夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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2月の石垣島と周辺の島々の情景は・・。《10》第9章 桃林寺、宮良殿内、八重山博物館

2014-02-12 08:21:25 | 旅のあれこれ
     第9章 桃林寺、宮良殿内、八重山博物館 

2月12日(火)
海中観光船で私たちは、それぞれ心を充たされ後、街中の食事処で遅い昼食を頂き、
やはり『桃林寺(とうりんじ)』、『宮良殿内(みやらどぅんち)』、そして石垣市立『八重山博物館』を
訪ねるべきか迷ったりした。

今回の旅路の前に、少しばかり石垣島の歴史を学んできたが、
つたない私は理解できないことが多くあり、気楽な観光地を周遊して方が適切と思ったりした。

しかしながら帰宅後に、あすこを見ておけばよかった、と後悔するのも無念であり、
意を決して鑑賞することにした。

私たちは晴れ渡った少し熱さを感じながら、『桃林寺』をめざして街中を歩いた。
そして簡略な地図を頼りに着いた。


『桃林寺』は《・・石垣市にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は南海山。本尊は観音菩薩。
1611年鑑翁西堂の開山により創建された寺で、1771年には大津波の被害を受けている・・》
と解説されている。


私は寺院を恥ずかしながら鑑賞できる知識もなく、
本堂などの建物を短絡に見て、感じる程度しか持ち合わせいない。


そして境内を眺めて、退散した。


この後、『宮良殿内』を簡略地図を見ながらめざしたが、方向音痴な私たち夫婦は、
街中を彷徨(さまよ)い、何とかたどり着いたというのが実情であった。


そして息を静めて邸内に入り、鑑賞料を支払い、私たちは邸内を鑑賞させて頂いた。

この後、家内はご高齢の男性の解説して下さる方の丁重な説明を受けている間、
私は勝手に邸内の庭を鑑賞したりした。


私は旅路の前に解説を読んだりしてきた。
《・・殿内とは地頭職の者の邸宅の敬称であり、宮良殿内は首里の士族屋敷をまねた建築とされる。
宮良家8世の宮良当演が宮良間切の地頭職(八重山頭職)にあった嘉慶24年(1819年)頃に建造された。

琉球王国時代の住宅は、階級により厳重な規格があったため、
この住宅も八重山の頭職(かしらしょく)には不相応として、5回にわたって取り壊しを命じられたが従わず、
光緒元年(1875年)、検使の譴責により茅葺への葺替えが命じられた。

1893年(明治26年)には石垣島を訪れた笹森儀助が宿泊し、家屋や庭園は沖縄県下で希である、と記している。
1899年(明治32年)には再び瓦葺となった。

構造としては、462坪の屋敷を石垣で囲い、南面には四脚門と、瓦と土を積んだ仕切り屏(ヒンプン)がある。
ヒンプン中央の中門は、重要な祭事や慶事、凶事の際のみに用いた。

母屋はイヌマキを主材とした木造瓦葺・平屋建で、部屋数は12間。
一番座と呼ぶ客間の東側には、石灰岩などで構築した、
首里の庭師・城間親雲上の作という和風の枯山水庭園があり、国の名勝に指定されている。
・・》
このように解説されたことを思い馳せながら、やはりサンゴ礁を配置した素朴な庭・・この程度しか私には解らなかった。


この後、10数分ぐらい庭の樹木を見た後、この『宮良殿内』を辞した。

そして少し疲れを感じたので、石垣市立『八重山博物館』は明日に訪ねようと、
と私は家内に言ったりした。


2月13日(水)
私たちの滞在しているホテルから、数分先に石垣市立『八重山博物館』はあり、
私たちの指定された部屋から『八重山博物館』の建物は視えていた。

入館した後、私たちはそれぞれ鑑賞したが、私は昨日『宮良殿内』に訪れた為か、
『宮良殿内』の模型の展示品を見たりした。


そして、精密な建物の縮図品を眺めたりした。


この後、近世代の布地が展示され、無知な私は見たりした。


そして無念ながら知識もなく、こっそりと解説を見て、これが『芭蕉布』か、
と拙(つたな)い私は教示された。














このように初めて学び、こうした布地で仕立て上げたのか、と多々教示された。

この『八重山博物館』は、「考古・歴史」、「美術・工芸」、
そして「民俗」のテーマに沿った文化財資料の収集や展示されているが、
私はこのくらい学べば充分であり、これ以上は幼児のように知恵熱がでるので、退館しょうと、
家内を待ちわびたりした。
                                       《つづく》
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