8月9日(木曜日)
冷気で目が覚めた。窓を全開して寝ているが、昨夜はとても涼しく、むしろ寒いくらいだった。時計を見れば6時だ。
お盆が近いので、花ハスの摘み取りを見学するにはもってこいの時間だ。城陽市は花ハス栽培では府下一の面積を誇り、奈島地区、観音堂地区、富野地区、寺田地区で栽培されている。栽培農家は20軒に満たないくらいで、そんなに多くは無い。今年は見学をしたことの無い寺田地区と観音堂地区へ行った。
ここ数年花ハス摘み取りの見学に行っているので、皆さんが知らないことを見聞きして少しは賢くなっている。
1.花ハスは朝日を浴びると温まり鮮度が落ちるので、収穫は早ければ早いほどが良い。早朝4時過ぎから摘み取りを始めている。
収穫した花は冷蔵し、夕方に大阪鶴見花き地方卸市場 へ運びセリにかかる。
2.1本の花ハスの長さは80センチ以上なければ売り物にならない(ホームセンターで花ハスの値段を見たが1本398円していた)。
3.花が散れば花托としてお盆の供花として売れる(一昨年は1本150円していた)。
ハスの葉には夜露がたまり朝日を浴びてきらりと光る。
田んぼへの中から、バシャバシャと音がする。花ハスを摘み取っているのだが、ハスの高さが人の背よりも高いので見えない。
手に数本摘み取ったハスを握っているので、花が上下していて居場所がかろうじて分かる。花ハスは花が開いてしまえば商品にならない。こんなツボミを収穫する。
田んぼにより人間が丸見えの畑もある。
摘み取った花ハスは、あぜ道に仮り置きしてある。
鮮度が落ちないようハスの葉で花ハスを覆っている。
どこの田んぼもお盆が近いので、沢山の方が花ハスの摘み取りに精を出している。いつも見学していた奈島地区では、お嬢さんが田んぼに長靴で入って泥まみれの姿を目にしたが、ここはおっさんばかりで色気が無い。摘み取った花ハスは、軽トラックの荷台に綺麗に並べてある。
沢山のほぼ同じ大きさの赤紫のツボミが並ぶと、和菓子のようにも見える。
「花ハス」はお盆の供花なので、お盆までに出荷せねばゼニにならない。後数日が勝負だ。
早朝の清々しい空気を吸い、ハスの花に癒され気持ちの良い一日のスタートがきれた。
明日は「双頭蓮の開花写真に撮ってきて」と、沖縄在住のtakoさんに頼まれているので、寝不足承知で行かねばならない。
ナデシコジャパンの試合を5時ごろまで見ているので、起きれるかどうか心配だ。
【蓮華(れんげ)】
一般的に、仏教では泥の中から、清浄な花を咲かせるところに着目して、悟りの境地が開けていくプロセスを象徴する植物とされてきた。
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