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定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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認知症の発生が急激に増える「魔の年代」とは?、こっそりと79歳の私は学び、驚嘆して・・。

2024-02-17 15:50:51 | 喜寿の頃からの思い

 

認知症の発生が急激に増える「魔の年代」とは? (1/1)| 介護ポストセブン

認知症の発生が急激に増える「魔の年代」とは? (1/1)| 介護ポストセブン

Q 認知症の発生が急激に増える「魔の年代」があります。次のうち、どの年代でしょう? a 60代前半から後半にかけて b 70代前半から後半にかけて c 80代前半から後半...

介護ポストセブン

 

Q 認知症の発生が急激に増える「魔の年代」があります。次のうち、どの年代でしょう?

a 60代前半から後半にかけて

b 70代前半から後半にかけて

c 80代前半から後半にかけて

認知症、ならないために:こぼれ話編 その3

認知症は高齢者の病気で、高齢になるほど発生数が増える——と考えられがちです。

しかし5歳きざみの年齢層別に認知症の有病率をみると、
ある年代で急増していることがわかりました。
それは60代前半から後半にかけて。

答えはaです。


認知症の有病率を年齢別に見ると、60〜64歳が0.189%、65〜69歳が2.9%です。
この間、実に15倍増! ということになります。

ちなみに70〜74歳は4.1%、75〜79歳は13.6%です。
80〜84歳では21.8%となって「約4人1人」に突入。
85〜89歳は41.4%と半数に近づき、90〜94歳で61%と半数を超えます。

有病率だけでみれば、60代の認知症患者は3%弱で少ないですが、
注目していただきたいのは、なぜこの年代に急増するかということです。

一番の理由として考えられるのは定年退職です。
会社や組織によって異なりますが、おおむね60〜65歳でしょう。

特に男性の場合、何10年も勤め上げた会社を離れ、
仕事仲間と顔を合わせることもなくなり、生活がガラッと変わります。



家で特にすることもなく、打ち込む趣味もなく、人づきあいも疎遠になり・・・、
家に閉じこもりがちになる人も少なくありません。
うつ症状に引き込まれる人も多いです。

家庭で明るい会話ができればいいのですが、
それも少ないと、「一日、誰ともしゃべらなかった」なんていうことになります。

身体を動かすのがおっくうになって運動不足にもなりがち。
こうなるとまさに「魔の年代」そのものです。

対策としては、仕事に代わる社会的活動、レジャー、ボランティアなどに関わることが一番です。
他者とのコミュニケーションが、脳の働きを活性化させるからです。
予防医学的な研究によれば、社会的活動に積極的な人ほど認知症になりにくいといわれています。

そして趣味をもち、打ち込みましょう。
写真を撮る、絵を描く、ガーデニング、観劇、スポーツ観戦、
工芸、裁縫など、趣味に打ち込むことで脳は活性化します。

ウォーキングやサイクリングなどのスポーツや旅行、
自然散策など、身体を動かすことも認知症予防にもなります。

今までできなかった勉強を始めるいい機会でもありますね。
リタイア後のプランを練っておくことが、ひとつの認知症対策といえるでしょう。



■監修■伊古田俊夫

いこた・としお 1949年生まれ。1975年北海道大学医学部卒。勤医協中央病院名誉院長。
脳科学の立場から認知症を研究する。
日本脳神経外科学会専門医、認知症サポート医として認知症予防、認知症の地域支援体制づくりに取り組んでいる。
著書に『40歳からの「認知症予防」入門』(講談社)など。

[伊古田先生からのメッセージ]→「認知症予防とは、認知症を『先送り』することです」
認知症を「予防する」ということは、「一生、認知症にならない」ということではありません。
認知症の原因は、今もわかっていないからです。

確かなことは、脳の老化だということ。
ですから認知症を100%予防することはできませんが、発症する年を「遅らせる」ことはできます。
いわば認知症の先送り。これが予防策をみなさんに広く知ってもらいたいと願う理由です。

文/佐藤恵菜 イラスト/みやしたゆみ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


私は2004年(平成16年)の秋、民間会社のある会社に35年近く勤めて定年退職した・・。

この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半は、リストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

こうした中で遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。

世の中の数多く60代の諸兄諸姉は、人生の苦楽を重ねた後、
何かと安堵しながら、身も心も溌剌と過ごせる人生の黄金時代と称せられるゴールデン・イヤーズの中、
知人、友人から何かと嬉しい、楽しげな便りを数多く受けたりしてきた・・。

そして私も年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。




2004年(平成16年)の秋、年金生活の当初は、
現役サラリーマン時代を思い浮かべると、解放感で高揚したりした・・。

そして独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。

何よりも朝の陽射し、昼下りのひととき、そして夕暮れ時に、
ゆっくりと時を過ごし、苦楽の激しかった現役時代を思いながら、微苦笑を重ねたりした。


私たち先輩、そして私たち同世代、少し若い団塊世代のサラリーマンの多くは、
もとより職務、そして家計の責務で、睡眠時間を削り奮戦してきた。

私も職責を果たす為に、私なりに奮闘して、平日は睡眠時間を削ることが多く、
休日のひとときに昼寝などをした補(おぎな)ってきた。

或いは若き40歳前後は、コンピュータ自社導入のシステム開発、運営業務などで、
徹夜も幾たびもして、今働くなくていつ働くょ、と自身を叱咤激励したりしてきた。

やがて最後の5年半はリストラ烈風の中、あえなく出向となったりし、
従来の都心勤務地より、遠方となり、朝の4時45分に起床して、帰宅できたのは午後9時前後が多く、
不馴れな物流センターで、自分の敵は自分だ、と奮(ふる)い立たせたりした。
          



やがて年金生活の当初は、朝布団(ふとん)の中で目覚めた後、
もう会社に行かなくてよいんだ、と安堵感に微睡(まどろみ)ながら微笑んだりした。

そして二度寝などを甘享したりすると、夢の中で職務上の成功体験の出来事より、失態した出来事が多く、
目覚めた後、独り苦笑したりしてきた。


やがて数年後は、サラリーマン時代の夢は激減し、
朝まどろむ時、夢と現(うつつ)の世界を往還するように、今日はどこを散策しょうか、
駅前の本屋に行き、あの本を買い求めようか、などを思い馳せたりしてきた。

或いは家内と国内旅行に行き、旅先のロビー、食事処で隣席して談笑した人たちを思い浮かび、
たとえ一期一会でも、人生の微笑みひとときを過ごせた、と走馬灯ように感じたりしてきた。


          

やがて70歳を過ぎた頃より、布団の中でまどろむ時間が多くなってきた・・。

まるで飛行機の機内に着席して、そして飛行機が滑走路を走り、やがて離陸し、
上空で安定飛行するまでのように、身をまかせて時間となっている。

過ぎし日の出来事とか、これからのささやかな願いの数々が、
夢と現(うつつ)の世界を彷徨(さまよ)うようなひとときが多くなっている。

そしてボンヤリとして正気には程遠く、
やがて起床してボンヤリとして煎茶を飲んだりした後、
正気になり微苦笑することが多くなっている・・。


このように朝のひととき、まどろむ時が多くなっている今、
貧富に関係なく、この世で最も贅沢なひととき、と私は微笑んだりしている・・。
 


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