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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『マンゴー』を求めて三千里・・♪   《初出2007.12.30.》

2008-06-03 12:06:30 | 食べ物、お酒
東京の郊外は、快晴であったが、ときおり強い風が吹く中、
私は散策と買物に10時半過ぎに出かけた・・。

家内から、散歩のついでに5品の買物を頼まれたのであるが、
この中で南国の甘味のある果物のマンゴーがあった。

家内の母の好物のひとつで、冷凍されたマンゴーであるが、
昨年は28日頃に確保でき、それなりに美味しい、と評価を頂いたのである。

今年も25日に買い求めに行ったが、売り切れとなったので、
今回は敗者復活戦のつもりで駅前の大型スーパーに、
散策がてら30分程歩いて行ったのである。

結果として品切れであり、少し落胆しスーパーを出た時、
小雨が降りだしてきた・・。

私は川沿いの遊歩道を歩いてきたので、
帰路も歩いて帰るつもりでいたので、
予報は快晴なのに、どうして雨が降るの、
と少し途方にくれたのである。

そして、電車を一区間乗った別の駅前の大型スーパーに向かったが、
やはりこの大型スーパーでも品切れであった。

その後、もしかしたら自宅の最寄の大型スーパーにあるかもしれない、
と気を取り直して、寄ってみたが、
残念ながらマンゴーはなかったのである。

たかが冷凍されたマンゴーであったが、
大型スーパーを3店廻り巡って3時間要したのであり、
『母を訪ねて三千里』のような思いとなったのである。

私は心の反動として、私の好物の『祝い鯛』を買ったのである。
小中学生の時代は劣等生で、今は年金生活の身で、少しひけめ感じるが、
店内で一番高価な祝い鯛を購入したのであるが、程ほどの価格である。

帰宅後、家内に、
『XXちゃんさぁ・・残念ながら・・マンゴー買えなかったょ・・
成果のない買物をして・・申し訳ない・・』
と私は家内に詫びたのである。

その後、着替えて、庭に下り立ち煙草を喫っていたら、
風もなく、穏やかな快晴となった。
私は、天上の気候の神々は一体どうしたの・・、と呟(つぶや)いたのである。


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ときには、純米酒の浮気も・・♪   《初出2007.12.5.》

2008-06-03 09:08:13 | 食べ物、お酒
私は年金生活の四年生の身であるが、
現役時代から、夕食時に風邪を退いた時以外、晩酌をしている。

40歳を過ぎた頃からは、純米酒の辛口が殆どであり、
ときたまビールを呑むぐらいとなっている。

純米酒は夏は冷酒とし、春と秋は常温で頂き、
寒さが感じる時節は人肌に温めて呑んでいる。
原則として、その日に応じた気分で、
弐合徳利とぐい呑みを変えたりしている。

純米酒の銘柄は、この20数年、3種類だけである。
私は魅了された銘柄については、変えることなく愛し続けるので、
数は少ないのである。

旅行先で頂く場合は、なるべく地酒を呑むようにしている。
訪れた先の風土、文化を知るひとつの手掛かりとなるからである。

このように日常と旅先の銘柄を享受しているが、
ときおり私は男の子であるので、
純米酒の銘柄に関しては、浮気心がある。


先程、買物に行ったスーパーの地酒コーナーで、
目に止まった銘柄があった。

四合瓶のラベルには、

幻の酒米
  雄町米(おまちまい)  
     旨味辛口の美味な純米酒

と大きく明示され、

櫻室町の雄町米の酒
   室町酒造株式会社

と小さく印刷されていた。

そして、棚の上に980円と表示されていた。

私はどのような風味となるか、
好感できそうな女性との初対面の折、言葉を交わすのと同様に、
少しドキドキし心を躍(おど)らせている。


尚、私は一介のサラリーマンであったので、
一升瓶で3500円どまりを選定としている。
これ以上のお酒は、残念ながら家計に影響するので、
断念しているのが実態である。

ある時、試飲会で招待されたり、旅先の酒造所の試飲・即売所などで、
高価な純米酒を頂いたが、私には美味しく感じられないこともあった。
私はその人なりの好みと感じ、男と女の相性と同じかしら、
と微苦笑したこともあったりした。


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雨の降る前、買物と散策・・♪  《初出2008..2.》

2008-06-03 08:45:52 | 食べ物、お酒
私の住む東京郊外は、午後の3時過ぎから雨が予測され、
明日は台風5号の北上に伴い、大雨が予報されている・・。

私は午前中のひととき、郵便局、銀行、そしてスーパーの2店ばかり廻ってきた・・。

スーパーは、平日でも少し混んでいて、
私の思惑と同様に、雨の降る前に買物を、
と私は微苦笑したのである。

私は年金生活の4年生であり、
日常の買物は私の責任の範疇であり、自動車を所有しない我家の方針として、
両手に買物した品を提げて、
往復したりしている。

野菜コーナーでの選別も馴れ、
そして家内の好きな『ゴールド・キウイ』のニュージーランド産などを購入したりしている。

今回の買物で、ピーマンを見ていたのであるが、
バラ売りで6個で98円には驚き、
確かな品で色艶も良く、私は内心小躍りして、
12個を購入した。

帰宅後、家内に
『立派なピーマン・・廉(やす)くて・・驚いたよ・・』
と私は云った。

『良かったわ・・助かるわ・・』
と家内は明るい声で云った。

私は祖父や父が亡くなる幼年期までは農家の児として育ち、
野菜の育成から青果市場に出荷するまでの情景を見ていたので、
少し複雑な思いである。

果たしてこのような店頭価格であると、
労苦の多い野菜の生育の果て、いくらで納品価格となるのだろうか、
と思ったりしてしまうのである。

家内はサラリーマンの家庭で育ったので、
『品が良くて、お値段も廉(やす)く・・』
とまるで工業製品みたいに云っているので、
私はときおり、無頓着な家内に苦笑している。


尚、『ゴールドキウイ』などの洒落た果物は婦女子の食べ物であり、
男子たる呑兵衛の私は、我家では家内専用の食べ物としている。

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私の苦手なキムチ・・♪   《初出2007.11.13.》

2008-06-02 12:37:32 | 食べ物、お酒
私は塩漬けした白菜は、唐辛子を少し掛けて、醤油を足して頂くのは、
晩秋から早春までの好きな食べ物であるが、
なぜかキムチ系の食べ物は苦手である。

家内はキムチを食べながら、
『どうして・・こんなに美味しいのに・・』
とからかわれたりしている。

私は残念ながら幼年期では巡り逢ったことのないキムチであったことが、
主因と思ったりしている。

味、味覚は幼少でその方の一生は決定される、
と料理の著名の方が何かの時に発言されて、
私なりに納得しているひとりである。

これと同様なのか、タラコは好きであるが、
明太子は苦手である。

私はニンニクに関しては、好きな調味のひとつであり、
例えば鶏(ニワトリの肉を焼いたり、煮たりした時、
ニンニクを淹れたりすると、寒さを感じる季節には好感して、食べ過ぎてしまうのである。

人それぞれ食べ物の趣向はあるのは承知しているが、
家内に云わせると、貴方も偏食が多すぎるわ、
と新婚時代に云われたりした。

一番困るのは、九州の博多に近い周辺を観光周遊ツアーを利用した時、
明太子の名店に寄り、販売員の方から見本品の賞味を進められ、
私は避け、横にいる家内が私の分まで頂いたりする。

私はそんなに美味しいの、と数多くの方たちが賞味しているのを、
唖然としながら微苦笑している。


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私の晩酌の友、ひとつは実山椒・・♪ 《初出2007.11.9.》

2008-06-01 15:55:43 | 食べ物、お酒
私は年金生活の身ながら、風邪のひいていない限り、
殆ど夕食の前にお酒を頂いている・・。

純米酒の辛口を呑んでいるが、ビールの時もある。

家内が夕食の料理を作ってくれている最中に、
私はいそいそと晩酌の準備をする。
純米酒の場合は、弐合徳利とぐい呑みを選定したり、
ビールの時はコブレットを食器棚から取り出す。

私なりの晩酌のひととき、大切なつまみとして、
今年から新加入したのがある。

今年の2月中旬に於いて、
私達夫婦は家内の母と奥飛騨地方の新平湯温泉に5泊6日の温泉滞在をした時、
飛騨高山市のお土産屋さんで、家内が見つけてくれた品のひとつである。

『実山椒』と大きく明示され、
実山椒を半熟期に採集して、塩炊きにしたのである。

三つ粒ほど口に食べる前から、山椒の香りがただよい、
口に含むと風味、香り、苦味が拡がり、
ぐい呑みを引き寄せ、ちびりと純米酒を呑む・・。

私は山里の光景を想いだし、山椒の採集の情景を重ねたりする。

こうした折、私なりの美しい日本の風土を感じ、至福のひとときとなる。

私は自分に一日は9粒以内にと厳命させて、大切に頂いている。

残念ながら80g入りの『奥飛騨の味』であり、
食べつくしてしまった後、宅配便で送ってね、
と製造者の有限会社飛騨山椒に連絡する。

数は限りあるので、二が月程、宅配便を待ち焦がれる時もある。

私は齢を重ねた63歳の呑兵衛の身であり、
これまでは山椒に関しては、色々と味わい好きな品であるが、
今年から半熟期に採集し塩炊きにした愛食は、
晩酌の時の友のひとりとして加入している。



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秋の雨、肌寒く、人恋しい夕暮れ時は・・♪  《初出2007.10.26.》

2008-05-31 16:49:11 | 食べ物、お酒
東京の郊外は、早朝より小雨が降りつづいて折、
ときおり本降りとなっている・・。

秋の深まる時節、何かと詫びしさがつのる時は、
夕暮れ時に早めに入浴する。

心身ほぐれ、身体も温まり、心もすっきりする。

その後、私は弐合徳利に純米酒を入れ、人肌に温め、
この日の好みに応じたぐい呑みで頂く。

そして、長年に於いて寝食を共にし、この世で一番安心できる家内と、
語り合いながら夕食を頂くのに限る。

ここ30数年、苦楽を共にした家内を私は、
戦友のようだね、
と云ったりすると、
家内は少し照れたようなしぐさをする。

尚、平日の夕暮れに家庭風呂に入れるのは、
現役時代の時は夢のひとつでもあった。

このような我儘なことが出来るのは、
サラリーマンを卒業した年金生活の4年生の特権かしら、
と微苦笑している。



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私なりの秋味ビールは・・♪   《初出2007.10.2.》

2008-05-31 13:51:57 | 食べ物、お酒
初秋になると、純米酒も美味しく感じられるが、
ときおりビールを呑む時もある。

伊予地方の柚子(ユズ)を我が家にあるが、
今年はたわわに実を付けている。

私は数個捥(も)いで、この時節のビールの友とすることが多い。

単に四つに切り、かじったりしている。
コブレットにビールを注(そそ)いで、柚子の種を三つばかり入れる。

こうして頂くと、かすかに柚子の香りがし、
秋に相応(ふさわ)しいビールとなる。

以前、4分の1の実をビールに入れたが、味そのものが柚子の汁が強すぎて、
失敗したりしていた。

純米酒の時、ぐい呑に三つ程の種を入れて、
秋の香りを楽しんでいる。

こうした折、家内は嫌な顔をして、
輪切りの一切れにされたら、
と提言されるが、
呑兵衛の私は風味、香りを大切にしているので、
こればかりは家内の言葉を無視している。

早春の梅の咲く頃は、
ぐい呑、或いは小皿などに注(そそ)いだ純米酒に梅の白い花びらを淹れて、
早春の時節のたわむれをしたりしている。
こうした折は、家内は微笑んだりしている。

呑兵衛の私は、こよなく愛飲される友に、
単たる惰性で呑むのは失礼と思っているのである。


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今宵は、エビス・ビールで・・♪   《初出2007.9.18》

2008-05-31 09:51:51 | 食べ物、お酒
私は夕食時の時は、純米酒の辛口を呑んでいることが多いが、
ときにはビールかワインを呑んだりしている。

最近は自在の生活をしているせいか、少し現役時代より太ってきたので、
一日おきにビールを呑んだりしている。

缶ビールの350mlを2本の時もあれば、
3本を呑んだりするときもある。

若き40代前後の時は、夏の土、日曜日の時などは、
大瓶のビールを4本程を軽く開けていた・・。


今宵は、伊予柚子を2つほど輪切りにしたのを口に含んで、
エビス・ビールを呑んで、夕食のはじまりとしたが、

『俺も・・弱くなったょ』
と私は家内に云ったりした。

『あなたは・・それだけ呑めば・・充分ですよ・・』
と家内は云っている。

『そうかなぁ・・』
と私は云った。

『だって・・あなたの退職の頃まで・・
お酒は弐合の約束は遥かに過ぎて・・お変わりする時もあったじゃ・・ないの・・
充分・・一生分・・呑んだんじゃ・・ありません?・・』
と家内は微笑みながら、私に云った。

私は家内が嫁いできてくれた時、半ダース程のコブレットのグラスで、
ビールを呑んでいるが、長い歳月の間に割れて、
最後のひとつのコブレットとなっている。

私はお酒に関しては、多分危篤の時まで日常の友として呑むと思うが、
くい呑みや最後となったコブレットに愛(いと)おしく、
過ぎ去った月日に重ね、想いを馳(は)せたりしている・・。



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『塩えんどう』は、日常の友・・♪   《初出2007.9.16.》

2008-05-31 09:41:41 | 食べ物、お酒
ここ数年、私が夕食時に一年の殆ど、『塩えんどう』を食べている。

家内がスーパーのそう菜コーナーで見つけた食品のひとつであるが、
お酒の友、ビールの友に欠かせないのである。

栄養のバランスとしては、大豆類が良いとされているが、
豆腐に関しては、冷やしたのは好きであるが、
冬場の湯豆腐などの鍋物が苦手なのである。

夏場の時に枝豆が店頭に並ぶことが多いが、
茹(ゆ)で上がった後に頂くが、食感が飽きてしまうのである。

現役の50代の時は、栄養補給剤として、眼精疲労、肩こり、腰痛などの三拍子整えた錠剤を飲んだりしていたが、
退職後は薬に頼らない食材を探していたのである。

このような時、偶然に『塩えんどう』を頂いた時、舌触り、歯ごたえ、香り、味わいなどの食感が合い、
何より袋を開けて、小鉢かお皿に移せば、後は箸(はし)でそのまま摘(つ)まんで、頂くだけである。

こうして、私は一年の大半、『塩えんどう』を夕食の時に頂いている。

『塩えんどう』に関して、私は色々と食べたが、
イギリス産の青えんどう豆で造られたカネハシ食品が最も好みである。

この食品メーカーの袋には、

  ビールのおつまみに
          まめごはんに

赤穂の天塩を使用し、ほどよい塩味に仕上げました。

と大きく明示され、160g入りと記されている。

尚、私はこの食品メーカーのカネハシ食品株式会社とは、
現役時代を通しても一切関係がなく、
良質で手軽な価格で購入できる好みの食べ物のひとつを公知した次第です。



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知らなかった出西生姜(しゅつさい・しょうが) 《初出2007.9.9.》  

2008-05-31 09:03:33 | 食べ物、お酒
私は定年退職後の3年生の身であるが、
新聞をゆっくりと読んだりするのが好きである。

現役時代は、時間に追われ、経済面と社会面だけ主体に読んだりしていた。

今朝も煎茶を飲みながら読売新聞を読んでいたが、
一番気になった記事は、政治、外交、軍事、経済、社会、スポーツ等でなく、
【Y&Y】と題された日曜版の中の記事だった。

愛読している【Food(ふ~どき)記】の記事であるが、
今週は『出西ショウガ 全国区へ』と見出しであり、
出雲地方の名産の出西地区を紹介されたていた。

新聞記事を無断であるが、引用させて頂くと、

・・・
ショウガの栽培には、水が豊富で水はけがよい土地が適している。
斐伊川が運んできた砂地のおかげか、出西地区は古くから産地と知られている。
・・・
「同じ種でも、ほかの土地で育てると固くなってしまうと言われてます」
・・・


私は生生姜に味噌を付けて、純米酒、ビールを呑みながら頂くのが好きである。
初夏の頃から、スーパーの野菜売り場で、新鮮そうに見えた時は、必ず購入し、
色あせた品を見た時はどうしてなの、と肩を落とし見送っている。

私は出雲地方には、少なくとも4回は訪れていたのであるが、
つたない私は出西地区が生姜の名産地であることは知らなかったのである。

できうれば、この地を訪れて、
収穫した直後、夕映えのひととき、出雲の地酒を呑みながら味噌を付けて齧って、
歯ごたえ、辛味が次第に舌に・・
このような情感を私は夢にみたりしている。


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この世で一番美味しい食べ物は・・♪  《初出2007.8.30.》

2008-05-30 12:30:41 | 食べ物、お酒
今朝、朝食前に家内が洗濯の合間のひととき、料理雑誌を見ていて、
野菜、果物、魚介類の秋の時節のことで、私に話しかけてきた・・。

『どれも・・美味しそうね・・』
と云った。

私は新聞記事の政治の喧騒を思い浮かべていたので、
『女性とご年配の方達が・・喜ぶものが多いみたい・・』
と大人になりきれない民主党のある政治家の人達のことを思った。

『だけど・・貴方の好きなお酒の付け出しに最適なのも・・あるわょ・・』
と家内は私に行った。

私は家内の見ている雑誌を斜め見ると、
『確かに・・美味しそうなものはあるよねぇ・・
だけど、この世で一番美味しいものは、
旬のものを素材を大切にした料理・・
これ以上のものはないと思うょ・・』
と私は言った。

『・・』
家内は私の断片癖が始まったと感じていたが、
やがて微笑んだ。

私は家内から茶事、焼き物、料理などの和事の基本を多くを学んで折、
30数年前の新婚時代に、家内から教えられたひとつであった。

我が家の夫婦の会話は、私の退職後の日常は、
こうした話や旅行先のこぼれ話が多い。

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夏の匂(にお)い・・♪   《初出2007.8.28.》

2008-05-30 12:15:20 | 食べ物、お酒
ときおり私は、自分が綴った文章を省(かえり)みたりする。
特に昨年の夏は・・一昨年の頃は何を思っていたのだろう、
と他愛ないことを振り返ったりする・・。

今朝は、今年の夏は7月には曇り、雨の日が多く、
8月になると平年以上の猛暑が多く、
スーパー、八百屋さんの店頭で並ぶ農作物が影響を見られているので、
昨年の夏は・・などど振り返りかえったのである。

一昨年の夏の終りに、私は西瓜(スイカ)のことを綴って折、
今年の夏を振り返ると、思わず苦笑したりしている。


スーパーで買物を済ませ、八百屋で野菜物を見ていたら、
西瓜があり、富良野産とシールが貼ってあった。

買物車にくくりつけた段ボールの中は、
野菜物を入れると溢(あふ)れそうになるので、迷ったのである。

結果としては、重い西瓜を片手に提(さ)げて、
片手に買物車を引っ張って、住宅街を抜けて歩いた。

サルスベリと称されている百日紅の淡い紅色の花を観たり、
宗旦木槿(ソウタン・ムクゲ)の底紅の純白の花びらを誉(ほ)めたりして、
暑い日中、アロハシャツも汗まみれとなりながら帰宅した。

夕暮れのひととき、家内と西瓜を食べながら、
『富良野の西瓜・・昔風の味だねぇ・・
最近は甘味が多すぎたものが多いが・・こうした味も俺は好きだなぁ・・』
と私は家内に言ったりした。

食べはじめていると、甘味が口いっぱいになり、
夢中で食べ終わると、口の周(まわ)りは西瓜特有の夏の匂いが漂(ただよ)った・・。

今年は6月の下旬より、茨城産、福島産、秋田産、北海道産を食べてきたが、
今日で西瓜は夏の香りを残して、最後と思われる。

家内は、夏の果物に関しては、メロンより西瓜が好きである。


このように一昨年の9月2日で綴っていたが、今年は天候が不順なので、
不作なのか高騰し、私が西瓜を提げてきたのは、
確(たし)か3回だったかしら、と家内と昨夕話したりしていた。



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されど、冷凍食品・・♪   《初出2007.8.18.》

2008-05-30 09:56:31 | 食べ物、お酒
私は定年退職後の3年生の身であり、自宅にいることが多く、
朝は軽く、昼は程々に、夜は晩酌をしながら、鶏肉、豚肉、牛肉が主体の食事となっている。

そして、ときたま餃子(ギョウザ)などを食べたりしている・・。

家内の妹から、2年半前頃、
『餃子・・冷凍食品でも・・美味しいわよ・・』
と何かの話題の折、家内に言った。

私は餃子が好みであり、40代のなかばまでは、
家内に作って貰い、40個前後を食べたりしていた。

50代になると、スーパーで美味しいと思われる即売の2人前を食べたりして、
『XXちゃん・・この前のスーパーの方が・・美味しかったよ・・』
と家内に言ったりしていた。

家内の妹の助言により、
冷凍食品の餃子を買い求め、我が家の電子レンジで試みたが、
駅前の中華そば屋さんの餃子より美味しかったのである。

私達は2人前の24個入りを夕食の時に頂いたりしているが、
大半は私が食べ尽くしている。
そして、何故かしら辛口の純米酒と合うのである。
夏の時節は、クーラーの冷気の中で、冷やした純米酒を呑みながら、頂いたりしている。

家内が実家に宿泊した時、外出した時などは、
ときたま冷凍食品の炒飯(チャーハン)を食べたりする時もある。

『本格炒め炒飯』と明示され、こんがり焼いたジューシー焼豚入り、と強調されて折、
確かに電子レンジで温めると、香ばしい香りが漂(ただよ)い、それなりに美味しいのである。

私は冷凍食品は美味しくないと思ってきたが、
手軽に程々の味をしている、と遅ればせながら心を改めたのである。

尚、私は餃子と炒飯を食べた限り、
餃子は味の素、炒飯はニチレイが美味しく頂けた。

されど冷凍食品であるが、品質、味わいは進歩している上、
価格も廉(やす)いので、年金生活の私にとっては秘かに月数回の友かしら、
と思ったりしている。




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ときには、我が家の食事も乱れ・・♪   《初出2007.8.4.》

2008-05-29 09:36:18 | 食べ物、お酒
昨日、家内は洗濯の合間に掃除していたが、旅行の準備もあり、
家内なりに忙しい日中であった。

我が家に銀行の方も来宅するので、
家内は念入りに掃除も加わったので、何かと忙しくしているのであった。

こうした時、我が家の食事は平常ペースから大幅に乱れるのである。

10時過ぎに、素麺(そうめん)を朝食と昼食を兼ねて頂き、
昼下りに私が銀行の方と小用を終えた後、
何かを食べようと家内に声をかけたりした。

結果として、寿司屋に電話して、
3時過ぎに庭を眺め、旅行のこぼれ話をしながら、
寿司を頂いたりした。

ビールを呑みながら、寿司をつまんで、
快晴の庭を眺めて、早めの夕食とし、
ゆっくりと1時間半ばかり早めの夕食となった。

この後、私は夕寝を1時間ばかりした後、ぼんやりと7時過ぎに庭先で煙草を喫ったりした。

私は12時過ぎの真夜中に布団にもぐったが、
変則な1日を過ごしたのである。

この間、冷たい煎茶を数多く飲み、そしてアイス・コーヒーも飲む、
ときには身勝手な変則の食事であった。




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我が家のもうひとつの冷蔵庫・・♪   《初出2007.7.28》

2008-05-17 11:20:17 | 食べ物、お酒
真夏の陽射しが照りつける昼過ぎ、私は最寄のスーパに買物に行った。

5分程歩く場所にあり、惣菜売り場を私は家内に、
我が家のもうひとつの冷蔵庫、と日頃から言っている。

家内が実家に行っているので、夏場であり、
料理の作り溜めは避けているので、私の食べる料理が乏しくなり、
暑い中を出かけたのである。

一昨日は刺身が主体であったので、
惣菜コーナーをうろついて、探したりした。
結果として、具たくさんの酢豚、ギョウザ、豚の角煮を買い求め、
パンも揃えた後、何故かしら日本酒のコーナーに自然と足が向いた。


四合瓶の棚を探していたら、瓶の首に赤い札が下げられていたのを、
思わず読んでしまった。


金賞受賞酒
  雄町米の酒
     櫻室町 室町酒造

そして瓶のラベルには、

幻の酒米
    雄町米(おまちまい)
旨味辛口 美味な純米酒


と明示されて折、夕食の共に、と即決して購入することにした。

私はときたま秘かに通う地酒の各種類を呑ませる居酒屋で、
絣(かすり)の召した中年の仲居さんの数名には、
この世で一番弱い男の子であるが、

  酒造好適米 備前雄町100%

とシールが貼られたのにも弱いである。


私は岡山産のこのお米で造られた別の純米酒を15年前の数年、
盛んに愛し続けたこともあるので、
別れた恋人と再会かしら、と思っている。

尚、このお酒は四合瓶で980円であるので、
年金生活の私には最良の友と微笑んでいる。



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