう。「神童寺」には車で30分もあれば行ける。広い道から脇にそれて、3キロほどの緩やかな坂道を登っていく。途中の山背には茶畑があちこちあり、それを眺めていれば、「神童寺はこれより1.1km」の標識が立っていた。
標識のそばの桜は満開だ。この辺りは、”日本の田舎”の代表のような景色だ。
ほどなく「神童寺」に着いた。昨年に続き2度目だ。寺には駐車場が無く、路上駐車しなければならない。とにかく道が狭いので往生する。寺から100メートルほど離れた所に、駐車しても離合出来る場所がありそこに置いた。
山門をくぐれば、ひと際鮮やかな紅紫色のミツバツツジが目に入る。
境内の桜も今が満開で、ミツバツツジと桜の競演だ。
しばし境内を散策をした。国の重要文化財に指定されている仏像を見るには拝観料が400円いるが、ミツバツツジを見るだけなので無料だ。近寄って観賞すると雄しべが10本ある。
正確に言えばミツバツツジの雄しべは5本であることが大きな特徴で、この寺に咲いているものは本家のミツバツツジと違う。
しかし、ミツバツツジは近縁のミツバツツジ類の総称でもあるので、ややこしい話は抜きにしましょう。
皆さんも山道をドライブしているときツツジを見つけたならば、雄しべが何本あるか数えてみてはいかがでしょうか。圧倒的に雄しべが10本のツツジが多いので、5本の雄しべを見つけたならば感激することだろう。ミツバツツジは”つぼみ”の時は空を向いて立っている。
元気がいいぞ!
花が咲くと横を向く。上を向いて咲くと、雨がふれば花の筒に水がたまり虫が困る。花が散れば枝先に葉が3個ずつ出てくる。このことからミツバツツジの名前が付いた。
「ゆみちゃん今日も徘徊してるぅ」そんな目で見ている貴女の顔が目に浮かぶ。
【参 考】
1.(真言宗智山派)北吉野山「神童寺」
◆木津川市山城町神童子不晴谷112
◆9時~16時◆境内無料、本堂・宝物殿400円
電話0774-86-2161
推古天皇4年(596)創建で、開基は聖徳太子。 境内には行者の滝、鐘楼などもある。
応永13年(1406)建立の本堂(蔵王堂)や、収蔵庫に祀られている多数の仏像や伎楽面(きがくめん)は、国の重要文化財に指定されている。
2.ミツバツツジ
・躑躅(つつじ)科。
・学名 Rhododendron dilatatum(三葉躑躅)
Rhododendron : ツツジ属
dilatatum : 拡張した、拡大した
Rhododendron(ロードデンドロン)は、ギリシャ語の「rhodon(バラ)+ dendron(樹木)」が語源。
・開花時期は、3月中旬~ 4月中旬頃。(3月中旬頃から咲き出すものと4月5日頃から咲き出すものがある)。
・山地に生える。
・枝先に3枚葉を出すのが名の由来。
・葉を出す前に鮮やかなピンク色の花をたくさん咲かせる。
・いろいろ種類があるが、代表種の「三葉躑躅」はおしべが5本あり、「東国(とうごく)三葉躑躅」、「大山(だいせん)三葉躑躅」、「小葉(こばの)三葉躑躅」、「西国(さいごく)
三葉躑躅」、「南国(なんごく)三葉躑躅」は おしべが10本ある。
なんとうらやましい生活なんでしょ~
私がゆみちゃん様の年齢になったときに、
こんな生活が出来るとは思えないので、
ただただ、うらやましいです。
今からたくさん画像で楽しませてもらいます^^
おはようございます。
家の用事がなければ、心身の健康のため徘徊しているんです。
好奇心はいつまでも持ち続けたいものですね。