goo blog サービス終了のお知らせ 

夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ジャーナリストで評論家の徳岡孝夫さん、私はご逝去の報に接し、黙祷をして・・。

2025-04-16 11:02:58 | 傘寿からの思い

私は小学2年に父に病死され、母と兄ふたり妹ふたりの間で育った身である。

やがて私は1970年(昭和45年)の春、民間会社に中途入社し、
最後の5年半は、リストラ烈風が加速される中、あえなく出向となったりした。

そして2004年(平成16年)の秋に定年を迎えることができたので、
敗残者のような七転八起のサラリーマン航路を過ごした。

こうした中で、私はもとより上司、先輩などから多々教示されたりし、
或いは書物から多く学んだりしてきた。

そして少年期から父親が不在であったので、
何かしら慈父のような御方を探し求めたりしてきた。
或いは年長の御方たちから、人生のものさし、を学びたく過ごしてきた。

こうした中で書物からは、庄野潤三、城山三郎、山口 瞳、宮脇俊三、倉本 聡、各氏の
随筆から学んだりしてきた。

やがて2004年(平成16年)秋に35年近く勤務し定年退職した後、
多々の理由で年金生活を始めたりした。

こうした中で、阿川弘之、曽野綾子、三浦朱門、 高峰秀子、松山善三、徳岡孝夫、各氏の随筆から、
殆ど読み、人生の指針を学んだりしている。
             



或いは私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たったふたりだけの家庭であるが、
いつの日にか、家内が私を残して、あの世に旅立ち、
まさかの遭遇で、私が『おひとりさま』になること考えられる。

こうした思いもあり、愛妻を亡くされた倉嶋 厚・著作の『やまない雨はない』、
徳岡孝夫・著作の『妻の肖像』、 垣添忠生・著作の『妻を看取る日』、 川本三郎・著作の『いまも、君を想う』、
新藤兼人・著作の『愛妻記』、それぞれの各氏の愛妻の終末の病状、そして告別の死、
その後の『おひとりさま』の生活状況を多々教示されてきた。

そして私は、川本三郎さんは恥ずかしながら同年であるが、
これ以外はすベて年長の御方たちである。


私は年長の御方たちから、少なくとも人生の機敏を深く学び、今日に至っている。



このような私の深情であるが、私は論壇月刊誌の『諸君!』は愛読者のひとりで、
巻頭匿名コラム「紳士と淑女」を読みながら、多々教示を受けたりした。

確かこの中に於いて、作家・曽野綾子さんの数多い著作の中で、
田子倉ダムやアジア・ハイウェーの建設現場で働く技術者たちの人生を描いた作品、
『無名碑』(講談社、1969年)を称賛されていた。

NHKテレビの『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』は、
確か2000年3月に放映されたドキュメンタリー番組であるが、
この番組を企画された御方は、曽野綾子さんの『無名碑』より、
誘発されたものかしら、と私は感じ深めたりした・・。



いずれにしても私は、40歳の頃から氏の公表された作品より、
氏の確かな視線を多々学び、敬愛してきた御方であり、
安らかにご永眠されますよう心よりお祈り申し上げます、
と私は心から哀悼の意を表したりした。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 齋藤ジン・著作『世界秩序が... | トップ | 百花繚乱のように春の多彩な... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

傘寿からの思い」カテゴリの最新記事