「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

夏の岐阜旅行~念願の鵜飼見物・3~

2012-09-17 23:31:29 | 旅行とお出かけのこと
雑貨屋さんをじっくり見すぎて、かなりいい時間に。
ちょっとだけ慌てて、鵜飼の乗船場へと向かいます。

17時45分、鵜匠さんによる、鵜飼の説明。

途中からは本物の鵜を使って説明。こんな風に手縄をかけます、という風に実際にやってみせてくれます。
手縄(たなわ)を首にかけるのは、飲み込んだ魚をその縄のところでストップさせるためなんですけど、ギチギチに締めるんじゃなくてちょっと余裕をもたせてかけるらしい。だから「小さい魚は鵜がそのまま食べることができる」そうです。へえ~。
実際に鮎?を飲ませるところもやってくれました。川の中でも鵜は鮎を頭から丸のみして…、だから「鵜呑みにする」という言葉が生まれたのだとか。へえ~。へえ~。
あと、鵜はペリカンの仲間だそうです。
あの真っ白で、なんかくちばしもすごいことになってるペリカンを思い出して「え??」と思ったけど、鵜ののどのとこって、すーごく、伸びるそうです。見本の鮎も「おっきいなあ」と思ったけど、それが7匹くらい入るんだって…。なるほど、ペリカンの仲間というのも納得かも…。
それ以外にもざらっと、色んなことについて説明がありましたが、時々鳴き声をあげたり、羽をばたばたさせる鵜が気になって気になって…!全部はとても覚えてません!途中でお弁当も来たしね!

いよいよ乗船時間。

屋形船がいっぱい。乗船券に書いてある名前と同じ船を探し、乗り込みます。
この日は平日だったにも関わらず、全船出てたらしい。
着物の人は旅館とかの人だろうけど(うちらはお弁当持ち込みのプランだけど、ホテルや旅館の鵜飼パックで申し込むとそこのお食事がつくらしい。そのサービスをする人、ですね)、浴衣の人はお客さん…だったのかな?やっぱいいなあ、浴衣…。あー!浴衣着たかった…!今夏も着れなかった…!!

せっかくなのでギリギリまで写真とか撮るうちら。

長良川が夕日で染まる。
そうそう、ちらちらとですが海外からの観光の方も見かけました。鵜飼って相当「雅」って感じやもんねえ…!是非感想を聞いてみたいものです。
チャップリンも愛した鵜飼、ですからね!

ようやく乗船。同時に出発です。(お待たせしてスミマセン!いやでも出航時刻よりかは前にちゃんと乗ったよ!?)
鵜飼を見るための屋形船、鵜飼観覧船。船頭さんが櫂を使ってゆったり川を上っていきます。

空がどんどん染まっていく…。

当たり前ですが川の上なので、風が涼しくてすごく気持ちいい…。
ゆったり流れる長良川を、ゆったり登っていく。
水面とほぼ同じ高さから川を見てると、なんか不思議な気分になった。
…前に「船」に乗ったのは鹿児島の、フェリーだもんね。海面はずっと下にあった。そういやイルカ見ようと躍起になってたね…(……)。

ふと見ると、川の底が見える。…ていうか、ここ、浅い!すごく浅い!
普通に立ったら膝まで行くか行かないかってくらいなんじゃないかと思うくらい…すぐそこに川底が!
そんなんでゆっくり進むものだから、乗り合わせたお客さんと冗談で「歩いた方が早いくらいですね」とか笑い合ってた。
でも、だからこそ…すごいなんか優雅な気分っていうか!穏やかな船の揺れも、すんごく気持ちよかった…。

しばらく登ったところで、他のモーター船?にひっぱってもらって、さらに上流を目指します。

速い!そしてめちゃくちゃ風が気持ちいい!
日が沈むと、暗くなるのは早いなあ~。

上流の停泊ポイントで、お食事タイムです。
お弁当の注文は親友にお任せだったんですが、まあさすがというか…

開ける前からこんなにかわいくてどうしましょう…。

この、巻いてある紙、縦に長くてちゃんと上から下までつながった一枚の絵になってて…。
上が空。下が川で、山は金華山、そしてお城は岐阜城。それが貼り絵で描いてあるんですよー。あーもうかわいいな!捨てられないじゃないか!
お品書き?的なのも手書きでこんなにかわいいしね。

このお弁当は、仕出し専門のお店じゃなくて…元々ちょっとオシャレ系?な居酒屋さんが「仕出しも始めました」って感じでやってるのを親友が見つけたそうです。
…で、中身の写真がない、というね……。
すみません、私も今、頭を抱えてショックを受けてる最中です……。
いや、もうほんとにこれ食べる頃って周りが暗くなってて!上の写真撮るのもぶれまくって大変で!
で、中身のは、「あ、スマホのがまだまともに撮れるな」と思ってそっちで撮ってたのに…なんでか削除しちゃってた!ああああ!バカー!!すっごい、すっごいおいしかったから、めっちゃ語るつもりだったのにー!写真がなけりゃアピール力半減だよ…!

まあ私は覚えているのでいいか…(←最低だ)。
あのお品書きの通りにね、小さめのカップにひとつひとつ料理が入ってる感じだったんです。隙間にも枝豆とかカリカリに揚げた野菜とかも入ってて。(あ、写真、うっすら向かいの親友のんが見える…って遠いわァ!)
「岐阜と、飛騨牛と、鮎の弁当」という名前通り、鮎が二品、飛騨牛のが二品、地元の野菜をつかったものが二品、という感じだったんですが(季節で内容は変わるそうです)、もうね、これがすっごく!おいしかった!!特に「飛騨牛と枝豆」って書いてあるのん、飛騨牛のたたきに枝豆のソースがかかってるんですけど、もう、もう…!食べるのが本当に、本当にもったいないって思うくらいおいしかった!!多分親友がこのお店のお弁当に決めてくれたのって、うちの肉好きを考慮して、ってのもあったんだろうけど…めっちゃ感謝してしまった。親友もここまでとは思っていなかったらしく、食べながら同じようにすっごい感動してたしね!
あと彼女は鮎が実は好きではないんですが(鵜飼に来てるのにね!あと貴船の川床でも鮎の塩焼きはメイン扱いなのにね・笑)、鮎の二品もおいしく食べれたそうです。何か鮎独特の嫌な感じが(私にはわからない)全然しなかったって。すごいわ…!すっごい「当たり」!このお弁当!!野菜にかけてあった「郡上味噌」もすっごくおいしくて、他のご飯にかけてまで全部食べちゃったもんな~。あれも何かお肉的なものが入ってた気がするんだよねえ…。
開けた時は少なめかな?と思ってたんですが、ごはんもちょこちょこあるからか、かなりお腹一杯になりました。…まあ、おいしいねおいしいねって感動しまくって、噛み締めまくって食べてたからそのせいもあるのかも?w

相変わらず運転をまかせっぱなしの親友の前で一人で飲むのは遠慮したかったんですが、彼女がこれまたチューハイを1本用意してくれてて、そのまま持って帰るとまた重いってのもあるので、ありがたくいただくことにしまして。
船の上でお食事、しかもめちゃおいしい…という幸せ時間のためか、1本でかなり気分もフワフワ(うちも弱くなったもんだ!)。
フワフワしたまま、鵜飼が始まるのを待ちます…!

さあ…!
もう、すぐ、始まるよ…!

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