夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

スーパーの店内で、中高年の男性は・・♪ 《初出2008.4.17.》

2008-06-09 17:45:08 | 時事【社会】
東京の郊外は、昼下りから雨が降ると予測され、
明日は強く雨、明後日は午前中まで雨と報じられているので、
私は先程までスーパーを2店、
そしてドラック・ストアーで買物をしていた・・。

私のように60代や70代の男性が、
独りで買物をされているのを見かけたりする時、
少し驚いたり、微笑ましく感じられることが多いのである。

不馴れな男性が、商品のありかを女性店員さんに訊(たず)ねる時、
その人なりの素養が現れるのである。

A男性
『お姉さん・・XXの品・・どの辺に置いてあります・・?』

B男性
『姉ちゃん・・この品物・・どこにあるの?』

C男性
『おぃ! この品・・どこにあるんだぁ!』

私はここ数年、店内の情景を眺めているが、
上記の3種類が多いのである。

女性の店員さんは、20代~50代が殆どであり、
買物される男性は客の立場であるので、
それなりに丁重で接している・・。

こうした中で、圧倒的に多いのは、Bタイプの男性である。
ご自分より齢下、そしてパートの店員さんへの気安さか、
このように呼んでいると思われる。

私は困るのは、Cタイプの男性である。
お客の立場を強調した口調で、
女性店員さんをあごで使う・・
私はこうした男性を見かけると、
ご自分の家の中で、奥さんに云ってみたら、
と思ったりしている。

私は偶然、Aタイプの男性に属している。

私の現役時代の最後の5年間は、出向となり、
物流情報センターで100名前後の女性社員、パート社員が在る職場であったので、
この人たちから、女性の気持ちを数多く学んだのである。
そして、私は管理の立場であったが、
職場の中で、すべての女性人たちには、
XXさん、と呼んだりしていた・・。

多くの女性は、主婦業をされて折、
この中で、日中の時間は職場でお勤めをされ、
主婦、母親、そして女性の立場を切り替えているのである・・。

私は小学二年の時、父に死去され、
母や叔母たちに育(はぐまく)まれて成人となったので、
何かと女性を尊重するようになっていた。

この上、出向先の職場で私なりに、
お勤めされる女性は何かと大変と学んだので、
私はAタイプとなったのである。

40代から50代の女性店員さんには、
『すいません、教えて下さい・・お姉さん・・』
と優しく声をかけたりしている。

30代の人は、私にとっては子供のような世代に属するから、
少しためらいを生(しょう)じる。

一番困惑するのは、20代の若き女性店員であることは
云うまでもないことである。

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いつものように、時は過ぎて・・♪  《初出2008.4.16.》

2008-06-09 17:39:57 | 定年後の思い
東京の郊外は、ここ2日間は5月のような陽気に恵まれているが、
明日より曇り、雨と日曜日までぐずついた天気となる。

私は定年後は、買物の責務となっているので、
駅前のスーパーに2店ばかり廻ったりし、本屋に寄ったりした後、
一旦帰宅した。

昼食後は、最寄の銀行で、通帳の記載をし、
貸金庫利用の引き落とし、金融機関の利子、年金の振込み、
そして所得税の返還分の振込み等を確認したりした。

その後はスーパーに寄り、買物をしたが、片手で持てるので、
追加としてトイレット・ペーパー2ケースを持ち帰ったりしていた。


私としては、平日のひととき本屋でゆっくりと本を眺め、
数冊前後選定し、購入したりするのが、
好きなひとときでもある。

ちなみに、本日選定し、購入したのは、
藤原正彦・著の『決定版 この国のけじめ』(文春文庫)、
川本三郎・著の『向田邦子と昭和の東京』(新潮新書)、
竹内一正・著の『グーグルが日本を破壊する』(PHP新書)である。

私は何より読書が好きなので、午後と夜のひととき読みふけると、
時間を忘れることが多いのである。

そして買物の折などで、中年女性のしぐさ、表情を眺めるのも、
私にとっては心身の良薬と確信している。



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霧雨降る中、紫陽花(アジサイ)を想い浮べて・・♪

2008-06-09 17:37:14 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、霧雨が昼過ぎまで降り、
その後は陽が差し込んだり、どんよりと曇り空となったりする不安定な午後となった。

私は霧雨降る庭の樹木を眺めながら、
このブログの【年金青年たわむれ記~かりそめ草紙~】を統合・編集をしたりしていた・・。

少し疲れた時、テラスの外れで、煙草を喫ったりしていると、
昨年の5月下旬に訪れた伊豆の下田で観た紫陽花の花を想い浮かべたのである・・。


この当時の思いは、
『紫陽花(アジサイ)に心を寄せて・・♪』と題して、 5月27日付で綴っている。


伊豆の下田は、薄日の差す朝を迎えている。
火曜日より、この下田に滞在しているが、街並み、下田公園、爪木崎などを散策し、
緑と花の豊かな景観を誉(ほ)めたりした。

ときには江戸末期の黒船の来航に当時の情景を想像したりしていたが、
私はアメリカ・ジャスミンの紫、そして白色に変わる色合いも良い。

私が魅了されているのは、ひときわ鮮やかな青色の色合いに染められたアジサイである。

この下田公園では、6月に『あじさいまつり』が開催され、数多くのアジサイの色合いにつつまれる、
と街中のポスターで見られる。

私は残念ながら、明日にこの地を去るので、
日中に公園に行き、わずかに咲き始めた寝姿ブルーと称せられたアジサイに再会しょうと思ったりしている。

このアジサイは、女性の秘める妖艶さを感じさせ、何より気品のある花のひとつである。

日中のひととき、果たして寝姿ブルーの色合いは・・と余計な思いもある。



このように綴っていたのであるが、
どなたも同じと思われるが、旅行の魅力のひとつとして、
帰宅後に心の余韻、そして余情があるから不思議である。

私は霧雨降る情景を眺め、とりとめないひとときを過ごしたりした。



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霧雨降る中、紫陽花(アジサイ)を想い浮べて・・♪

2008-06-09 16:54:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、霧雨が昼過ぎまで降り、
その後は陽が差し込んだり、どんよりと曇り空となったりする不安定な午後となった。

私は霧雨降る庭の樹木を眺めながら、
別ブログの【年金青年たわむれ記~かりそめ草紙~】を統合・編集をしたりしていた・・。

少し疲れた時、テラスの外れで、煙草を喫ったりしていると、
昨年の5月下旬に訪れた伊豆の下田で観た紫陽花の花を想い浮かべたのである・・。


この当時の思いは、
『紫陽花(アジサイ)に心を寄せて・・♪』と題して、 5月27日付で綴っている。


伊豆の下田は、薄日の差す朝を迎えている。
火曜日より、この下田に滞在しているが、街並み、下田公園、爪木崎などを散策し、
緑と花の豊かな景観を誉(ほ)めたりした。

ときには江戸末期の黒船の来航に当時の情景を想像したりしていたが、
私はアメリカ・ジャスミンの紫、そして白色に変わる色合いも良い。

私が魅了されているのは、ひときわ鮮やかな青色の色合いに染められたアジサイである。

この下田公園では、6月に『あじさいまつり』が開催され、数多くのアジサイの色合いにつつまれる、
と街中のポスターで見られる。

私は残念ながら、明日にこの地を去るので、
日中に公園に行き、わずかに咲き始めた寝姿ブルーと称せられたアジサイに再会しょうと思ったりしている。

このアジサイは、女性の秘める妖艶さを感じさせ、何より気品のある花のひとつである。

日中のひととき、果たして寝姿ブルーの色合いは・・と余計な思いもある。



このように綴っていたのであるが、
どなたも同じと思われるが、旅行の魅力のひとつとして、
帰宅後に心の余韻、そして余情があるから不思議である。

私は霧雨降る情景を眺め、とりとめないひとときを過ごしたりした。

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東京の郊外は、夜風も心地よくなり・・♪  《初出2008.4.15.》

2008-06-09 16:16:39 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、日中は皐月晴れとなり、
久々に快適となった・・。

最高気温は21度前後で、
薄(うす)でのスポーツシャツ一枚で最適の日中となり、
私は庭の手入れなどをしたが、
ときおり安息するたびに、樹木を眺めたりし、
過ごしやすく心身に最良かしら、
と実感したりしていた・・。

先程、玄関庭の軒下で煙草を喫ったりしている時、
微風が吹いたりしていたが、夜風も肌に心地よく、
こうした恵まれた一日は、一年にそう多くはないと、
心身満喫できた日であった。

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東京の郊外は、久々の快晴の1日を迎えて 《初出2008.4.15.》

2008-06-09 16:15:01 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、ここ10日ほどぐずついた天候が多く、
早朝から快晴の朝を迎えるのは、久々である。

私は過日6日の日曜日以来、
本格的に庭の手入れをしょう、
と朝の陽射しをまぶしげにみつめながら、
思っている・・。

5月のような陽気の中、
樹木、草花と戯(たわむ)れるのも良いかしら、
と微笑んでいる。


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私の住む市では、剪定枝木はチップ化・・♪ 《初出2008.4.14.》

2008-06-09 16:12:44 | 時事【社会】
東京郊外の調布市では、家庭から排出される樹木の剪定枝木は、
燃えるごみの減量化に伴い、
それぞれの自宅までチッパー車で出向き、剪定された枝木を破砕し、
チップ化して家庭のたい肥などに有効活用をしょう、
と昨年から開始されている。

過日、我家でも樹木を剪定していたので、
このチップ化にして貰いために、
枝木を庭の外れに積み上げていた。

明日、市のチッパー車が来宅予約をしているので、
私は午後より晴れ間となったので、
濡れた枝木を陽射しの下に運んだりした。

我家の従来は、燃えるごみとして、
細かく切り、指定の有料の『燃えるごみ袋』で出していたので、
私はある程度時間を要していた。

公園にチップ撒いてある遊歩道があるが、
足元に優しく、草も生えないので、
わずかな庭の一角に撒いてみようと思っているのである。

チッパー車に出すのも初めてのことであり、
果たしてどのようになるか、
多少、私は期待しているのである。


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東京の郊外は、早くも『穀雨』の時節となり!?《初出2008.4.14.》

2008-06-09 16:10:18 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、小雨の降る朝を迎えている。
樹木、草花はしっとりとした情景となり、
静寂なひとときとなっている・・。

ここ1週間は晴れ間が少なく、昨日は朝方は小雨、そして霧雨となり、日中の最高気温でも11度前後と、少し肌寒く、
私は冬用のスポーツシャツなどを着たりしていた。

本日は午前中は小雨の後、午後より曇り空で平年並みとなり、
明日は快晴で5月の陽気となる・・。

その後は、曇り時々雨の日が多い週と予測されている。

古人から、暖雨にうるおい百穀生じ育つ、
と称されて穀雨(こくう)の時節と命名しているが、
平年は確か20日前後であった、
と少しボケてきた私は思っている。

特にピカビカの小学一年生から社会人のスタートまでの
新たな人生の門出の人々の心情に思いを馳せると、
快晴3日、曇り1日、そして雨の1日・・
こうしたお天気の移り変わりが、
人々、穀物、樹木、草花がすべて理想的なローテションと、
私は小雨の舞い降りる空を見つめている。

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『ママ・・どうして・・お天気・・悪いの・・?!』  《初出2008.4.13.》

2008-06-09 16:06:56 | 時事【政治・経済】等
東京の郊外は、ここ1週間お天気がぐずつくことが多い。

今朝も小雨が降った後、霧雨となり、
日中も11度前後の少し肌寒くなっている。

ピカピカの小学一年生の女の子は、
せっかくの1週間も桜の散った上、
お天気が定まらない日々が続いたので、
ママにすがり付いている・・。

『ママァ・・どうして・・お天気・・悪いの・・』
と女の子はママに訴えるように云っている。

『さぁ・・どうでしょうね・・
だけど・・2日は・・晴れたじゃない・・』
とママは我が子をなだめるように云った。


ママとして初めての子が、新入生となり、
パパと何かと忙しかったのであるが、
それなりの喜びにつつまれていた・・。

しかし、我が子から指摘される通り、
確かにお天気はくずついている・・。


どうして天上の気候の神々は、
ご機嫌を悪くしているのかしら、と思ったりした。

パパも多忙の中、全面協力してくれたし、
パパのご両親、私の両親も大変喜んで、
お祝いも頂いたりした。

思い当たりことのひとつは、
よじれ国会で政局が混迷をしていることかしら、
と思ったりした。

パパは、長年問題点をなおざりにしてきた自民党も悪いが、
お灸のつもりで、民主党に安易に投票した国民も悪い、
その上に特に民主党は国民に責任ある言動をしていない、
とニュースを観ながら、お酒を呑んだ勢いで云ったりしていた・・。

だけど、このようなことピカピカの一年生に云っても、
解からないわ、とママは呟(つぶや)いた・・。



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姫リンゴのある家・・♪   《初出2008.4.13.》

2008-06-09 16:03:03 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、小雨の降る朝を迎えている。

我家の前方は住宅街であるが、
斜め横のお宅の姫リンゴの花が咲いている。

たわわな白い花を咲いて折、樹高は7メトール前後で、
枝葉を空に向かい、伸ばしているようである。

私はこのお宅の住人とは、自治会が違うので、
余り交流はなく、逢えば挨拶を互いにする程度であった。

ご主人は私より10歳前後ご年配の身で、
娘さんが2人いたが、嫁いで折、
奥様と2人住まいである。

1週間前に私は遊歩道を散策していた時、
ご主人と偶然逢ったのである。

私は挨拶の言葉をかけた時、
ご主人は煙草を取り出して、
『長い間・・ご近所でお世話になりましたが・・』
と私に云った。

私も煙草に火を点(つ)けて、立ち話をしたのである。


ご主人の話に寄れば、
体力も衰えたので、庭の手入れもままならず、
4人住まいだった家の中の掃除も家内は大変なので、
この際、売却して都心の外れの2DKのマンションに引っ越すことにした、
と私に打ち明けられたのである。

私が実家の近い所に一軒屋を構えたのは、
30年近く前の時であり、既にご主人たちの家は、
和洋折衷のお洒落な家があった。

我家とはブロック塀で、最も境界線に近い処に、
姫リンゴの樹木を植えられたのは、
10数年前であった。

私は春の白い花、夏は枝葉を広げ、
秋になると可愛い小粒のリンゴがたわわに成り、
そして晩秋に落葉して、冬は主木と枝の裸樹となり、
私はめぐり季節の情景を享受させてくれたのである。


まもなく斜め前方にあるお宅も引っ越され、
多分、姫リンゴの情景も初夏まで整理される、
と思われる・・。

やがて私も、ご主人と同様に、庭の手入れも出来ない体力の衰え、
家内も程ほど広い室内の掃除も苦となり、
いずれは更に利便性のあるマンションで、
高齢になった時期を過ごすのだろうか、
と深く考え、そして思ったりしたのである。


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陽春の昼下り、夢のひとときは・・♪  《初出2008.4.12.》

2008-06-09 16:00:48 | 定年後の思い
私は午後の2時半過ぎに、
『文藝春秋』を持ち込んで寝室の布団にもぐりこんだ。

1時間ばかり読んでいるうちに、眠り込んだのである・・。


何かしら私はローマ帝国の時代に紛れ込んで、
スペインの片田舎の城にいる・・。

夕暮れの大きな居間で、木造のテーブルの前にある椅子に座り、
前にいる男から叱咤を受けている。
『お前は・・この地方の片隅で・・
つたない文章を綴っていると・・
聞いているぞ・・』
と男は私に云った。

テーブルの外れには、豪華な衣装をまとった塩野七生・女史が、
微苦笑しながら、私達の話を聞いているのである。

『・・』
私は赤面しながら、黙っていた。

『カエサル様・・もうよろしいのでは・・』と
塩野七生・女史は男に云った。


『たとえスペインの片隅の領土であろうと・・
田舎のはずれで綴ろうと、
グーグルの神々は皆知っているのだ・・
齢を重ね、老いたといえども・・
明瞭で格調ある綴りはできないのかね・・』
とカエサルが私に叱咤を重ねた。

『申し訳なく・・修行に励む次第です・・
お許しの程を・・しばらく・・ご猶予下さるようお願い・・』
と私はカエサルに向かい、ペコペコしながら云った・・

『・・』
カエサルは苦虫をかみ締めたかのように苦笑している。

『・・』
私は言葉もでなく、苦渋している・・。


私は目覚め、夢かょ、と少しぼんやりとした状態で、
玄関庭の軒下で煙草を喫いはじめた・・。

私は齢を重ねても独断と偏見があり、
その上に思い込みの激しい男の子であり、
いくつになっても、その日に思ったり、考え込んだりしていることが、
夢の中で出てくるのである。

私は前方にある花梨(カリン)の芽吹ている樹木を眺め、
可愛い淡いピンクの花びらを見つめていた・・。

そして私は、恥をかくような夢でなく、
絣(かすり)を召した40過ぎた女性と昼下りのひととき、
互いに手を握りながら添い寝の方が良いのに、
と思ったりしたのである。

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新緑につつまれながら・・♪   《初出2008.4.12.》

2008-06-09 15:56:54 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、薄日の射す5月のような陽気の日中となっている。

私は買物から帰宅すると、
主庭に面したテラスで、簡易椅子に座り、
『文藝春秋』を読んだりしている・・。

常緑樹の金木犀は新芽を伸ばし、
アカネもちは朱紅色の新芽を伸ばして、
周囲を明るく彩(いろど)っている。

落葉樹の白梅、紅梅は花の季節はひと月に終え、
萌黄色の幼葉となり、
モミジは黄緑色の葉は日増しごとに成長している。

そして紫木蓮(シモクレン)は満開となり、
春爛漫の彩(いろど)りの情景となっている。

ラッパ水仙の白い花、そして群生している鈴蘭水仙の可憐な純白の花が咲いている。

庭の片隅に、小判草(コバンソウ)は幼い稲のような容姿を見せ、
蕗(フキ)も成長している。

微風が吹くと、紫木蓮、鈴蘭水仙は揺れ、
小判草も揺れている・・。


こうした情景を眺め、ときおり煙草を喫ったりして、
月刊雑誌を読んでいるのである・・。

歴史物の作家・塩野七生・女史はローマから日本を見つめ、
たびたび女史の稀(まれ)な視点からの随筆を拝読したりし、
教示させられたりしている。

私も敬愛する女史を少しでも見習って、
東京の郊外から、政局の混迷や社会の騒動を憂いたりしているが、
目の前の新緑の情景につつまれていると、
無力で気弱な私は遥か遠い出来事のように感じられるのである。



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今朝の鼻歌は、『花』となり・・♪  《初出2008.4.12.》

2008-06-09 15:54:39 | 音 楽
東京郊外は、花曇りの朝を迎えている・・。

朝刊を読んだ後、少しぼんやりとしている。
NHKのニュースのトップ情景が、
東京の隅田川が両岸にビルと高層マンションに囲まれた情景が
写し出されていた・・。


♪春のうららの隅田川、
 のぼりくだりの船人が

【 『花』 作詞・武島羽衣 】


私はテレビの放映されている情景は数秒であったが、
年金生活の少しボケた私は小声で唄いだしたのである・・。


♪櫂(かひ)のしづくも 花と散る
 ながめを 何にたとふべき

【 『花』 作詞・武島羽衣 】


家内はコーヒーを飲みながら、テレビを観ているが、
『カァーン・・』
と笑いながら、云った。

私が鼻歌を唄ったりする時、
家内は照れ性なので、NHKの『しろうとのど自慢』の採点の鐘音を真似て、
いつものことである・・。


私達は家内の母と3人で、
昨年の猛暑の中、浅草から隅田川を観光船で船下りをした・・。

『蓮の花』を鑑賞するために、北関東の館林市の郊外にある城沼で、
3泊4日で訪ねたのである。

城沼の岸辺に建っている公共宿泊に滞在し、
夜明け時、朝、昼、夕方を私は蓮の花を眺めたり、
城沼を遊覧船に乗ったりし、私は絶賛した・・。

しかし、3日も観た上、猛暑であったので、
最終日は早めに帰京したのである。
東武電鉄の特急で浅草駅に到着した後、
朝方、家内と打ち合わせ通り、
私達3人は隅田川を船下りをしたのである。

私は緑豊かな調布市で長年住んでいるせいか、
下町は苦手であるが、久々の情景を眺めたのである・・。

私はビル、そして近年からは高層マンションなどを眺めながら、
フジテレビのある付近まで船下りをしたが、
私は情緒をなくした情景に失望したのである。

家内達は無邪気に楽しんでいたが、
どうしてセンスのない建物ばかり建てたのであろうか、
と秘かに調布の里っ子と称している私は嘆いたのである。


♪げに一刻も千金の
 ながめを何にたとふべき

【 『花』 作詞・武島羽衣 】


と私は心の中で唄いながら、
東京オリンピック前の隅田川の光景を想いだしたりしている・・。



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ときには、そよ風に心身をゆだねて・・♪  《初出2008.4.11.》

2008-06-09 15:24:56 | 定年後の思い
東京の郊外は、ここ1週間は晴れ間が少なく、
春の嵐のような風も強く、雨が降ったり、止(や)んだり日もあった上、
花冷えのように肌寒い日もあり、
何かと慌しい天気の移り変わりだった・・。

今朝も霧雨が残ったが、
急速に回復し、5月のような陽気に恵まれた中、
私は買物に出かけた・・。

落葉樹も新緑となり、ときおり微風が吹き、
小枝の若葉も揺れ、私は微笑んだのである。

小公園にある花水木(ハナミズキ)の樹木は、
可憐な白い花を群集させ、
私の心は春爛漫が実感できたのである。

帰宅すれば、主庭にある紫木蓮(シモクレン)は満開となり、
そよ風を受けると、大きな花びらが揺れ、
モミジの小枝の若葉も揺れている。

このような情景を眺めながら、庭先で煙草を喫つたりしていると、
陽春につつまれ、ときおり薫風のそよ風を心身で受けたりしていると、
政局の混迷や社会の騒動も遥か彼方の出来事のように思える。


私は年金生活の4年生の身であるが、
定年退職後の日常で一番感銘を受けたのは、
朝の光、昼下り、そして夕陽の移ろう情景だった。

そして私は、平日の閑散とした遊歩道を散策し、
樹木の季節の移ろう光景に心身をゆだねながら歩いたりしていると、
このような贅沢のひとときを過ごしてよいのかしら、
とたびたび自問したりした。

私も数多くのサラリーマンと同様に多忙な35年を過ごしたので、
こうした自在な時を過ごせるのが夢のひとつであったので、
深く実感しているのである。



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改めて、ゴールデン・イヤーズ・・♪ 《初出2008.4.11.》

2008-06-09 15:19:16 | 定年後の思い
私は昨日、別サイト【OCN Cafe】画面を一新した・・。

従来はデザインのカスタマイズで、
私なりに黒と白を基調とした画面は、
私には愛着があった。

この別サイト【OCN Cafe】には昨年の8月に加入させて頂いたが、
それ以前は【簡単gooホームページ】で、
私が定年退職まもない時から綴っていた・・。

こうした愛着もあったが、時代の流れと受け止めて、
ブログのようなデザイン『かんたん』の中から、
選定した・・。

結果として、この夕陽のような画面が、
私の過ごしている日常からは、心情として魅了されたのである。

昨日の日中、心の交流をしている親愛なる『ゆきうさぎ様』のアドバイスを頂だいた上、
私なりに更に検討したのであるが、
『ゆきうさぎ様』と同一画面で気が引け、ためらったが、
やむえず選定させて頂いたのである。


私は中小業の民間会社を長年勤め、
数多くのサラリーマンと同様に、
睡眠時間、趣味時間などを削り、精勤してきた・・。

せめて退職後の第二の人生は、
自身の好きな趣味の時間で時を過ごそうと決意したのである。


私は高級官僚、民間会社の首脳のように、
高額な給与、その上に退職金などで数億の金融資産はないが、
程々の貯金と年金支給で退職後はそれなりに生活している・・。


私は東京郊外の調布市で世田谷区と狛江市に隣接した所に住んでいるが、
築後30年近い少しリフォームをした一軒屋に住んでいる。
敷地が変則形であるので、主庭と玄関庭に分離し、
それぞれ落葉樹を主体とた樹木を眺め、
季節の移ろいを享受している。

私達夫婦は子供に恵まれなかったので、
家内と2人住まいの家庭である。


私の日常は、大学を中退後、
映画・文学青年の真似事をした時期もあったので、
小説、随筆、歴史書、現代史を読んだりしている。

そして古き良き時代の映画を自宅の居間で観たり、
現役時代はレコード会社に勤めていた影響もあり、
音楽を聴いたりしている・・。

日中は買物、散策などの折、
季節の移ろう情景に眺めたりし、
知人のご婦人、見知らぬ女性とも立ち話などをしたりしている。
私は若手の女性は苦手であるが、
特に40代以上の女性のことば、しぐさに魅了させられることが多い。

詳細についての定年退職後の状況は、
この【OCN Cafe】、そして別サイトの【gooブログ】で綴っているので、省略するが、
私は好奇心を失くしたらこの人生は終りだ、
と人生信条している。

そして、ときおり庭の手入れをしたり、
家内との共通趣味である国内旅行で、
その地の景観を眺めたりし、
風土、文化などを教示させられている。

定年退職後、たびたび国内旅行に行ったりしたが、
知床半島に於いて、観光船で早朝クルーズで岬で日の出を迎える団体周遊プランに参加していたことがある。

道央、道東の知床を周遊し、3日目の昼下り、
阿寒湖の湖畔で1時間ばかり休憩した時であった。

私達は団体周遊旅行で、私達と同様に夫婦の方も多くいるので、
私達は40代の頃から、好感した夫婦と旅行中で話し合ったりするタイプである。

この時も年配のご主人と湖畔の喫煙場で、
私は話し合っていた・・。

『僕は70を過ぎているが・・あなたは60過ぎた頃でしょう?
僕も60代の頃は、家内と海外旅行など・・盛んに行ってたの・・
自分達が好きなことが一番できる時期なの・・
あなたたちのご夫婦を観ていたら・・思い出されたのよ・・』
と年配のご主人は私に微笑みながら私に云った。

『あの頃は、体力は衰えは感じていたが・・何より気力はあった・・
あなた・・知っているでしょう・・
ゴールデン・イヤーズということ・・
一番充実していた時だった・・』
と年配のご主人は言葉を重ねられた・・。

私は改めて、このご主人から、
60代は人生の黄金期と学んだのである。



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