「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

伊藤忠、企業理念に「三方よし」!?

2020-01-16 23:58:55 | 企業を斬る

          
今日、伊藤忠商事 <8001> は、同社グループの企業理念を4月1日から
近江商人の経営哲学「三方よし」に改めると発表した。改訂は28年ぶり。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000035-jijc-biz

創業者の初代伊藤忠兵衛が「売り手よし、買い手よし、世間よし」の
「三方よし」の起源となる言葉を最初に提唱したことにちなんだ。


「三方よし」は、伊藤忠の創業者である初代伊藤忠兵衛が重んじた
言葉とされ、売り手と買い手だけではなく、地域経済に貢献する事で、
持続的な企業価値の向上と社会課題の解決を図るという現在の取組み
につながっています。

学生の就職企業ランキングでもトップ5に入り、SDGsの観点から
企業としてシンプルな企業理念となっており、「温故知新」である様
に思います。

さて、日経平均は小反発し、16円高の23933円の大引けでした。
(出来高 概算10.3億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、ダウが29000ドル台に乗せるなど、米中貿易交渉
の落ち着きで、「第2段階合意」に向けた期待もあり、日経平均は、疑心
あるも底堅い展開となった。利食いをこなしながら、23900円台維持
した終了であった。

日経平均は、小反発。5日線/25日線が上向きで、先高感あります。
ボリンジャーバンドは、+1σ~+2σレンジへ向かい、投資マインドは
良化しています。

今晩のNY市場、上昇するスタートし、高値更新して終了する勢いです。

明日の日経平均、出遅れから週末でも、24000円台奪還に期待です。

 

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タカラトミー、トミカ50周年で記念商品を発売!?

2020-01-15 23:56:09 | 企業を斬る

          
今日、タカラトミーは、今年で発売50周年を迎えるダイキャスト製
ミニカー「トミカ」の記念企画を発表した。大手自動車メーカー3社
トミカ用にデザインした記念商品を発売するほかトミカを題材にした
新アニメを4月から放送。他にも他企業との共同企画を年間を通して
実施し、節目の年を盛り上げる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-00000545-san-bus_all

トミカは昭和45年に販売開始。海外のミニカーが人気を集めた当時、
子供たちに国産車のミニカーで遊んでもらおうと開発された。クルマ
らしい重量感や質感などが人気を集め、これまでに1050車種以上
を展開しています。

累計販売台数は6億7千万台を超えた。2.35秒に1台が売れてる
という人気シリーズ商品です。

富山幹太郎会長は「失敗を繰り返しながらも強い思いで開発した」と
振り返りながら、「変わりゆく時代の中でトミカがどう進化するのか、
わくわくが止まらない」と語った。

50周年記念企画での目玉は、4~8月にかけて発売されるホンダや
トヨタ、日産のデザイナーがデザインを手がけた記念商品。
「シビックTYPE R」「GRスープラ」「GT-R」といった各
社を代表するスポーツカーがベースで、同デザインで装飾された実車
も関連イベントで公開します。

10月に、トミカの歴史を振り返るイベント「トミカ50周年ファン
感謝祭」を開催するほか、5月まで大型ショッピングモールで展示・
物販イベントを実施します。企業との共同企画ではトミカデザインの
はとバスが都内を運行し、ロッテは外箱で紙製トミカができるチョコ
パイを発売します。


4月にはトミカのテレビアニメとしては約2年半ぶりとなる新アニメ
「トミカ絆合体 アースグランナー」をテレビ東京等で放映する様で
トミカが合体して、キズナ合体して大型ロボットになり、宇宙怪獣と
戦うアニメ。

子供だけでなく、昔に子供であった大人世代も懐かしさあります。
イベントを通して、タカラトミーに目が離せません。値を落としてる
タカラトミーの株価、これからのジリ上げに期待したい。

さて、日経平均は反落し、108円安の23916円の大引けでした。
(出来高 概算11.2億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、米中貿易交渉で「第一段階合意」も材料出尽くしで、
底堅い終了。日経平均は、材料出尽くしと大台達成から利食い優勢。
寄り付き直後を高値に23900円台辺りでのもみあいでった。

日経平均は、4日ぶり反落したものの5日線上で終了した。ボリンジャー
バンドは、25日線~+1σレンジだが、+1σ近辺。先高感の継続は、
維持した状態です。

今晩のNY市場、もみ合いから上昇するスタート。常勝して終了するか、
ポイントです。

明日の日経平均、反発となるか注目しています。

 
 

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「同一労働同一賃金」で、自治体で「ボーナス支給も月給減」!?

2020-01-14 23:58:35 | ニュ-スからひと言

          
京都府南部(山城地域)の12市町村のうち7市町で、全職員数に占める
非正規職員の割合が5割を超えてる。この大半が、「同一労働同一賃金」
の実現を目指して2020年度に新設される「会計年度任用職員」の身分に
移行する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200114-00222590-kyt-l26

非正規職員である嘱託職員と臨時職員なしには住民サービスが成り立た
ないのが実情で、ボーナスの支給など待遇改善が進む見通しだが、正規
職員の給料との差が埋まるのか懸念する声が上がっている様です。

山城地域では、規模が大きい自治体で比較的、非正規職員の割合が高い
傾向にある。非正規職員の割合が57%(19/4月現在)と山城地域
で3番目に高い木津川市は「保育士や放課後児童クラブ(学童保育)の
支援員などの確保のため、非正規職員が多くなる」としています。

割合が最も高いのは井手町の61%。町は「正規で採用できなかった
保育士の仕事枠を、複数の非正規職員がシフト制で補っている」とし、
2番目に高い久御山町(59%)も「延長保育を担う人材として雇って
いる」と説明し、近年の保育ニーズ増大に伴った対応としています。

非正規職員は、役所の事務職や図書館司書、給食調理員など様々な職種
で働いている。全国的に増加傾向にあり、自治体間で異なる非正規職員
の勤務条件などを統一して、役割や義務を明確化させるため、17年に
地方自治法と地方公務員法が改正された。

会計年度任用職員の制度は4月に始まります。ボーナスをはじめ手当の
支給が可能で、山城地域の全12市町村では、フルタイムの非正規職員
などがボーナスを受け取ります。従来よりも手当が手厚くなるため、各
自治体では、20年度の人件費が増加する見込みです。

城陽市は、最大2億円の増加を想定し、木津川市では、1億22千万円と
試算しています。非正規職員の人数が最も多い宇治市では、すでに嘱託
職員にボーナスを支給しているため、5800万円増となっります。

20年度の移行開始を受け、非正規職員の声を反映した処遇改善を訴える
新たな動きもある。宇治市では、市非常勤職員労働組合が18年2月に
発足した。
現在は36人が加入し、制度への理解を深める勉強会などを実施。組合
員を増やし、安定して働ける労働条件を整えるよう訴えています。

各自治体は現在、同職員に関する詳細な給与条件や規則などを策定中です。
自治労京都府本部は「ボーナスを支給する一方で、月額の給料を減らす
ことで、年収アップにつながらないケースなどが出てくる可能性がある」
と指摘しています。

「財政悪化などを理由に、処遇改善が進まないのは、会計年度任用職員の
制度の目的に反します。各自治体は、職員間で格差が生まれないよう取り
組むべきだ」としています。


この4月から会計年度任用職員の制度が始まります。ボーナスを始め手当
支給が可能になりますが、非正規職員の待遇改善しつつ、正規職員の給与
維持することは、自治体の人件費のアップにつながります。

「同一労働同一賃金」で、職員間の格差是正をするため、給与予算を引き
上げることは、難しいことがわかります。新制度導入での各自治体の対応
に注目しています。

さて、日経平均は続伸し、174円高の24025円の大引けでした。
(出来高 概算12.3億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、中東情勢の鎮静化に加え、米中貿易交渉で1/15に
予定している第1段階貿易合意の署名や中国に対する為替操作国の認定を
解除、また、米国内決算の期待があり、上昇した。
この流れを受け、日経平均は上昇して始めると、為替も110円台と円安
シフトして、先月以来の節目24000円台を維持して終了した。

日経平均は、3日続伸して、陽線引けて終了した。ボリンジャーバンドは
+1σ~+2σレンジへ移行して、先高感ある状態になった。
外部環境の好転で投資マインドアップしています。

今晩のNY市場、引き続きもみあい上昇スタート。このまま、底堅く終了
するか、ポイントです。

明日の日経平均、節目24000円達成で、もみあい展開を想定しています。
 
 

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1月第3週 相場展望と予定

2020-01-13 23:49:39 | 相場展望

          
1月第2週 大発会からの日経平均は、乱高下があったものの反発となった。

週明け1/6に米軍がイランのソレイマニ司令官を空爆で殺害したことが明らか
となり
中東情勢の緊迫化の懸念から売りが先行。リスクオフから450円超下落
して、
日経平均23200円台となった。

1/6NY市場が、トランプ大統領の戦闘を
希望していない旨が伝わると、ダウ
引けにかけて上昇に転じ、円相場も円安と
なった事から、1/7の日経平均は、
4日ぶり反発し、前日の下落分の8割強戻す
反発となった。

1/8日経平均は、朝方にイランが米イラク駐留基地を攻撃したことが伝わり、
急反落した。一時23000円台を割り込む場面もあったが、只、イランも戦争
望んでないとの発言で、後場の日経平均は、下げ幅を縮め23200円台で終了。

1/9は、トランプ大統領が会見で、イランとの更なる戦闘は望まない意向示唆
したことで、日経平均は、大幅反発となった。
週末は、1/15の中貿易交渉の第1段が合意する事も加わり、週末の日経平均
小幅続伸と、中東情勢の鎮静化期待から堅調な中で終了した。
大発会から乱高下する展開であったが、平常に戻ろうとする展開に期待したい。

結局、日経平均は、週間で193円上昇(↑0.82%)23850円となった。

さて、1月第3週(1/13~1/18)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末のNY市場は、12月の米雇用統計が、予想を下回る内容となった事で利益
確定の動きが優勢と反落した。週明けは、中東情勢の落ち着きと米経済の強含み
もあり、反発スタートしている。

これを受け、3連休明けの日経平均は、底堅い展開を期待したい。ただ、週後半に
かけ、1/14の消費者物価指数、1/15のベージュブック、1/16の12月
小売売上高、1/17の12月鉱工業生産、12月住宅着工件数など目白押しで、
概ね良好と推察されるが、注目です。

国内は、 1/13の11月国際収支、12月景気ウォッチャー調査、1/15の
日銀地域経済報告(さくらリポート)、11月工作機械受注、1/16の11月
機械受注、1/17の12月訪日外国人客数など注目です。工作機械や機械の指標

悪い事が想定されているので、今後の上昇を示唆する内容があれば、OKです。
米国の主要3指数が過去最高値を更新する中、日本株の出遅れているがリスクオン
で、円高一服となれば、日経平均の大台24000円台も視野に入ります。

日経平均、1月第3週(1/13~1/17)レンジ、23700円 ~24200円
程度を想定しています。

1.1月第3週(1/12~1/17)主なイベントと予定
 1/12
 日本 安倍首相、中東3ヵ国訪問(~1/15、サウジ、UAE、オマーン)
 1/13
 日本 東京市場は休場(成人の日祝日)
  米 12月財政収支
  米 ペンス米副大統領、イラン政策について演説
  米 ボストン連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 米中 劉鶴副首相、米中貿易協議「第1段階」合意署名のため訪米(~1/15)
  亜  アジア金融フォーラム(から1/14、香港)
    英  11月鉱工業生産指数、
 1/14
 日本 11月国際収支
 日本 12月景気ウォッチャー調査
 日本 サーラ、タマホーム、日本国土、キャンドゥ、北の達人、ドトール日レス、
    クリエイト、クリレスHD、メディアドゥ、マネフォワ-ド、Sansan
    Gunosy、ベイカレント、ライトオン、松竹、東宝 各決算
 中国 12月貿易収支
  米 12月消費者物価指数
  米 NY連銀総裁、講演
  米 カンザスシティ連銀総裁、講演
  米 JPモルガンC&C、ウェルズ・ファーゴ、シティG、デルタ航空 各決算
  米 民主党、大統領選候補者討論会
  中国 11月貿易収支
 1/15
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 1月日銀地域経済報告(さくらリポート)
 日本 11月工作機械受注
 日本 ブロンコB、不二越、マルカ 各決算
  米 12月生産者物価指数
  米 1月NY連銀製造業景況指数
  米 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 バンカメ、ユナイテッドヘルスG、GS、ブラックロック 各決算
  米 国債償還 3年債  (253億ドル)
         10年債(189億ドル) 
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
 米中 両国、貿易協議「第1段階」合意に署名
  英 12月消費者物価指数
 1/16
 日本 11月機械受注
   日本 平和RE、グラント 各決算
  米 12月小売売上高
  米 12月輸入物価指数
  米 1月NAHB住宅市場指数
  米 11月対米証券投資
  米 モルガン・スタンレー 決算
  独 12月ドイツ消費者物価指数
 南ア 南アフリカ中銀政策金利
 EU 12月新車販売台数
 1/17
 日本 12月訪日外国人客数
 日本 API、プロロジス、津田駒、ユナイテッドU、協和コンサル 各決算
  米 11月求人件数
  米 12月鉱工業生産
  米 12月住宅着工件数
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
 中国 第4四半期GDP
 中国 12月小売売上高
 韓国 中銀政策金利

2.NY市場 為替/債券 各結果(1/10)
 今日のNY為替市場でドル円は伸び悩んだ。この日発表になった米雇用統計は非農業
 部門雇用者数(NFP)や平均時給とも予想を下回ったことで、売りの反応が見られた。
 米株や米国債利回りも下げており、ここ数日、急上昇していたドル円も上げ一服となっ
 たようだ。
 
 ただ、下押しする動きまでは見られなかった。イラン情勢が一段落し、為替市場には
 ドル買いの流れも見られ、ドル円をサポートしている。下値では今年の新規マネーと
 見られる買いオーダーが、ドル円の下値を支えているとの憶測も聞かれた。
 
 米雇用統計については、製造業の雇用が減少し、非農業部門雇用者数(NFP)が
 14.5万人増と予想こそ下回ったものの、FRBが力強い雇用との認識を変更する
 ほどの弱さは見られない。実際、FF金利先物も米雇用統計発表前の水準から変化は
 ない。
 
 ドル円は既に情勢の緊迫化前よりも高い水準にある。市場も、年末年始に突如発生
 した中東情勢の緊迫化に追われたものの、ひとまず、事態は小康状態を保っている
 ことで、一旦焦点から外す動きが出ているものと見られる。ただ、ドル円が110円
 を試すためには新たな材料が必要とも思われ、市場の焦点は来週の米中合意の署名に
 移っているものと見られる。トランプ大統領は第2段階の交渉をすぐに始めるとして
 いる。米中に関して、ひとまず安心感が広がってるものの、今後もリスクとして意識
 される。
 
 ユーロドルは買い戻しが優勢となり、1.11ドル台に上昇。きょうも前日に引き続き
 1.10ドル台に下落していたが、サポートされ、1.10ドル台での買い圧力も出て
 きているようだ。21日線と200日線が1.1140ドル付近に来ており、目先の
 上値メドとして意識される。
 
 きょうはフランスやスペイン、イタリアの11月の鉱工業生産が発表になっていたが、
 前日のドイツに引き続き、予想を上回る内容となっていた。ただ、これらポジティブな
 結果は、ひとつまみの塩として認識する必要があるとの声もエコノミストから聞かれる。
 ユーロ圏の鉱工業生産は徐々に底堅くはなって来ているものの、過度に楽観的になる
 べきではないという。
 
 ポンドドルは下げ一服も、ユーロのような買い戻しは見られなかった。昨日のカーニー
 英中銀総裁の発言を受けて、ポンドは下げやすい状態にある模様。同総裁は経済成長が
 回復しなければ利下げや債券購入を検討する可能性を示唆していた。英EU離脱を巡る
 不透明感が依然として燻っており、主要な懸念材料ではあるものの、そのれに加えて英
 ファンダメンタルズにも市場の関心が向けられる可能性がある。
 https://fx.minkabu.jp/news/129648
 
 米国債利回り(NY時間16:34)
  2年債       1.566(-0.012)
  10年債     1.818(-0.037)
  30年債     2.279(-0.051)
  期待インフレ率  1.756(-0.004)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で利回りは低下。この日発表になった12月の米雇用統計が
 予想を下回る内容となったことで利回りは低下している。
 
 米雇用統計については、製造業の雇用が減少し、非農業部門雇用者数(NFP)が
 14.5万人増と予想こそ下回ったものの、FRBが力強い雇用の認識を変更する
 ほどの弱さは見られない。実際、FF金利先物市場での米利下げ期待に変化はなく、
 市場は年内利下げが1回あるか無いかで織り込んでいる状況。
 
 10年債は1.81%まで低下したほか、政策金利に敏感な2年債は一時1.55%
 台まで低下した。
 2-10年債の利回り格差は+25(前営業日+28)にフラット化。  
 https://fx.minkabu.jp/news/129647

3.NY株式市場 結果(1/10)
  NY株式10日
  ダウ平均     28823.77(-133.13 -0.46%)
  S&P500      3265.35(  -9.35 -0.29%)
  ナスダック    9178.86( -24.57 -0.27%)
  CME日経平均先物 23700   (大証比:-100 -0.42%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反落。取引開始前に発表になった12月の米雇用
 統計は予想を下回る内容となったことで利益確定の動きが優勢となった。
 
 最高値更新が続いていたことから、利益確定売りのタイミングとなった模様。ただ、
 下押す動きまではなく、あくまで利益確定売りの範囲に留まっている。下値では
 IT・ハイテク株の上げがサポート。アナリストがアップルや、そのサプライヤー
 であるスカイワークスやコルボへの期待感を示すレポートを発表したことが材料視
 されていたようだ。
 
 米雇用統計については、製造業の雇用が減少し、非農業部門雇用者数(NFP)が
 14.5万人増と予想こそ下回ったものの、FRBが力強い雇用の認識を変更する
 ほどの弱さは見られない。実際、FF金利先物市場での米利下げ期待に変化はない。
 市場は年内利下げが1回あるか無いかで織り込んでいる状況。
 
 来週は大手銀を皮切りに10-12月期の決算発表が始まる。S&P500採用銘柄
 全体では0.6%減益が見込まれているようだ。2四半期連続の減益となり、現在の
 最高値を更新している株価が正当化されるのか疑問の声も出ているようだ。ただ、
 来週は中国の劉鶴副首相が訪米し、米中合意への署名が予定される中、いまのところ、
 市場は先行きに楽観的なようだ。
 
 ダウ採用銘柄ではボーイングやトラベラーズ、ウォルグリーンが下落したほか、JP
 モルガン、ユナイテッドテクノロジーズも軟調。一方、ファイザー、コカコーラ、
 ベライゾンが上昇。
 
 ナスダックも下落。IT・ハイテク株は堅調な動きが続き、序盤はプラス圏で推移
 していたものの、次第に利益確定の動きが強まった。アップル、アルファベット、
 エヌビディアが上昇した一方、テスラ、AMDが利益確定売りに押された。
 アパレルのアーバン・アウトフィッターズが下落。年末商戦の業績を公表しており
 嫌気されている。同社の主力ブランドである「アンソロポジー」のプロモーション
 活動を活発化させたことによるコスト増で、粗利益率に予想以上に圧力がかかった。 
 KBホームが下落。9-11月期決算を発表しており、1株利益は予想を上回った
 ものの、売上高が予想を下回ったことが嫌気されている。カルフォルニアの山火事が
 
 一部売上高に影響したとしている。
 OEMメーカーやソフトウエア出版社向けにITサプライチェーン・サービスを展開
 しているシネックスが上昇。9-11月期決算を発表しており、1株利益、売上高共
 予想を上回った。12-2月期についても、予想を上回る見通しを示している。
 テーマパーク運営のシックス・フラッグズ・エンターテインメントが大幅安。計画中の
 中国のテーマパークでのトラブルが収益に悪影響を及ぼしていることから、中国での
 全てのプロジェクトが中止される可能性があると警告した。
 
 レストランなどからの宅配を手掛けるグラブハブが下落。各報道が今週、同社が身売り
 を検討していると報じていた。しかし、同社はその報道を否定。
 植物ベースの代替肉を手掛けるビヨンドミートがきょうも商いを集めて続伸。
 マクドナルドによる全米での同社の代替肉採用への期待感が押し上げているようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/129643

4.NY市場 原油先物2月限/金先物2月限 各結果(1/10)
 NY原油先物2月限(WTI)
  1バレル=59.04(-0.52 -0.87%)
 
 NY原油の期近は続落。
 アジア時間の時間外取引は弱含みで推移。欧州時間に入ると、地合いを引き締め、
 小高くなった。日中取引は昨年12月の米雇用統計が弱気の数字となり、ドル安
 となったことや、米国内の石油掘削機(リグ)数の稼働の減少など支援材料は
 あったが、米国・イラン間の緊張緩和で戻り売り圧力強く、軟調な展開となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/129646
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1560.10(+5.80 +0.37%)
 金2月限は反発。時間外取引では、中東情勢に対する懸念が後退したことなどを
 受けて続落となったが、下げ渋り感があり、米雇用統計待ちとなった。日中取引
 では米雇用統計が弱気の数字となったことからドル安となったことに支援され、
 買い優勢となった。米国・イラン間の緊張が根強く警戒され、堅調に推移した。
 https://fx.minkabu.jp/news/129644
 
 

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日銀の生活意識調査で、消費増税後「支出控えた」は3割強!?

2020-01-09 23:57:04 | 政治に物申す

          
今日、日銀は生活意識に関するアンケート調査(2019年12月)の結果を
発表した。それによると、19年10月消費税増税後に支出を「控えた」
「やや控えた」と答えた人の割合は32.9%だった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200109-00000072-jij-bus_all

単純比較はし難いが、同様の質問をした15年3月調査(59.8%)比で
半分近くに減少した様です。

調査は四半期毎に実施。今回の調査期間は19年11月7日~12月3日、
2107人から有効回答を得ています。

支出を減らさなかった人は64、2%。理由について、政府が増税対策で
実施したキャッシュレス決済時のポイント還元や軽減税率の影響を挙げた
回答が多かった。

また、増税前に前倒しで買ったものが「ある」と答えた割合は39.9%。
前回の増税直前となる14年3月調査と比べ0.9ポイント下がった。


消費税8%→10%への増税は、消費意欲を抑える事は、確かです。ただ
今回は、キャッシュレス決済時のポイント還元や軽減税率の影響で、前回
と比較して支出を減らさず、増税前と同様な消費行動を取ったという事。

今年6月にポイント還元をなくすと、オリンピック後の消費行動は、減少
して、20年下期以降の景気悪化は、避けられないでしょう。

ここは、景気を下支えをする意味で、還元を継続することが求められます。
政府の財政政策の英断が必要に思います。

さて、日経平均は大幅反発し、535円高の23739円の大引けでした。
(出来高 概算11.4億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、米ーイラン両国が戦闘を広げない事を示唆する事で上昇。
東京市場は、中東情勢の危機が緩和されたことを受け、上昇して始めると、
為替も109円台と円安にシフトして、リスクオンで上げ幅を拡大した。
先物主導の買戻しも入り、年末終値を超え、23700円台で終了した。
乱高下する状況から落ち着きを取り戻す相場展開へ期待です。

日経平均は、大幅反発して、25日線を超えて終了。ボリンジャーバンドは
25日線~+1σレンジへ戻り、先高感チャート形状の良化した格好。
トランプ大統領の声明で、安心感が出た格好です。

今晩のNY市場、中東情勢の不安感後退で上昇スタート。高値更新が視野に
入っています。

明日の日経平均、3連休前ですが、続伸の展開ありそうです。
 
 

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ガソリン、9週連続の値上がりは中東情勢の懸念にあり!?

2020-01-08 23:57:38 | マ-ケット

          
今日、経済産業省が発表した6日時点レギュラーガソリン1リットル当りの
全国平均小売価格は、昨年12月23日時点の前回調査と比べて1円30銭高い
150円10銭だった。9週連続で値上がりした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200108-00000069-kyodonews-bus_all

150円台の高値は昨年5月の調査以来。


年始にかけての中東情勢の悪化は、年明けの米軍によるイランの司令官暗殺
した事と、イランによる米軍駐留基地へのミサイル攻撃で、かなり緊張感が
高まって来ました。

第3次世界大戦の勃発を案じる事態で、ッ原油価格高騰が招いた結果です。

トランプ大統領は、ツイッターで「攻撃を受けたが、被害が軽微で済んだ。」
と、事態の鎮静化を示唆する内容。明日にかけ、テレビでイランの攻撃に対し
声明を発表するようだが、穏やかな発表が待たれます。

さて、日経平均は大幅反落し、370円安の23204円の大引けでした。
(出来高 概算14.5億株の商いでした。)

今朝方のNY株式市場、中東情勢の悪化から下落。東京市場は、イランの
米に対する報復攻撃報道で、日経平均、昨日の上昇分を吹き飛ばす勢いの
下落から始まり、先物主導もあり、一時23000円台を割り込む場面も・。

ただ、米先物の戻りから、日経平均は、23200円台回復して終了した。
乱高下する年明け以降の相場展開です。

日経平均は、大幅反落して、13週線を下回り終了。ボリンジャーバンドは
-1σ~-2σ辺りと相場の踏ん張り所。チャート形状が悪化した格好。
米が受けた報復攻撃の大人の対応ができるか、トランプ大統領の声明がカギ。

今晩のNY市場、もみ合いスタート。トランプ大統領の冷静な対応が必要。

明日の日経平均、トランプ大統領のツイッターコメントから緊張緩和に動く
様だと、早速の反発に期待したい。
 
 

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ソニー、電気自動車発表は他業種から参入のサイン!?

2020-01-07 23:59:35 | 企業を斬る

          
ソニーは、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「VISION-S」を
発表した。ソニーのイメージセンサーやセンシング技術をを搭載
するほか、車載ソフトウェアのアップデートにより機能を強化。
さらに、360度オーディオによる車内エンタテインメントの充実を
目指す。7日に開幕するCES 2020で展示する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-00000092-impress-sci

CESブースには、VISION-Sの試作車を展示。ソニーのイメージング・
センシング技術のほか、AIやクラウド技術も活用した車載ソフト
ウェアにより制御。機能を継続的にアップデートし、進化し続ける
という。

車内外の人や物体を検知・認識し、高度な運転支援を実現するため、
ソニーの車載向けCMOSイメージセンサーやToFセンサーなど
センサーを合計33個配置。さらにソニーが推進する360度サラ
ウンド音楽の立体音場技術「360 Reality Audio」を、各シートに
内蔵されたスピーカーで提供する。

ソニーの吉田憲一郎社長は、「この10年間のメガトレンドは間違
いなく「モバイル」だった。次の10年は「MOBILITY(モビリティ)
になる」と語り、そのコンセプトを体現するものとして「VISION-S」
を披露した。

ソニーはイメージセンサーなど自動車向けの半導体やセンサー提供し、
自動車産業との関係も深いが、VISION-Sでも33個のセンサーを搭載。
さらに、360 Reality Audioなどソニーのエンタテインメント技術を
注ぎ込み「テクノロジーや安全に加え、モビリティ進化、車のエンタ
テインメントスペース化に関わっていく」と語った。


自動車がガソリン車からハイブリッド、EVへと進化して自動車産業
への新規参入や他業種からの参入と敷居が低くなり、この10年は、
研究開発期間なら、次の10年は、ソニーの様に満を持して参入する
開花期を予感させます。

リチウムイオン電池など、高容量・小型化も追い風になります。ソニー
の様に半導体/センサーやオーディオ装置に技術を持っていると、動く
ミュージックホールを社会に提供できる事になります。ソニーの今後の
展開だけでなく、思わぬ企業がEVへ参入する20年代になりそうです。

さて、日経平均は大幅反発し、370円高の23575円大引けでした。
(出来高 概算11.5億株の商いでした。)

今朝方のNY株式市場、中東情勢の懸念はあるものの反発。これを受けた
日経平均は、昨日の下げ過ぎからかい戻しも入り上昇。為替の円高一服も
追い風に、昨日の偉く分の80%強の戻して、23500円台回復した。

日経平均は、4日ぶり大幅反発して、陽線引け。ボリンジャーバンドは
-1σ~25日線へ戻った。チャート形状の良化した格好。イランが喪に
服した後、米への報復攻撃懸念が心配されます。、

今晩のNY市場、下落スタート。イラン報復攻撃を懸念して軟調な終了を
予感させます。

明日の日経平均、中東情勢懸念から軟調な展開を想定しています。
 
 

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「幸楽苑」台風19号水害で店舗閉店・業態転換に!?

2020-01-06 23:58:45 | 企業を斬る

          
ラーメン店「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングスは1月6日、
51店舗を閉店・業態転換すると発表しました。「収益重視型経営へ
改革の一環」だとしています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200106-00000059-it_nlab-bus_all

51店舗は店舗数の約1割に当たります。12月に計30店舗、1月
7店舗、2月に12店舗、3月に1店舗、4月に1店舗を閉店する計画。
その内、東海地域が27店舗と半数以上を占めています。

19年10月の台風19号で起きた水害により郡山工場(福島県)が
操業停止した結果、約250店舗への食材供給がストップ。この経験
を踏まえ、「いかなる局面でも利益を確保しうる利益体質の構築」を
進めると説明しています。

低収益店舗の撤退で、高収益店舗への人材配置、労務環境の改善、働き
方改革を推進。出店地域は縮小するものの、閉店対象の地域に関連する
広告費や物流費などのコスト削減を見込む上、配置替えによる人材の
有効活用が可能となる事から、収益率は向上するとしています。

今後も投資効果の見込めるエリアに、順次出店していく予定としており、
「M&A(合併・買収)を活用しながら、規模拡大を図っていく方針に
変わりはなく、中期経営計画の目標自体に変更はございません」として
います。

幸楽苑の直営店既存店(国内)は4~9月に前期比102%とプラスで
推移していたものの、11月は88.2%と前年割れ。水害による郡山
工場の操業停止が大きく響いたとしています。


台風水害で、食材を調達していた工場が操業停止に追い込まれ、売上げ
減少を招き、水害災害を機に一部業態転換することになった「幸楽苑」。
「災い転じて福となす」経営戦略が功を奏すか、20年度上期の業績に
注目したい。

さて、日経平均は大幅続落し、451円安の23204円大引けでした。
(出来高 概算12.1億株の商いでした。)

週末のNY株式市場、米軍がイランの司令官を暗殺した事で、中東情勢の
懸念が高まり、上昇基調の株価下落。これを受けた東京市場は、下落して
スタート。為替の円高シフトもあり、過剰反応し先物主導で下げ幅を広げ
一時500円超下落する場面もあったが、23200円台で終了した。

日経平均は、3日続落してマドを空け、陰線引け。ボリンジャーバンドは
-1σ~-2σレンジへ移行して、チャート悪化した格好。過剰反応した
株価の戻りがあるか、正念場です。

今晩のNY市場、続落スタートだが、どこまで戻すかポイントです。

明日の日経平均、下げ過ぎから自律反発に期待しています。
 

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1月第2週 相場展望と予定

2020-01-05 23:59:03 | 相場展望

        
12月最終週の日経平均は、続落となった。12/30大納会の日経平均は
続落。
181円安の23656円。大納会での反発が期待される中、米国株
まちまち
と手掛かり難の中、年末年始6連休と大発会が1/6で、年越しを
避ける売りが
あったかもしれない。そんな中、中・小型株で物色される銘柄
群があった。

結局、日経平均は、週間で181円下落(↓0.76%)23656円。

さて、1月第2週(1/6~1/11)の主なイベントと予定は下記の通り。

年末、年始のNY株式市場は上昇した。ただ、1/3の週末は反落。イラン
情勢
緊張が高まっており、利益確定売りが活発化。トランプ大統領のイラク
空爆で、
イランの精鋭部隊である革命防衛隊の司令官が死亡。イラン指導者
ハメネイ師は
報復を表明しており、米とイランの緊張が深まる恐れを懸念して
いる。

これを受け、週初の日経平均は、米株上昇を織り込まず、リスクオフスタート
になりそうである。その後、戻りを試す展開になるか、注目しています。

米国の主要3指数が過去最高値を更新する中、日本株の出遅れてるが、リスク
復活と円高が進行しており、懸念材料。

そんな中、個人の中・小型株の物色にちゅうもくして、戻りを試す展開に期待。

日経平均、1月第2週(1/6~1/10)は、23150円 ~23750円
程度を想定しています。

1.1月第2週(1/6~1/11)主なイベントと予定
 1/6
 日本 大発会
 日本 カネコ種、ダイセキS、スタ・アリス、マルマエ、ダイセキ 各決算
 1/7
 日本 12月マネタリーベース
 日本 サンエー、ハニーズHD、ネクステージ、USMH、サムティ、薬王堂
    4℃HD、和田興産、ベルク 各決算
  米  11月貿易収支
  米 11月製造業新規受注
  米 11月ISM非製造業景気指数
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
 1/8
 日本 11月毎月勤労統計調査
 日本 ABCマート、ウエルシア、リソー教育、ベル24HD、放電精密、ゲーム
    ウィズ、サイゼリヤ、フジ、ヤマシタHD、BS11、天満屋ス 各決算 
  米 12月ADP雇用者数
  米 ウォルグリーン、レナー 各決算
  米 国債入札 10年債(240億ドル)
  世 世銀 世界経済見通し
 1/9
 日本 サカタタネ、ライク、キユーピー、わらべ日洋、7&アイ、SHIFT
    東京個別、C&R、三協立山、エスクロAJ、安川電、コジマ、島忠、
    松屋、イオンモール、トーセイ、乃村工芸社、ファストリテ 各決算
  米 クラリダFRB副議長、講演
  米 国債入札 30年債(160億ドル)
  米 NY連銀総裁、講演
  豪  11月貿易収支
 1/10
 日本 11月景気先行・一致指数 速報値
   日本 11月全世帯家計調査/消費支出
 日本 コシダカHD、いちご、ディップ、ローソン、ビックカメラ、コスモス薬
    コメダ、ネオス、久光薬、ベクトル、OSG、ローツェ、竹内製作所
    良品計画、インターア、マニー、オンワード、ファミマ、イオン、吉野家
  米 12月雇用統計
  豪 11月小売売上高
  ト 10月トルコ失業率
 1/11
 台湾 総統選挙・立法院選挙

2.NY市場 為替/債券 各結果(1/3)
 今日のNY為替市場は再びドル売りが強まり、ドル円は一時108円を再度
 割り込んだ。この日発表になった12月ISM製造業景気指数が予想外の弱さ
 だったことがドル売りを強めた模様。指数は47.2と2009年6月以来の
 低水準となり、予想(49.0)も下回った。
 
 市場では今年の景気の先行きに楽観的なムードが広がっているが、世界経済
 減速や設備投資の低迷など米製造業に関しては懸念が依然として払拭されて
 いない。
 
 米中は第1段階で合意の運びとなっているが、製造業のセンチメントは依然と
 して盛り上がっていない様子。5ヵ月連続で景気判断の分岐点である50を下
 回った。
 
 また、今日の市場はイラン情勢が緊迫化でリスク回避が強まってる。トランプ
 大統領が命じた米軍によるイラク空爆で、イランの精鋭部隊である革命防衛隊
 の司令官が死亡した。イランの最高指導者ハメネイ師は報復を表明しており、
 米国とイランの緊張が深まる恐れが出ている。
 
 ロンドン時間にはリスク回避のドル買い・円買いが見られたが、NY時間に
 入り弱いISM指数を受けて、流れがドル売りに転じた格好。米株も下落した
 ものの、下押しまで見られず、利益確定売りの範囲に留まったこともドル売りを
 誘発していたかもしれない。ここ数日、景気の先行き期待はドル売りの反応と
 なってる。
 
 イラン情勢がどこまで市場に影響するか未知数ではあるものの、ドル円は上値の
 重い展開が続いている。
 ただ、108円を割り込むと買いも出る様で、終盤になり108円台に戻してる。
 午後にFOMC議事録が発表されたが、反応は限定的。
 
 ユーロドルはNY時間に入って買い戻し膨み、一時1.11ドル台後半迄戻した。
 ロンドン時間には一時1.1125ドル近辺まで下落し、200日線を下回る
 動きを見せていたが、その水準は維持された格好。
 
 今年の世界経済の回復期待が、このところのユーロドルをサポートしている。
 世界経済の回復で、既にバリュエーションの高さが指摘されているドルから、
 ユーロや新興国通貨への資金シフトが期待されているようだ。ただ、そうなる
 かは未知数。
 
 今日のISM製造業景気指数の弱さを見た限りにおいては、米製造業にセンチ
 メントの改善は見られておらず、世界経済への不透明感は依然として根強く、
 ユーロ圏も同様の動きが警戒される。
 
 ポンドドルも下げ一服も、ユーロ程の戻りは見せなかった。この日発表された
 英建設業PMIが弱い内容だったことで、改めて英経済への不透明感を強めて
 いた模様。
 
 昨年末にかけてポンドは買い戻しを強めていたが、英EU離脱の動向は依然と
 して今年も重しとなることが予想される中、市場もポンドが置かれている状況
 を冷静に見直しているのかもしれない。
 https://fx.minkabu.jp/news/128802
 
 米国債利回り
  2年債        1.531(-0.038)
  10年債      1.790(-0.087)
  30年債      2.247(-0.085)
  期待インフレ率   1.776(-0.027)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で利回りは低下。イラン情勢の緊迫化で債券市場は逃避
 買いが活発化し、利回りを押し下げた。また、この日発表のISM製造業景気
 指数が予想外に弱かったことも重石となった。
 10年債は1.8%を割り込み、政策金利に敏感な2年債は1.51%迄一時
 低下。
 2-10年債の利回り格差は+26(前営業日+31)に一気に変化。
 https://fx.minkabu.jp/news/128801

3.NY株式市場 結果(1/3)
 NY株式3日
  ダウ平均        28634.88(-233.92 -0.81%)
  S&P500      3234.85(  -23.00 -0.71%)
  ナスダック         9020.77(  -71.42 -0.79%)
  CME日経平均   23320      (大証比:-520 -2.20%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反落。イラン情勢の緊張が高まっており、
 利益確定売りが活発化した。トランプ大統領が命じた米軍のイラク空爆で、
 イランの精鋭部隊である革命防衛隊の司令官が死亡した。イラン最高指導者
 ハメネイ師は報復を表明しており、米国とイランの緊張が深まる恐れを懸念
 しているようだ。
 
 前日のダウ平均330ドル高まで上昇する等、今年の期待を反映し、20年
 好調なスタートを切った。しかし、昨年からの上げで高値警戒感も出ており、
 イラン情勢の緊迫化をきっかけに利益確定売りが出た模様。
 
 銀行株や産業株、そして、IT・ハイテク株などが売りに押され、ダウ平均は
 寄り付き直後に368ドル安まで下げ幅を拡大する場面が見られた。ただ、
 買いの好機との見方もある様で、下値で押し目買い意欲も強く下げ渋る動きも
 見せた。
 
 一方、原油相場が高騰しており、エネルギー株の一角が上昇した他、ロッキー
 ド、ノースロップ・グラマンなど防衛関連株が上昇。アナリストからは、野党
 民主党が「中東の緊張が高まれば、軍事支出の増額に反対できないかも・・。」
 と述べた事で、2020年の防衛対話は変更になる可能性もあるとの指摘が出て
 いる。
 なお、この日発表になったISM製造業景気指数は予想外に弱い内容となった
 ことも重石となった。
 
 ダウ採用銘柄ではウォルグリーン、ユナイテッド・テクノロジーズを除く28
 銘柄が下落。ダウ・インク、3M、キャタピラーが下落してる他、シスコシス
 テムズ、ゴールドマン、JPモルガンが軟調。エクソンモービルも序盤の上げ
 から下げに転じた。
 
 ナスダックも下落。アマゾンやマイクロソフト、エヌビディア、AMDも利益
 確売りに押されている。一方、テスラ、ロクが上昇。
 
 テスラは逆行高を演じた。10-12月期の出荷及び生産動向を公表しており、
 全体の出荷台数が予想を上回ったことが好感されている。主力車の「モデル3」
 9万2550台と予想(8万6280台)を上回ったほか、「モデルS」
 「モデルX」も予想を上回った。
 
 マラリア、エボラ、デング熱などの診断用機器を開発するケムバイオ・ダイア
 グノスティクスが上昇。HIVおよび梅毒感染の診断用機器である「DPP
 HIV 梅毒システム」が、今年の第1四半期にもFDAから承認が得られる
 可能性があると発表した。
 
 遺伝子解析のイルミナが軟調。同業パシフィック・バイオサイエンシズとの
 合併を断念したと発表した。米英の反トラスト当局が両社の合併に対して異議
 を申し立て、米国連邦取引委員会(FTC)が合併阻止を申し立てていた。
 12億ドル規模の買収だったが、2018年11月の発表以来1年以上保留
 されていた。
冷凍ポテト製品を手掛けるラム・ウェストンが大幅高となり上場来
 高値を更新。
 9-11月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/128799

4、NY市場 原油先物2月限/金先物2月限 各結果(1/3)
 NY原油先物2月限(WTI)
  1111バレル=63.05(+1.87 +3.06%)
 NY原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日
 比1.87ドル高。その他の限月は0.46ドル安~1.84ドル高。
 
 トランプ米大統領の命令によって、イラクのバクダット国際空港に対する空爆
 が実行され、イラン革命防衛隊のコッズ部隊の司令官ガセム・ソレイマニが死亡
 したことで中東情勢の緊迫感が一気に高まった。イラン最高指導者ハメネイ氏は
 喪に服した後の報復を宣言している。米国防省によると、ソレイマニ司令官は
 イラクや中東で米国民を攻撃する計画だった模様。米エネルギー情報局(EIA)
 が発表した週報で、原油在庫が減少したことも支援要因。
 時間外取引から2月限は64.09ドルまで急伸し、昨年4月以来の高値を更新。
 ただ、通常取引開始後は上げ幅を削った。
 https://fx.minkabu.jp/news/128796
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1552.40(+24.30 +1.59%)
 
 金2月限は続伸。米国がイラクのバグダッド国際空港を空爆、イラン革命防衛隊
 の精鋭であるコッズ部隊の司令官ガセム・ソレイマニ氏を殺害した事で、米国と
 イランの武力衝突開始が警戒されている。米供給管理協会(ISM)が発表した
 昨年12月の製造業景気指数が47.2まで低下し、2009年6月以来の低
 水準となった事も 支援要因。
 https://fx.minkabu.jp/news/128793

 

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