夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

2月の時節は、梅見月、或いは雪見月、と東京の田舎者の私は思い馳せて・・。

2014-02-01 09:51:50 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であり.
今朝ぼんやりとカレンダーを眺め、『睦月(むつき)』の1月のカレンダーに
愛惜を秘めながら別れを告げた後、
新たな『如月(きさらぎ)』の2月のカレンダーを見ながら、
ようこ~そ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。

過ぎ去ってしまえば、新年を迎えて最寄りの神社、寺院を訪れたり、
そして三寒四温の中、近くの遊歩道、公園などをひたすら歩き廻ったりした。
或いは北海道の函館市の郊外にある湯の川温泉の観光ホテルに4泊5日滞在し、
函館市内、周辺を歩きながら遊学したりしてきたが、齢を重ねるたびに早く感じたりしている。

しかしながら私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域は、
昨年の12月頃から平年より寒い日が多かったので、
我が家の小庭にある水仙(スイセン)も莟〈つぼみ〉も見えず、
白梅(ハクバイ)、そして紅梅(コウバイ)は莟〈つぼみ〉が固く、
平年より数週間は遅れているのかしら、と苦笑をしたりしてきた。

私は幼年期に農家の児として育った体験を重ねたりすると、2月の『如月(きさらぎ)』は、
やはり『梅見月』、或いは『雪見月』かしら、と東京の田舎者の私は思い馳せたりした・・。

平年のこの2月の私の住む地域は、1月には水仙(スイセン)が咲き始めて、
我が家の小庭でも咲き、冬麗の美を感じ、深めてきた・・。
            
             ☆2007年2月旬、たわむれに我が家の花を撮ったりした☆

そして2月中旬の頃になれば、玄関庭にある白梅が、遅れてご免なさい、と言ったように、
恥じらいながら数輪咲き始めて、やがて白梅は凛とした純白の色合い、
紅梅は華やかな朱紅色の色あいに圧倒的に魅了されて、毎年過ごしてきた・・。                         

こうした中で、澄み切った青空の中、陽射しは燦燦(さんさん)となる日には、
早春の清麗の美として、毎年感じたりしてきた。
ときおり玄関庭に下り立ち、昼下りの陽射しを燦燦と受けた白梅の花が、静寂の中に咲き、
私は微笑みながら、長らく見つめたりした。
                    
そして梅の純白の花は、ときおり微風が吹くと、
かすかに花びらが揺れて、まぎれない美を幼年期の頃から、私は感じたりしている。

朝方のひとときは、この世に比類のない清麗の美を感じ、
昼下りの陽射しの中では、早春の訪れを実感させられ、
夜の薄闇の中に於いては、白き花が浮かんだりした情景を眺めると妖艶さも感じさせる多彩な花であるが、
私は四季折々の花木の中で、特に魅了される花のひとつである。

そして私は恥ずかしながら俳句を詠(よ)む素養はないが、たわむれに数句を脳裏に浮かべたりした・・。

     凛(りん)として ほのかに匂ふ 梅の花

     梅の花 人知(ひとし)れず咲き 匂い寄せ

こうした中で、白梅(ハクバイ)より10日ぐらい遅れて咲いてくれるのが紅梅(コウバイ)であり、
少し華やいだ情景が享受できる。
          

しかしながら3月の女の児の祝賀会の『桃の節句』までは遠い時節であり、
三寒四温の中、天上の気候の神々の采配により、私の住む地域でも3年に一回ぐらいで、
わずか5センチ前後の雪が降ることもある・・。
      

私は幼年期は東京郊外の農家の児として育ち、遥か60年前の1951年〈昭和26年〉の当時、
この冬の時節に30センチ前後の雪が数回は降ったりしていた。、

その後、1955年〈昭和30年〉の頃から、都会の人たち達が周辺に家を建てられ、
私が小学校を卒業した1957年〈昭和32年〉であるが、
この頃になるまでベットタウンの住宅街に大きく変貌した。

やがて1964年〈昭和39年〉に東京オリンピックが開催された時代になると、
数年に一回程度、15センチぐらいが降るが、この間は殆ど数センチ前後の小雪となっている。
          
こうした幼年、少年期を体験した私は、この時節の寒い時期を迎えると、心の奥底に雪恋しとなり、
私が40歳を過ぎた頃から、家内と共に毎年、この時節になると北の地域に旅行し、
雪の情景を享受してきている。
          
          ☆2013年2月、札幌市の郊外にあるリゾートホテルに滞在して、北海道大学の中を散策させて頂いた☆

          
          ☆こうした旅路の中、周辺にある支笏湖を訪れたりした☆

こうした齢ばかり重ねた東京の田舎者の私としては、この2月は『梅見月』、或いは『雪見月』かしら、
と思い深めたりしている。

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