ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

警察のサイバー犯罪対策

2012-12-24 06:31:59 | 社会

私の術後の回復は昨日から第2段階に入った感じがしている。それまでは、薬などの力を借りて回復していたのが、昨日から一切投薬はなく、自分の体力に基づく回復のみになった。土曜から日曜がその切り替えだった。日曜が終わって再び回復基調に戻った手ごたえを感じている。さて、今日の話題はパソコン乗っ取りに対する誤認逮捕の問題についてである。

警察が、パソコン乗っ取り事件に関する報告書をまとめてこの問題の対応は一段落の印象がある。対応は基本的には各警察本部のサイバー犯罪対応力を上げるというようなあいまいなものだった。

以前にも書いたがこの問題に対しては警察の組織体制を大きく見直すべきであると思っている。つまり警視庁にサイバー犯罪特捜部のようなものを作って全てのサイバー犯罪をまとめて扱うべきだ、という意見である。サイバー犯罪では事件がどこで起こったかは殆ど意味がない。また犯人がどこの住んでいるかも殆ど意味がない。日本全国、広く言うなら世界全体でどこに居てもどこででも犯罪を起こすことができる。これを各県警本部で扱うという考え方そのものが間違っている。三重県警、大阪府警、神奈川県警で誤認逮捕があったのだが、だからと言って各県警のサイバー犯罪対応能力を上げるなどという対策では追いつかないことは目に見えている。一か所に優秀な人材を集めるべきである。

私の言っていることはちょっとITに詳しい人ならだれでも考えるはずである。警察組織は縦割りになっていてこういう発想が出ないことはあるかもしれないと思う。しかし、取材をしているマスコミにこういう発想が出ない訳がないと思う。それなのにマスコミが誤認逮捕を攻めるばかりで組織改編を指摘しないのはどういう訳かと思う。マスコミの能力が著しく低いのか、警察組織との癒着があり、言えないことなのか、いずれにしても日本のマスコミの貧弱さが端的に出ていると思う。