夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者75歳からの見直し提言、名称にこだわるよりも健康寿命の維持こそが肝要だ、72歳の私は微苦笑をして・・。

2017-01-06 14:52:48 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の72歳の身であるが、
今朝の7時過ぎ、ぼんやりとNHK総合テレビのニュースを視聴していたら、
『「高齢者の定義75歳以上に」老年学会提言』について報じていた・・。

私は聴きのがしたこともあると思い、この後、ネットで【NHK NEWS WEB】を見て、
確認したりした・・。
無断であるが転載させて頂く。

《・・「高齢者の定義75歳以上に」老年学会提言

超高齢社会を迎え、日本老年学会は現在65歳以上とされている「高齢者」の定義を75歳以上に引き上げたうえで、
それより若い人たちには、就労やボランティアなどの社会参加を促すべきだとする提言をまとめました。

日本老年学会は医療の進歩などで、健康的に生活できる期間が延びていることから、
現在65歳以上とされている「高齢者」の定義について、医師や大学教授などのグループで見直しを進めてきました。

そして、「高齢者」とする年齢を体力的な面などからも、75歳以上に引き上げるべきだとする国などへの提言をまとめ、
都内で発表しました。

提言では、そのうえで現在は「高齢者」とされている65歳から74歳までの人たちについては、
新たに「准高齢者」と位置づけ、健康な間は仕事を続けたり、経験を生かしてボランティアに参加するといった活動を後押しするなど、
活力のある社会をつくっていく必要性を強調しています。

その一方で、今回の提言を年金の支給年齢の引き上げなど、今の社会保障の枠組みに直接結びつけず、
慎重に議論するよう求めています。

日本老年学会のワーキンググループの座長を務める、大内尉義医師は
「この20年ほどで老化のスピードが遅くなり、今、高齢者と呼ばれる人は、生物学的に5歳から10歳ほど若返っていると見られる。
若い労働者が減るなか、現在、高齢者とされている人たちの意識を変えて、社会を支える側に回ってもらう必要があるのではないか」と話していました。
             

☆高齢者 法律上の定義はなし

総務省などによりますと、「高齢者」の年齢に法律上の定義はありません。

昭和31年に国連の報告書が当時の欧米の平均寿命などをもとに、65歳以上を「高齢」と表現したことを受けて、
日本でも事実上、65歳以上の人を「高齢者」と位置づけてきました。

当時(昭和31年)、日本人の平均寿命は、男性が63.59歳、女性が67.54歳でしたが、
その後、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、おととしは(平成27年)、男性が80.79歳、女性が87.05歳となりました。

また、介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、
平成25年の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳で、いずれも70歳を上回りました。

こうした中、去年、厚生労働省が行った意識調査で、
「自身について何歳から高齢者になると思うか」を尋ねたところ、
全体で最も多かったのが70歳以上という回答で41%、
次いで現在と同じ65歳以上が20%、75歳以上が16%などとなりました。

また、平成25年に内閣府が60歳以上の男女を対象に行った意識調査で、
「何歳ごろまで仕事をしたいか」を尋ねたところ、「働けるうちはいつまでも働きたい」という回答が30%と最も多く、
次いで「70歳くらいまで」が24%で、「65歳くらいまで」は21%でした。

意識調査では、65歳を超えて働きたいという人は合わせて66%となり、3人に2人の割合でした。

高齢者の健康と生活支援に詳しい、国立長寿医療研究センターの鳥羽研二理事長は
「海外では定年がない国もあり、高齢者の社会貢献の促進が進められているが、
日本はそうした施策が遅れている。

企業も高齢とされている人たちが、知識や技術を社会で生かせるよう、積極的に取り組んでいくことが期待される」と話していました。
             

☆街の人は・・・

日本老年学会が現在65歳以上とされている「高齢者」の定義を75歳以上に引き上げるべきと提言したことについて、
東京・銀座で聞きました。

教育関係の仕事をしている61歳の女性は
「まだまだ働けますし、いつまでも若くいたいので、高齢者と呼ばれるのは65歳より、
もう少しあとにしてほしい」と話しています。

横浜市に住む61歳の女性も「今でも席を譲られるのは少し抵抗があるので、
高齢者と呼ぶのは70歳くらいからにしてもらいたいです。
ただ今も年金での生活は苦しいので、支給年齢が引き上げられたりすると、困るなという気持ちもあります」と話していました。

一方、都内に住む76歳の男性は
「高齢者と呼ばれてもそれほど抵抗はありませんし、今までどおり、65歳以上のままでも構わないと思います」と話していました。

また去年退職したという川崎市の64歳の男性は
「仕事の内容しだいでは65歳を超えても働き続けられると思いますが、実際には体力的に衰えてしまいます。
高齢者と呼ばれても構わないので、無理をせずに早く休みたいというのが本音です」と話していました。

このほか、都内に住む40歳の会社員の女性は
「両親も高齢者と言われる世代ですが、まだまだ現役で仕事も運動もしているので、
『高齢』という言葉はそぐわないと思います。

そもそも体力などは、人それぞれなので、高齢者という言葉でひとくくりにすることに疑問を感じます」と話していました。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

私は72歳、家内は67歳になる身であるが、私たち夫婦は子供に恵まれずたった2人だけの家庭であり、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

そしてお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

そしてお互いに体力は衰えて、心持ちは溌剌としているが、
いつの日にか介護にお世話になる、と漠然としながらも思ったりする時もある。

もとより日本人の平均寿命は男性80歳、女性87歳と公表され、
健康寿命は男性71歳、女性74歳と明記されたりしている。

そして男性80歳、女性87歳時点で、半数が死亡し、 男性71歳、女性74歳時点で、
半数がやむなく介護を必要とする状態になる可能性が高い、と私は学んだりしてきた。

日本は、2015年に於いて、65歳以上の割合は、26・7%で、4人に1人が
高齢者となっている。

こうした中で、医療や介護などに要する社会保障費は、年々増加している。
やがて2025年には、団塊の世代(1947~49年生まれ)が、全員75歳以上になれば、
現役世代で支えられなくなる恐れがある。
             

現在は年金、医療、介護などの社会保障制度も、多少の難題がありながらも存続している。
                       
私たちが過ごしてきた昭和の時代は、日本の多くの人たちは一生懸命に働けば、年収も毎年増え、
そして家族で明日に希望が持て、実感できた総中流社会であった。
            
こうした中でバブルが終息し、そして平成元年(1989年)11月10日からベルリン市民に寄る『ベルリンの壁崩壊』した後、
やがてソ連が崩壊し、世界の諸国の政治はもとより、外交・軍事・経済、やがて社会が一変した。

そして世界の経済が自由主義経済の一色となり、やがて日本は失われた15年で、
主要各国や躍進してきた中国などに国際競争力に敗退し、かっての高度成長の総中流社会の再現は、
見果てぬ夢となった。
          
殆どの民間会社は、社員が一家を養(やしな)うだけの給与を支払う余裕もなく、低下してきた。
そして私は確か5年前の頃、働いて下さる現役世代の男性の民間会社に勤めている正社員の人たちが、
平成9年( 1997年〉の時点から、年収が横ばいと知り、無力な私は悲嘆した・・。

私は何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。
                                       

こうした中で、少子高齢化が増す社会となり、年金、医療、介護などの社会保障費は膨張し、
やむなく年金の削減、医療、介護の見直し改定が実施されてきた。

そして過酷な現実として、年金、医療、介護なとで、毎年一兆円が増加している。
       
更に昨今、国税庁による「民間給与実態統計調査」に寄れば、
1人あたりの年間平均給与は、継続的に下がり続け、
平成16年には438.8万円だったのが、平成26年には415.0万円と知ったりした。

ここ10数年は、民間会社は短期に成果が問われる時代の中、常時リストラともいわれたりして過酷な時代になり、
多くの会社は正社員は6割、契約社員、アルバイトなどは4割、と知り、深く憂いたりしてきた。

こうした状況が放置すれば、現役世代の諸兄諸姉からすれば、高齢者は過重負担する人たち、
と思いながら険悪し、粗末にする風潮も予測できるので、
私は働いて下さる諸兄諸姉に、ときおり感謝を重ねたりしている。


私たち高齢者は、年金は生活基盤であり、せめて出来ることは医療、介護の削減であり、
そして殆ど高齢者は長生きはしたいが、病気にはなりたくない、と念願している、と私は感じている。

日本人の平均寿命は男性80歳、女性87歳と公表され、健康寿命は男性71歳、女性74歳と明記されたりしている。
最大の問題は『健康寿命』と『平均寿命』で、男性9年、女性は13年であり、
この期間をそれぞれ御方が自助努力されて、短くできれば、医療、介護費は多大に削減できる。
             

そして働いて下さるの諸兄諸姉に於いても、親が溌剌としたセカンドライフに喜びを感じたり、
親介護で離職することも激減する。

或いは親、息子・娘、孫と三世代で、ときには安楽な家族の共有時間を共に過すことができる。

今回、高齢者75歳からの見直し提言を読み終わった後、このように私は感じたりした。
そして高齢者の名称にこだわるよりも、何よりも健康寿命の維持こそが肝要だ、
と思い重ねて微苦笑したりしている。

☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、無上の喜びです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村
人気ブログランキングへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デジカメの写真、年金生活の... | トップ | 七草粥の朝食の日、年金生活... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ささやかな古稀からの思い」カテゴリの最新記事