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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときおり物忘れのある私、何かと教示してくれる本のひとつは『暮らしの年表 流行語』

2021-07-03 16:17:40 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに日常を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や17年目となっている。




過ぎし年の1970年〈昭和45年〉の春、
この当時は大手の音響・映像のメーカーに何とか中途入社でき、
音楽事業本部のある部署に配属されたのは、満25歳であった。

こうした中、まもなく音楽事業本部のあるひとつの大きなレーベルが、
外資の要請でレコード専門会社として独立し、
私はこの新設されたレコード会社に転籍させられたりした。

そして制作に直接かかわらないコンピュータを活用した情報畑を20年近く配属されたり、
経理畑、営業畑などで奮戦した。
                                   
こうした中で、1998年(平成10年)に中小業の多い音楽業界全体の売上げピークとなり、
この少し前の年から各社はリストラ烈風となり、やがて私も出向となり、
各レコード会社が委託している音楽商品のCD、DVDなどを扱う物流会社に勤めたりした。

そして遠方地に5年半ばかり通勤し、何とか2004年(平成16年)の秋に出向先で、
定年を迎えることができたので、敗残者のような七転八起のサラリーマン航路を過ごした。
             


こうした中で遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。
                          
そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。





こうした中で、年金生活を始めた当初より自主的に平素の買物専任者となり、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受しているのが、
殆ど午前中となっている。

しかしながら過ぎし昨年の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、
買い物は3日に一度となったりして、これ以来何かと重苦しい風潮の中、
私は戸惑いながら過ごしてる。


そして午後から深夜には、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

このような年金生活を過ごして17年生となっているが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけの家族なので、
特に何かしら世の中の時流から取り残されている、と私は思ったりする時もある。

こうした中で読書をしていると、あれぇ、この時代は確か・・、と思いめぐらしていると、
机の脇にある小さな本箱に置いてある本を開いたりしている。

               

神田文人・小林英夫の両氏に寄る編集『戦後史 1945~2005 年表』(小学館)であるが、

退職して1年を過ぎてまもない時2006年(平成18年)1月に、
たまたま本屋で見かけて買い求めて、ときおり開いたりしている本である。

私は高校生の時代から、歴史年表をこよなく魅了されて、読んだりしている。
古今東西、人々の営みを凝縮した出来事のひとつでも、その時代に思いを馳せ、
私なりに享受させられる習性がある。

或いは興味のある出来事を知り、喚起されて、
原因、関連を学ぶために、単行本・新書・文庫本も買い求めることもある。

この本は『政治・経済』、『世界』、『社会』、『文化・芸術』、『世相』の区分で、
それぞれの年の出来事を一覧できて、明晰に整然と表記されているので、
つたない私は、あの年にあのようなことがあったのだ、と恥ずかしながら学んだりすることもある。


或いはあの時代には、確かあのようなことが世の中で流行していたはずだ、
と思ったりすると、もう一冊の本を取りだしたりしている。

               

この本は、確か2011年(平成23年)6月に読売新聞の朝刊で講談社の出版広告に掲載され、

瞬時に魅せられて買い求めた本である。

そしてこの広告を切り抜いて、この本の中に入れてあるので、転記すれば、
《   この100年を日本人はどう暮らしてきたか

    『暮らしの年表/流行語 100年』
 身近な出来事を豊富に盛り込んだ年表と、
 時代を映す流行語の辞典を組み合わせたユニークな近・現代日本クロニクル。
 ヒットした商品・曲・本・映画のデータも充実!
   読んでも面白い! 永久保存版 》

                
この『暮らしの年表 流行語』は、この100年の日本の社会の出来事を主軸に、
日常生活のみじかな変貌した出来事を歴然と整理されているので、教示されることが多い。



私が小学4年生で劣等生で、下校時にトボトボと独りで帰路し、
少年漫画の月刊誌『少年画報』などを読みながら歩いたりすることが多かった。

こうした1955年(昭和30年)の出来事のひとつとして、
10月頃からは、ジェームス・ディーンが鮮烈にデビューした映画の《『エデンの東』の影響で、
若い女性がポニーテールが流行した》、
このようなことを私は初めて学んだりした。

私は何事も好奇心を失くしたら、この世は終わりだ、という信念の持ち主のひとりであるので、
昨今でも、若き女性がポニーテールの髪型に思わず好感してしまう私は、
この頃から日本では流行っていたのか、
と微笑みながら、私は多々学んだりすることの多い本でもある。

コメント
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