どこまで続くアリ地獄

５月２日（土曜日）
競馬中継が済み、さあ今夜は楽しみの阪神ー巨人戦だ。６時１５分前にテレビの前に座り、応援の体勢を整えた。するとテレビから「藤川が打たれ・・・」と流れてきた。なぬっデーゲームだったのか・・・・。
いつもはテレビ番組欄のチェックは怠らないのだが、競馬の予想に夢中になり新聞を読んでいなかった。試合経過は阪神が２点先行し、巨人が５対２と逆点。阪神が後半５対５の同点に追いつき、同点にもかかわらず９回表から守護神の藤川をマウンドに送った。いま巨人で乗りに乗っている二十歳の若武者坂本に対し、自慢のストレートを打って見ろとばかりにど真ん中に投げた。
ストレートに的を絞っていたからたまらない。一、二、の三とバットを振ると、ドンピシャでレフトスタンドへホームラン。球場は、あぁあぁとため息に包まれていたことだろう。
現在の藤川には４年前の伸びのある、火の玉のストレートは持ち合わせていない。昨年の中日とのクライマックスシリーズでも同じようなシーンを演じた。藤川が打たれ負けたのであればしょうがないと監督も思っている。ぼちぼち藤川も全盛期のストレートでないことを自覚してくれねば困る。藤川も坂本を”ハタチの、この若僧め”となめたことは間違いない。猛省を促したい。なめたらあかんぜよ。結局５対６で阪神の負け。これで対巨人戦は昨年から屈辱の通算１０連敗となった。
幸か不幸かテレビ中継を見ないで良かった。見ていれば”くそっくそっ糞”と一晩中うめいていたことだろう。明日のスポーツ新聞は、阪神が負けたので一面記事は競馬”春の天皇賞”。
明日の昼の部は競馬で天皇賞（３時４０分発走）で大穴をゲットしウッシッシ。夜の部はようやく巨人戦１０連敗のあり地獄から脱出し、乾杯！と美酒を飲む。
こんなストーリーでどうでしょうか。無理？そこまで言われると、意地でもどちらかの女神に来てもらいましょう。