私は愛読している講談社の基幹サイトのひとつの【現代ビジネス 】に於いて、
一昨日の17日、【老後の不安が止まらない……予期せぬ出費が次々あなたに襲いかかる】と見出しされ、
副題として【70過ぎたら、おカネがどんどん出ていく【前編】】と明記されていたのを読んだりした。
、
やがて喚起させられて、『70過ぎたら、おカネがどんどん出ていく老後の不安を学び、私は溜息を重ね悲嘆し・・・。』
と題して投稿した・・。
今回、この続編の【70過ぎたら、おカネがどんどん出ていく【後編】】に於いて、
【老後に「削っていいカネ」「削ると後悔するカネ」・・
生保、薬代、贈答、葬儀代…】と題された記事がネット上で掲載された記事を読んだりした。
そして読み終わった後、人それぞれですねぇ、と微笑んだり、苦笑させられたりした。
この原文は『週刊現代』の2015年8月8日号に掲載された記事であり、
無断ながら記事を転載させて頂く。
《・・思いがけず積み上がってしまう70過ぎからの出費。
さらに今後は実質的な年金支給額引き下げの時代がやってくるなど、不安は尽きない。
一方で人生の最終盤 に何もかも節約、節約と切り詰めていては、あまりに味気ない。
いったい、どうすればよいのか。経験者たちの声に耳を傾けてみよう。
◎放置してしまいがちな生命保険料
東京・杉並区在住の佐藤道夫さん(78歳・仮名)は一昨年、
利用している複数のクレジットカードの利用明細表を並べて、支出を見直したという。
気付いたのは、「年会費」がやたらと多いことだ。
「デパート系のカードには、年会費数千円というのもありました。
妻も昔は都心のデパートに買い物に行っていたけれど、最近は近所のスーパーくらい。
私は私で、現役時代に格好をつけてゴールドだプラチナだとランクの高いカードを作っていましたが、
年会費だけで10万円以上かかるものもあった。
そこで不要なカードをどんどん解約して、使いでのあるものだけに整理したんです」
これだけで年間12万円ほどが削れたという。
また、多くの人が現役時代のまま放置してしまいがちなのが、生命保険料だ。
世田谷区在住の笹原洋二さん(70歳・仮名)は、
「子供も自立して自分で稼いでいるのだから、毎月生命保険料を払うのはもったいない」と考え生命保険を解約。
ついでだからと、妻が加入していた簡保も解約した。
「ところが、妻の簡保については大失敗。
子供が中学生だった40代のとき、1980年代末に掛けはじめたものだったんですが、
あとで聞いたら、これは世間で『お宝保険』と呼ばれていて、
解約したのは大損だったというんです」(笹原さん)
「お宝保険」とは、現在ではありえないような高い利率が設定された、
貯蓄性の高い終身保険のことだ。
月々の支払いが安いうえに、契約を続けていれば払い込んだ金額を上回る利益が得られることもある。
実際、笹原さんの妻が加入していた簡保は、60歳での払込期間終了後、
5年おきに4回、一時金が入る特約がついたもの。
保険金額1000万円の場合なら、1回に200万円ずつが手に入る。
掛け金は月々数千円程度だったというから、加入を続ければ大きなリターンが得られたはずだった。
笹原さんは「分かる人に相談しておけば」と後悔するが、残念ながら、あとの祭りだ。
◎薬代は減らせる
中野区在住の八木橋彩子さん(80歳・仮名)は、
新聞で高齢者の医療費高騰が問題になっていると知り、
「世のため人のため」と自分にかかる医療費の削減に挑戦した。
「病院の先生にお話ししたら、『それはいいことですね』という。
成人病(生活習慣病)やら骨粗鬆症には運動がいいので、区の体育館に行き始めた。
それからお薬を安いジェネリック(後発医薬品)に替えてもらいました」
たとえば、八木橋さんが処方されていた、食後に血糖値が急上昇するのを抑える薬ボグリボースの場合、
ジェネリック(後発医薬品)には先発薬の半額のものもある。
医師と相談した結果、月々の薬にかかる費用は3分の2ほどに圧縮できた。
運動の効果もあり、血糖値や血圧、骨密度も改善してきたという。
「ただね、体育館で新しいお友達がたくさんできたんです。
みんな、携帯電話が便利だというので、娘に頼んで、操作の簡単な携帯を買ってもらった。
だけど、私なんかヒマでしょう。
だから電話が長い長い(笑)。こないだも請求書を見つけた娘に怒られましたよ」
家に一人籠もっているより、友人と交流したほうが豊かな時間が過ごせるのは確か。
だが不要不急の会話なら直接会って話したほうがよさそうだ。
◎「虚礼廃止」の副作用
人付き合いにかかる費用を削ろうと試みた人もいる。
練馬区在住の加藤慎一さん(77歳・仮名)は、75歳になったのを機に、
「虚礼廃止」を掲げ、暑中見舞いや年賀状、贈答などを一切、やめた。
「小さな印刷会社でしたが、私は役員まで拝命しまして、お義理の付き合いが多かった。
毎年のお中元、お歳暮だけでも大変でした。
それで贈答やら季節の挨拶を、すべてやめた。すっきりしましたねえ。
妻も『盆暮れがこんなに楽になるなんて』と笑っていました」
贈答をやめたことで、年間約40万円が削れた。
他にも75歳で生活を見直し、支出を切り詰めた加藤さん。
だが、趣味のゴルフだけはやめられなかった。
そんなある日、ショックを受ける。
「ゴルフコースで、昔の取引先の元役員にばったり会ったんですが、
第一声が『おお、加藤さん! てっきり亡くなったと思っていた』。
彼は遠慮のない直截な性格の好人物なんですが、
それだけに『世間では、やはりそんな風に受け取られるのか』と後悔してね」
思えば、年賀状などは手間こそかかるものの、出費は大したことはない。
加藤さんは「自分なら相手の消息を知りたい」という人を選んで、
今夏の暑中見舞いから挨拶を復活させたという。
◎遺族を困らせる抽象的な遺言
世田谷区在住の田畑芳乃さん(79歳・仮名)は昨年、がんで闘病していた5歳年上の夫を送った。
「夫は『僕の葬式にカネを使うより、お前の残りの人生に使うべきだ。
一番安い葬儀にしなさい』と繰り返し言っていました。
でもいざ病院に葬儀社を紹介されてみると、私も気が動転していたんでしょう。
『とにかく一番安いコースで、あとはお任せします』としか言えなかった。
気が付いたら近所の公営葬祭場の小さな部屋に親類数人と座ってお経を聞いていました。
『ああ、これは違う。もっと何かできたんじゃないか』と、
そのときとても後悔しましたね……」
葬儀や墓に関して、もっとも遺族を困らせるのは、
「とにかく簡素に」、「カネをかけるな」など抽象的な遺言だという。
「祭壇に花だけ飾ってお前と息子夫婦が手を合わせてくれれば、読経はいらない」など、
具体的に希望を伝えれば、コストも最小限で、遺族も後悔しない葬儀が実現できる。
削れるカネ、削れないカネ。人生を満足に生き切ることができるかは、
あなたの取捨選択にかかっている。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
過ぎし年の2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めた直後、
私たち夫婦は齢を重ねると、判断力の衰え、やがて少しボケたことを配慮して、
銀行、郵便局、生命保険等を出来うる限り集約したりした。
やがてクレジットカード、デパート、ホームセンター、ドラッグストアなど、
それぞれ一か所としたりした。
こうした中、健康保険に関して定年退職後も、勤めていた企業の所属する健康機関に継続していたが、
支払い請求額の通知を受けて、少し高いなぁ、とため息をついたりした。
現役の企業の諸兄諸姉が所属していた健康機関なので、
何かしら病気とか万一の病死などは手厚く保障されていたが、
私の現役サラリーマン時代は給与から自動的に毎月差し引かれていたので、
余り気にせずに、高いとも低いとも感じていなかった。
やがて私は定年後に年金生活に入ったが、昭和19年9月生まれであるので、
年金満額支給は62歳になってからであり、それまでの2年間は年金支給額は、ほぼ半額程度であった。
このような収入時期の時代で、やはり企業の所属する健康機関は手厚く保障されていたが、
支払う毎月の保険料も高かった、と遅ればせながら気付いたりした。
やむなく私は、健康保険を企業の所属していた健康機関から国民健康保険に切り替え後、
最初の『国民健康保険料』の夫婦合算の請求支払額が余りにも激少したので、微苦笑したりした。
もとより国民健康保険料は、前年度の収入に基づいて、
家族構成、お住まい地域の自治体により差は発生するが、算出されている。
この後、保険関係をすべて見直して、
現役サラリーマン時代より生命保険、死亡保険、医療保険、傷害保険は、ほぼ半減に修正し、
火災保険、家財保険だけは従来通りとしたりした。
やがて私は高齢者入門の65歳になり、介護保険証を受けたりした。
その後、2011年(平成23年)10月初旬に、
家内は家内の父の命日に際して、家内の母と家内の妹の三人で、
墓参を兼ねて1泊2日の短き慰安旅行に行った時に、何かの話題の後に、
年金生活の保険金の話題になったらしい。
この時に、程ほどの貯金があれば、『国民健康保険』、『介護保険』もあり、
高額治療になった場合は、程ほどの自己負担で済むから、
『医療保険』などはなくても大丈夫よ、と家内は教えらた、と家内の帰宅後に私は聞いたりした。
この後、何かと愚図の私は、現行の長期にわたって自己負担する高額な医療費について調べたりした。
そして私は厚生労働省の公式サイトのひとつ『高額療養費制度を利用される皆さまへ』を視(み)たりした結果、
公的の『国民健康保険』と『介護保険』さえ加入していれば、
我が家としては、『死亡保険』、『医療保険』、『傷害保険』は、年間として少なくとも約30万円を支払ってきたが、
我が家としては不要かしら、と私たち夫婦は結論した。
そして、私は解約の手続きを開始したのは、私たち夫婦は年金生活を7年過ぎた頃であった。
こうした中、家内は年30万円で7年だから、210万円・・無駄だったかしら、と苦笑したりした。
『でもねぇ・・先の見えない漠然とした年金生活を始めて・・無事に病気することなく、
旅行に行けたし・・こうして8年を迎えられたのであるから・・良かったじゃないの・・』
と私は微苦笑しながら、家内に言ったりした。
そして我が家は、私は国民健康保険、介護保険さえあれば、
万一、大病やケガで多額の医療費が要した時は、「高額療養費制度」を活用させて頂く、と思いながら、
生命保険、死亡保険、医療保険、傷害保険を解約したりした・・。
こうした中で 「高額療養費制度」は、何かしら手術や治療で、
月に100万円かかることになったとしても「高額療養費制度」を活用すれば、
実際の負担額は月9万円を超えることはない、と学んだりした。
たとえば100万円の医療費のうち、70歳未満なら、
まず3割が自己負担なので、窓口で支払うのは30万円。
さらに「高額療養費制度」を利用すると、1か月の医療費が約9万円を超えた分については、
加入する健康保険に申請すると、払い戻してもらえ、約21万円が後から戻ってくる、と知ったりした。
このように「高額療養費制度」を学び、何よりも私のような高齢者に頼りになる制度、
と私は信愛を深めたりしてきた・・。
交際費に関しては、私たち夫婦は子供に恵まれなかったで、もとよれ息子、娘、そして孫にもいなくで、
同年代から少ないと感じている。
私の兄妹の親睦会、そして親戚など冠婚葬祭、或いは知人、会社時代の親睦会ぐらいとなり、
そして私たちの両親も、家内の母だけとなっているので、
齢を重ねるたびに、人とのお別れが多く知り合う人が少なくなり、減少しているのが実態となっている。
私は葬儀に関しては、家族葬で執り行ってほしい、と家内に幾たびか明言している。
私は中小業の会社に35年近く勤めて定年退職し、年金生活の身である。
そして官公庁、民間会社で栄達された人とは遥かに遠い平凡な人生を歩んできたので、
遠い親戚、知人、友人も高齢者の方が多く、わざわざ通夜、葬儀に参列して頂くより、
これまでの私の人生の歩みで、欠かすことのできない血は水よりも濃いと称せられる親族で、
ささやかに葬儀をしてもらいたい、と願っている。
こうした中で、家内はもとより、兄夫妻、妹の夫妻、下の妹、兄の子供である甥のふたり、
そして家内の妹夫妻、そして家内の母が存命であったら加わって欲しい・・
このくらいの親族の一部の最小限のメンバーで通夜、告別式を執り行って、家族葬の形式と念願している。
昨今、式場の内部が、自宅の居間のような形で、片側に御棺を置き、
広いテーブルで食事やお酒を飲食できる会場もあると知り、私は微笑んだりした。
通夜の日、御棺の周りは幼年期は農家の児として育ち、
日本風土の土に還るので和花を中核として、欧米の書物、映画、音楽も少し愛してきたので、
洋花も添える。
テープルには、食事処から取り寄せた和食、洋食を食べて頂き、
煎茶、コーヒー、紅茶などを飲んだり、ウィスキー、ワイン、日本酒、ビールなど吞んで頂いたり、
私の生前のこぼれ話しをし、談笑して頂く・・。
人は誰しも故人の心の奥に秘めた心は解らないが、とりとめなく話して、
あの時は・・と笑って下されば充分である。
こうした中で、音楽が静かに流れれば、と念願したりしている。
選定する曲としては、今、瞬時に思い浮ぶ曲としては、
唱歌の『ふるさと』、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第8番 『悲愴』、
交響曲第9番の第三楽章、アルビノーニのアダージョ、ショパンの練習曲作品10-3 『別れの曲』・・
この5曲ぐらいは・・と思ったりしている。
翌日の告別式は、このメンバーで自宅の居間のような形の式場に集合し、お線香一本を上げてもらい、
この後は火葬場に行き、ふたたびこの式場で、
お好みの飲み物を吞みながら、食事をして談笑して頂いた後、散会する・・。
そして私の生家は曹洞宗なので、やはり実家の墓地のある寺院の方に読経して頂くが、
通夜、告別式の5分ぐらいの簡略なお経でよい、と思ったりしている。
このような葬儀は、私の実家にしても、親戚にしても、前例がなく、
もとより兄妹は大いに戸惑い、
なぜ実家の墓地のある寺院の斎場で、通夜、告別式を行わないの、と予測されるが、
水戸黄門の印籠のように、故人の遺志である、と家内が明言し、了解を願いたいのである。
このように漠然と年金生活を11年生になっているが、
今回の記事を読み、人それぞれですねぇ、と微笑んだり、苦笑させられたりした。
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一昨日の17日、【老後の不安が止まらない……予期せぬ出費が次々あなたに襲いかかる】と見出しされ、
副題として【70過ぎたら、おカネがどんどん出ていく【前編】】と明記されていたのを読んだりした。
、
やがて喚起させられて、『70過ぎたら、おカネがどんどん出ていく老後の不安を学び、私は溜息を重ね悲嘆し・・・。』
と題して投稿した・・。
今回、この続編の【70過ぎたら、おカネがどんどん出ていく【後編】】に於いて、
【老後に「削っていいカネ」「削ると後悔するカネ」・・
生保、薬代、贈答、葬儀代…】と題された記事がネット上で掲載された記事を読んだりした。
そして読み終わった後、人それぞれですねぇ、と微笑んだり、苦笑させられたりした。
この原文は『週刊現代』の2015年8月8日号に掲載された記事であり、
無断ながら記事を転載させて頂く。
《・・思いがけず積み上がってしまう70過ぎからの出費。
さらに今後は実質的な年金支給額引き下げの時代がやってくるなど、不安は尽きない。
一方で人生の最終盤 に何もかも節約、節約と切り詰めていては、あまりに味気ない。
いったい、どうすればよいのか。経験者たちの声に耳を傾けてみよう。
◎放置してしまいがちな生命保険料
東京・杉並区在住の佐藤道夫さん(78歳・仮名)は一昨年、
利用している複数のクレジットカードの利用明細表を並べて、支出を見直したという。
気付いたのは、「年会費」がやたらと多いことだ。
「デパート系のカードには、年会費数千円というのもありました。
妻も昔は都心のデパートに買い物に行っていたけれど、最近は近所のスーパーくらい。
私は私で、現役時代に格好をつけてゴールドだプラチナだとランクの高いカードを作っていましたが、
年会費だけで10万円以上かかるものもあった。
そこで不要なカードをどんどん解約して、使いでのあるものだけに整理したんです」
これだけで年間12万円ほどが削れたという。
また、多くの人が現役時代のまま放置してしまいがちなのが、生命保険料だ。
世田谷区在住の笹原洋二さん(70歳・仮名)は、
「子供も自立して自分で稼いでいるのだから、毎月生命保険料を払うのはもったいない」と考え生命保険を解約。
ついでだからと、妻が加入していた簡保も解約した。
「ところが、妻の簡保については大失敗。
子供が中学生だった40代のとき、1980年代末に掛けはじめたものだったんですが、
あとで聞いたら、これは世間で『お宝保険』と呼ばれていて、
解約したのは大損だったというんです」(笹原さん)
「お宝保険」とは、現在ではありえないような高い利率が設定された、
貯蓄性の高い終身保険のことだ。
月々の支払いが安いうえに、契約を続けていれば払い込んだ金額を上回る利益が得られることもある。
実際、笹原さんの妻が加入していた簡保は、60歳での払込期間終了後、
5年おきに4回、一時金が入る特約がついたもの。
保険金額1000万円の場合なら、1回に200万円ずつが手に入る。
掛け金は月々数千円程度だったというから、加入を続ければ大きなリターンが得られたはずだった。
笹原さんは「分かる人に相談しておけば」と後悔するが、残念ながら、あとの祭りだ。
◎薬代は減らせる
中野区在住の八木橋彩子さん(80歳・仮名)は、
新聞で高齢者の医療費高騰が問題になっていると知り、
「世のため人のため」と自分にかかる医療費の削減に挑戦した。
「病院の先生にお話ししたら、『それはいいことですね』という。
成人病(生活習慣病)やら骨粗鬆症には運動がいいので、区の体育館に行き始めた。
それからお薬を安いジェネリック(後発医薬品)に替えてもらいました」
たとえば、八木橋さんが処方されていた、食後に血糖値が急上昇するのを抑える薬ボグリボースの場合、
ジェネリック(後発医薬品)には先発薬の半額のものもある。
医師と相談した結果、月々の薬にかかる費用は3分の2ほどに圧縮できた。
運動の効果もあり、血糖値や血圧、骨密度も改善してきたという。
「ただね、体育館で新しいお友達がたくさんできたんです。
みんな、携帯電話が便利だというので、娘に頼んで、操作の簡単な携帯を買ってもらった。
だけど、私なんかヒマでしょう。
だから電話が長い長い(笑)。こないだも請求書を見つけた娘に怒られましたよ」
家に一人籠もっているより、友人と交流したほうが豊かな時間が過ごせるのは確か。
だが不要不急の会話なら直接会って話したほうがよさそうだ。
◎「虚礼廃止」の副作用
人付き合いにかかる費用を削ろうと試みた人もいる。
練馬区在住の加藤慎一さん(77歳・仮名)は、75歳になったのを機に、
「虚礼廃止」を掲げ、暑中見舞いや年賀状、贈答などを一切、やめた。
「小さな印刷会社でしたが、私は役員まで拝命しまして、お義理の付き合いが多かった。
毎年のお中元、お歳暮だけでも大変でした。
それで贈答やら季節の挨拶を、すべてやめた。すっきりしましたねえ。
妻も『盆暮れがこんなに楽になるなんて』と笑っていました」
贈答をやめたことで、年間約40万円が削れた。
他にも75歳で生活を見直し、支出を切り詰めた加藤さん。
だが、趣味のゴルフだけはやめられなかった。
そんなある日、ショックを受ける。
「ゴルフコースで、昔の取引先の元役員にばったり会ったんですが、
第一声が『おお、加藤さん! てっきり亡くなったと思っていた』。
彼は遠慮のない直截な性格の好人物なんですが、
それだけに『世間では、やはりそんな風に受け取られるのか』と後悔してね」
思えば、年賀状などは手間こそかかるものの、出費は大したことはない。
加藤さんは「自分なら相手の消息を知りたい」という人を選んで、
今夏の暑中見舞いから挨拶を復活させたという。
◎遺族を困らせる抽象的な遺言
世田谷区在住の田畑芳乃さん(79歳・仮名)は昨年、がんで闘病していた5歳年上の夫を送った。
「夫は『僕の葬式にカネを使うより、お前の残りの人生に使うべきだ。
一番安い葬儀にしなさい』と繰り返し言っていました。
でもいざ病院に葬儀社を紹介されてみると、私も気が動転していたんでしょう。
『とにかく一番安いコースで、あとはお任せします』としか言えなかった。
気が付いたら近所の公営葬祭場の小さな部屋に親類数人と座ってお経を聞いていました。
『ああ、これは違う。もっと何かできたんじゃないか』と、
そのときとても後悔しましたね……」
葬儀や墓に関して、もっとも遺族を困らせるのは、
「とにかく簡素に」、「カネをかけるな」など抽象的な遺言だという。
「祭壇に花だけ飾ってお前と息子夫婦が手を合わせてくれれば、読経はいらない」など、
具体的に希望を伝えれば、コストも最小限で、遺族も後悔しない葬儀が実現できる。
削れるカネ、削れないカネ。人生を満足に生き切ることができるかは、
あなたの取捨選択にかかっている。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
過ぎし年の2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めた直後、
私たち夫婦は齢を重ねると、判断力の衰え、やがて少しボケたことを配慮して、
銀行、郵便局、生命保険等を出来うる限り集約したりした。
やがてクレジットカード、デパート、ホームセンター、ドラッグストアなど、
それぞれ一か所としたりした。
こうした中、健康保険に関して定年退職後も、勤めていた企業の所属する健康機関に継続していたが、
支払い請求額の通知を受けて、少し高いなぁ、とため息をついたりした。
現役の企業の諸兄諸姉が所属していた健康機関なので、
何かしら病気とか万一の病死などは手厚く保障されていたが、
私の現役サラリーマン時代は給与から自動的に毎月差し引かれていたので、
余り気にせずに、高いとも低いとも感じていなかった。
やがて私は定年後に年金生活に入ったが、昭和19年9月生まれであるので、
年金満額支給は62歳になってからであり、それまでの2年間は年金支給額は、ほぼ半額程度であった。
このような収入時期の時代で、やはり企業の所属する健康機関は手厚く保障されていたが、
支払う毎月の保険料も高かった、と遅ればせながら気付いたりした。
やむなく私は、健康保険を企業の所属していた健康機関から国民健康保険に切り替え後、
最初の『国民健康保険料』の夫婦合算の請求支払額が余りにも激少したので、微苦笑したりした。
もとより国民健康保険料は、前年度の収入に基づいて、
家族構成、お住まい地域の自治体により差は発生するが、算出されている。
この後、保険関係をすべて見直して、
現役サラリーマン時代より生命保険、死亡保険、医療保険、傷害保険は、ほぼ半減に修正し、
火災保険、家財保険だけは従来通りとしたりした。
やがて私は高齢者入門の65歳になり、介護保険証を受けたりした。
その後、2011年(平成23年)10月初旬に、
家内は家内の父の命日に際して、家内の母と家内の妹の三人で、
墓参を兼ねて1泊2日の短き慰安旅行に行った時に、何かの話題の後に、
年金生活の保険金の話題になったらしい。
この時に、程ほどの貯金があれば、『国民健康保険』、『介護保険』もあり、
高額治療になった場合は、程ほどの自己負担で済むから、
『医療保険』などはなくても大丈夫よ、と家内は教えらた、と家内の帰宅後に私は聞いたりした。
この後、何かと愚図の私は、現行の長期にわたって自己負担する高額な医療費について調べたりした。
そして私は厚生労働省の公式サイトのひとつ『高額療養費制度を利用される皆さまへ』を視(み)たりした結果、
公的の『国民健康保険』と『介護保険』さえ加入していれば、
我が家としては、『死亡保険』、『医療保険』、『傷害保険』は、年間として少なくとも約30万円を支払ってきたが、
我が家としては不要かしら、と私たち夫婦は結論した。
そして、私は解約の手続きを開始したのは、私たち夫婦は年金生活を7年過ぎた頃であった。
こうした中、家内は年30万円で7年だから、210万円・・無駄だったかしら、と苦笑したりした。
『でもねぇ・・先の見えない漠然とした年金生活を始めて・・無事に病気することなく、
旅行に行けたし・・こうして8年を迎えられたのであるから・・良かったじゃないの・・』
と私は微苦笑しながら、家内に言ったりした。
そして我が家は、私は国民健康保険、介護保険さえあれば、
万一、大病やケガで多額の医療費が要した時は、「高額療養費制度」を活用させて頂く、と思いながら、
生命保険、死亡保険、医療保険、傷害保険を解約したりした・・。
こうした中で 「高額療養費制度」は、何かしら手術や治療で、
月に100万円かかることになったとしても「高額療養費制度」を活用すれば、
実際の負担額は月9万円を超えることはない、と学んだりした。
たとえば100万円の医療費のうち、70歳未満なら、
まず3割が自己負担なので、窓口で支払うのは30万円。
さらに「高額療養費制度」を利用すると、1か月の医療費が約9万円を超えた分については、
加入する健康保険に申請すると、払い戻してもらえ、約21万円が後から戻ってくる、と知ったりした。
このように「高額療養費制度」を学び、何よりも私のような高齢者に頼りになる制度、
と私は信愛を深めたりしてきた・・。
交際費に関しては、私たち夫婦は子供に恵まれなかったで、もとよれ息子、娘、そして孫にもいなくで、
同年代から少ないと感じている。
私の兄妹の親睦会、そして親戚など冠婚葬祭、或いは知人、会社時代の親睦会ぐらいとなり、
そして私たちの両親も、家内の母だけとなっているので、
齢を重ねるたびに、人とのお別れが多く知り合う人が少なくなり、減少しているのが実態となっている。
私は葬儀に関しては、家族葬で執り行ってほしい、と家内に幾たびか明言している。
私は中小業の会社に35年近く勤めて定年退職し、年金生活の身である。
そして官公庁、民間会社で栄達された人とは遥かに遠い平凡な人生を歩んできたので、
遠い親戚、知人、友人も高齢者の方が多く、わざわざ通夜、葬儀に参列して頂くより、
これまでの私の人生の歩みで、欠かすことのできない血は水よりも濃いと称せられる親族で、
ささやかに葬儀をしてもらいたい、と願っている。
こうした中で、家内はもとより、兄夫妻、妹の夫妻、下の妹、兄の子供である甥のふたり、
そして家内の妹夫妻、そして家内の母が存命であったら加わって欲しい・・
このくらいの親族の一部の最小限のメンバーで通夜、告別式を執り行って、家族葬の形式と念願している。
昨今、式場の内部が、自宅の居間のような形で、片側に御棺を置き、
広いテーブルで食事やお酒を飲食できる会場もあると知り、私は微笑んだりした。
通夜の日、御棺の周りは幼年期は農家の児として育ち、
日本風土の土に還るので和花を中核として、欧米の書物、映画、音楽も少し愛してきたので、
洋花も添える。
テープルには、食事処から取り寄せた和食、洋食を食べて頂き、
煎茶、コーヒー、紅茶などを飲んだり、ウィスキー、ワイン、日本酒、ビールなど吞んで頂いたり、
私の生前のこぼれ話しをし、談笑して頂く・・。
人は誰しも故人の心の奥に秘めた心は解らないが、とりとめなく話して、
あの時は・・と笑って下されば充分である。
こうした中で、音楽が静かに流れれば、と念願したりしている。
選定する曲としては、今、瞬時に思い浮ぶ曲としては、
唱歌の『ふるさと』、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第8番 『悲愴』、
交響曲第9番の第三楽章、アルビノーニのアダージョ、ショパンの練習曲作品10-3 『別れの曲』・・
この5曲ぐらいは・・と思ったりしている。
翌日の告別式は、このメンバーで自宅の居間のような形の式場に集合し、お線香一本を上げてもらい、
この後は火葬場に行き、ふたたびこの式場で、
お好みの飲み物を吞みながら、食事をして談笑して頂いた後、散会する・・。
そして私の生家は曹洞宗なので、やはり実家の墓地のある寺院の方に読経して頂くが、
通夜、告別式の5分ぐらいの簡略なお経でよい、と思ったりしている。
このような葬儀は、私の実家にしても、親戚にしても、前例がなく、
もとより兄妹は大いに戸惑い、
なぜ実家の墓地のある寺院の斎場で、通夜、告別式を行わないの、と予測されるが、
水戸黄門の印籠のように、故人の遺志である、と家内が明言し、了解を願いたいのである。
このように漠然と年金生活を11年生になっているが、
今回の記事を読み、人それぞれですねぇ、と微笑んだり、苦笑させられたりした。
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