夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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2月の石垣島と周辺の島々の情景は・・。《11》第10章 パナリ島ツアー 

2014-02-13 08:43:07 | 旅のあれこれ
     第10章 パナリ島ツアー 

2月14日(木)

私たち夫婦が今回の旅を立案している1月下旬、家内が魅力ある観光ツアーがあるわょ、
と私に教えてくれた。

何かしらネットで八重山諸島のことを調べていたら、
こうした企画のツアーがあることを知った、と家内は言ったりしていた。
http://panari88.com/
☆【パナリ島観光(新城島)公式サイト】☆

そして私は、この公式サイトの『魅力』、それぞれの『ツアー』を見て、
家内と話し合い、結果としてはツアーとしては『おもいっきり新城島散策&シュノーケリングツアー1日コース』が、
最適かしら、と思ったりした。

私たち夫婦は、残念ながらシュノーケリングはできないが、
その間の時間帯は、家内は波打ち際で貝を拾ったり、私は浜辺から観える情景をデジカメで撮ったりした後、
参加者の方たちと島内めぐり散策をすれば良いかしら、と思いながら選定したのである。

そして今回の旅路の始めの7日、滞在するホテルに到着した後、
ホテルのフロントの一角にある観光専門スタッフにツアー参加を14日申し入れ、
やがてツアー施行と聞き、私たちなりに夢を膨らました・・。

その後、やはりシュノーケリングをされる方たちは、若き男女の人たちと思い、
彼らの容姿を想像すれば、私たちも少なからず長ズボンの裾を膝ぐらいまでまくりあげて、
ビーチ・サンダルを履いて、波打ち際でたわむれなければ、バランスがとれないよねぇ、
と私は勝手に思いこみ、結果としてホテルの売店で少し高価なビーチ・サンダルを私たち夫婦は買い求めた。

当日の14日、ホテルのロビーで私たち夫婦は午前9時少し前に待機していると、
30代前半の男性が現れ、やがてツアーの案内人と知り、送迎車で離島ターミナルまで行く間、
今回のツアー参加者は私たちだけと知った。

サンセット・クルーズ、そして海中遊覧船も私たち夫婦だけで、
今回も私たちだけとなり、私は微苦笑しながら、何となく悪い予感がしたことは事実であった。


この後、予定通り石垣港を観光船は9時半に出港し、西表島の大原港を経由して
新城島(あらぐすくじま)の上地島の港に着岸したのは10時15分であった。
この間、人気のある西表島までの乗客は100名前後であったが、
その後は上地島の港に向かう乗客は、島の縁者4名、そして観光客は私たち夫婦だけであった。

そして私たち夫婦は、今回の案内人の30代前半の男性に導かれて、
港から歩きだし、上地島の集落を見ながら、やがて一軒の家に着いた。
      

このように看板が明記された家で、案内人が庭にあるテープルに大きなパラソルを掲げた。
                

その後、今回のツアーはあなた方ふたりだけですので、ご自由に過ごして下さい、
浜に行くのでしたら、この先の路を歩いて下さい、
まっすぐな一本道ですから、15分ぐらい歩けば、浜崎という浜辺に到着します、
このような意味合いの言葉を案内人は私たちに言った。

そして私たちは、浜崎の浜辺をめざして、1キロぐらい路を歩いた。
               

やがて海が見えて、曇り空の中、白い砂浜が広がっていた。
     

そして家内は波打ち際で貝などを拾い、私は砂浜から周辺の情景を撮ったりした。
      

私はぼんやりと押し寄せる水色の波、そして前方の蒼い海面、そして波の彼方に視える西表島を見たりしたが、
私が想定していた今回のツアーと余りにもかけ離れていたので、困惑していた。

やむなく家内の貝を探している情景を見たり、白い砂浜を見たりしていると、
ひとつの歌を小声で唄いだした・・。

♪あした浜辺を さまよえば
 昔のことぞ 忍(しの)ばるる
 風の音よ 雲のさまよ
 寄する波も 貝の色も
【『浜辺の歌』 作詞・林古渓、作曲・成田為三】

かぼそい声で唄ったりしたが、余りにも人気もなく確かに静寂であるが、
少し寂しいじゃないの、と心の中で呟(つぶや)いたりしていた。

こうした中で2時間ばかり過ごし、パナリ島ツアーの休憩所に戻り、
昼食を頂いた後、案内人に導かれて島内を散策したりした。
そして高台から、島内の見れば、
               

この後、私たちは恋路ケ浜と称せられたお洒落な名前の浜に行き、2時間ばかり過ごした。
      

そして家内は相変わらず波打ち際で貝などを拾い、私は砂浜から周辺の情景を撮ったりした。
                

この後、午後4時過ぎにパナリ島と命名された上地島に別れを告げて、
石垣港に帰港したのは午後5時15分過ぎであった。


帰宅後の今、家内は波打ち際で拾った6つの貝、私はデジカメで撮った数多く写真・・
ぼんやりと私は見ながら、微苦笑している。

                                       《つづく》
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