夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者の『おひとりさま』の家計収支を学び、何かと鈍感な私でも、溜息を重ねて・・。

2015-08-23 12:31:17 | ささやかな古稀からの思い
私は昨日、このサイトで家内に万一先立たれたことを憂いながら思い、
【ときおり『おひとりさま』の生活をする中、いつの年にか家内に先立たれた時、思い馳せれば・・。】
と題して投稿した。

私たち夫婦の80歳までの家計収支計画は、
私が定年後の年金生活を始める数年前に立案して、この後の実態生活に応じて、
幾分修正をして今日に至っている。

しかしながら、どちらかが『おひとりさま』の生活になった時は、
我が家の収入の根幹の年金は、半分ぐらいになるだろう、と漠然と思ったりしてきた。

そして遅ればせながら、高齢者の『おひとりさま』の家計収支を学ぶ為、
昨夜のひととき、総務省が公表されている家計収支の実態を見たりした。
          

    高齢者単身無職世帯の家計収支    高齢者夫婦無職世帯の家計収支    
       ☆2014年☆            ☆2014年☆

◎実収入
    社会保険給付・・・・103767円      190800円
    その他・・・・・・・  8440        16547 
    合計・・・・・   112207       207347
◎支出
    税金・・・・・・・・・10461        29422
    食料・・・・・・・・・33523        60828
    住居・・・・・・・・・13610        16045
    光熱・水道・・・・・・13610        21075
    家具・家事用品・・・・・4459         9819 
    被服・履物・・・・・・・4440         6945 
    保険医療・・・・・・・・7593        14609 
    交通・通信・・・・・・13466        26822 
    教育・・・・・・・・・・・・・0            0
    教養娯楽・・・・・・・16189        25864
    交際費・・・・・・・・20486        28739
    その他・・・・・・・・15887        28739
    合計・・・・・   153724       268907

◎収支の差額
    不足分・・・・・・・・41516        61560

総務省の定義によれば、高齢者単身無職世帯は60歳以上の単身無職世帯であり、
私は参照として、高齢者夫婦無職世帯を並列させた。

高齢者夫婦無職世帯は、夫65歳以上、妻は60歳以上の夫婦のみ無職世帯となっている。
そして消費支出は%表示であったで、円に算出したので、一円単位は誤差もある。

古来より二人で生活すれば何とかなる、と伝えられているが、
『おひとりさま』なれば、収入が激しく減少しているが、支出の住居、光熱・水道、交際費など
あらゆる面で一人当たりの負担は多い、と感嘆したりした。
                    

こうした中で、肝要の貯蓄については、私は過ぎし21日に読売新聞を読んだりしてきた。
転記させて頂くと、下記の通りである。

《・・財務省は20日の政府税制調査会(首相の諮問機関)に、高齢者の一人世帯で、
貯蓄高の二極化が進んでいるとの分析結果を示した。

1994年と2009年で貯蓄高を6段階に分類して比較すると、
「1500万円以上」が6・1ポイント増の33・0%で最も多く、
「300万円未満」が2・4ポイント増の25・7%で2番目だった。

財務省が「全国消費実態調査」(総務省)などをもとにまとめ、
所得税の抜本改革を検討する材料として提示した。

高齢者の一人世帯は低所得化も進んでおり、年収300万円未満の割合は、
94年の74・3%から09年に77・7%へと増えた。

中里実会長(東大教授)は会議後の記者会見で、
「家族というセーフティーネット(安全網)が低下し、
現役時代の備えが不十分だと、(高齢者になって)生活が途端に苦しくなる」と述べた。

高齢者(65歳以上)の一人世帯は20年に668万世帯まで増える見通しで、
95年比では約3倍となる。

開く貧富の格差をどう考慮するかは、所得税改革で大きな課題となりそうだ。・・》
          

私は社会福祉士の藤田孝典さんから、「下流老人」~老後の貧困~について、教示された。
収入が少なく、貯蓄もなく、頼れる人もいない「下流老人」に陥る大きな要素として、
<1>熟年離婚
<2>独立しない子ども
<3>思わぬ病気や事故
3箇条を知った。

私は『熟年離婚』に関しては、過ぎし年の39年前の結婚式で、
白無垢の新妻を見て以来、どのような人生の荒波に遭遇しても、世界で私だけが専守できる責務
と固く誓ってきた・・。

今後、私が家内に対して思いやりない言動した時は、離婚ょ、と家内から宣言されると思うが、
小心者の私は、年金生活を重ねると、家内に何かと従順になることが多いので、
我が家としては『熟年離婚』は死語である。

『独立しない子ども』に関しては、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、結婚生活の中で、最大の誤算となっている。

『思わぬ病気や事故』に関しては、今後の最大の難題である。
こうした命題は、私たち夫婦が晩年を過ごしたり、
或いはどちらかが亡くなり『おひとりさま』でも、同様である。

大病、やがては要介護になったり、思いがけない事故に遭遇したり、
こればかりは予測できないで、
せめて自立して明るく過ごせる健康体をできる限り長く・・と念願したりしている。
          

今回も、熱い思いで、とりとめなく綴ってしまい、テーマが飛躍して、
我ながら苦笑している。


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