夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

夏の匂(にお)い・・♪   《初出2007.8.28.》

2008-05-30 12:15:20 | 食べ物、お酒
ときおり私は、自分が綴った文章を省(かえり)みたりする。
特に昨年の夏は・・一昨年の頃は何を思っていたのだろう、
と他愛ないことを振り返ったりする・・。

今朝は、今年の夏は7月には曇り、雨の日が多く、
8月になると平年以上の猛暑が多く、
スーパー、八百屋さんの店頭で並ぶ農作物が影響を見られているので、
昨年の夏は・・などど振り返りかえったのである。

一昨年の夏の終りに、私は西瓜(スイカ)のことを綴って折、
今年の夏を振り返ると、思わず苦笑したりしている。


スーパーで買物を済ませ、八百屋で野菜物を見ていたら、
西瓜があり、富良野産とシールが貼ってあった。

買物車にくくりつけた段ボールの中は、
野菜物を入れると溢(あふ)れそうになるので、迷ったのである。

結果としては、重い西瓜を片手に提(さ)げて、
片手に買物車を引っ張って、住宅街を抜けて歩いた。

サルスベリと称されている百日紅の淡い紅色の花を観たり、
宗旦木槿(ソウタン・ムクゲ)の底紅の純白の花びらを誉(ほ)めたりして、
暑い日中、アロハシャツも汗まみれとなりながら帰宅した。

夕暮れのひととき、家内と西瓜を食べながら、
『富良野の西瓜・・昔風の味だねぇ・・
最近は甘味が多すぎたものが多いが・・こうした味も俺は好きだなぁ・・』
と私は家内に言ったりした。

食べはじめていると、甘味が口いっぱいになり、
夢中で食べ終わると、口の周(まわ)りは西瓜特有の夏の匂いが漂(ただよ)った・・。

今年は6月の下旬より、茨城産、福島産、秋田産、北海道産を食べてきたが、
今日で西瓜は夏の香りを残して、最後と思われる。

家内は、夏の果物に関しては、メロンより西瓜が好きである。


このように一昨年の9月2日で綴っていたが、今年は天候が不順なので、
不作なのか高騰し、私が西瓜を提げてきたのは、
確(たし)か3回だったかしら、と家内と昨夕話したりしていた。




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