平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方市ワンデイアクション④ 図書館関係

2010-03-14 23:24:00 | 市民の市民による市民のための平和活動
 近くの枚方市立図書館に行くと、多くの利用者に驚く。まさに子どもからお年寄りまでが、本に親しんでいる。1階が図書館、2階以上が公民館という社会教育施設は、枚方市が大切にしてきたもの。前の大戦の反省から「自ら学び、考え、決める」力をもつ市民の存在が、2度と戦争に向かう動きを止めることができるという考え方が、枚方市で続いてきた。そして、そのような自立した市民が市民運動をつくり、市役所と共に枚方市をつくってきた。しかし、数年前に公民館が廃止され生涯学習市民センターに再編され有料化された頃から、「市民との協働」という名の下に、ややもすれば市民を行政の下請け機関に取り入れるの要素が大きくなってきた。

 この間、その流れが図書館にも及んだのではとの危機感を感じることがあった。枚方市の図書館資料収集方針から「図書館の自由に関する宣言1979年改訂」が削除されたのだ。この宣言は日本図書館協会(文部科学省の特例社団法人)の綱領といわれるもので、1954年戦前の思想を導く機関として機能した歴史を反省し打ち出された精神が書かれている。その精神は、・・(第一)図書館は資料収集は自由を有する (第二)図書館は資料提供の自由を有する  (第三)図書館は利用者の秘密を守る (第四)図書館はすべての検閲に反対する
 図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る・・・

 図書館職員と話し合いの場を持ったが、今回の変更について会議が開かれず、起案(決済)のみで変更されたことが、明らかになっている。変更の経緯と、理由を確認する要請文を提出した。
*写真は、きれいに手入れされた近所の大規模マンション。