東レは28日、自動車用タイヤの補強材などを製造する子会社の東レ
ハイブリッドコード(愛知県西尾市)が製品検査データを改ざんしていた
と発表した。改ざんは149件で、タイヤメーカーなど13社に出荷。昨年
7月には問題を把握していたが、日覚社長は記者会見で「公表するつ
もりはなかった」と発言。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00000103-mai-bus_all
インターネット上で同社の不正に関する書き込みがあったことなど
から、発表を決めたことを明かした。
東レによると、子会社で不正が行われていたのは2008年4月~16年
7月。その期間に品質保証室長を務めた2人が、13社に納入したタイヤ
や自動車部品の補強材で、顧客との間で取り決めた規格内に収まる様
データを改ざんしていた。「現時点で法令違反や安全上の問題は見つか
っていない」という。取引先に不正を報告し、安全確認を進めている。
子会社が社員に法令順守に関するアンケートをした結果、不正が判明。
検査のダブルチェックなどの再発防止策を講じたが、法令違反や安全
上の問題はないとの理由から、これまで1年以上、公表していなかった。
しかし、11月3日にインターネットで「東レの子会社でデータ書き換えが
あったようだ」との書き込みがあり、一部の株主から問い合わせを受けた
ことから、公表に踏み切ったという。日覚社長は「いろんな形でうわさとして
広まる前に、正確に説明すべきだと考えた」と語った。
該当パーツを使用して、法令違反や安全上の問題がない場合、BtoBを
展開する会社間で取り決めたスペックが、過剰スペックである事も想定
できる。本来、契約書で取り決めたスペックを更新・反映させていれば、
不正の汚名を返上できたはずである。納入業者/セットメーカーの出荷、
受入スペックについて、2社で適宜、検証していく必要がある様に思う。
この様な事例が繰り返されると、日本の製造業に対する信頼低下は避け
られそうにありません。
さて、日経平均は続落して、9円安の22486円大引けでした。
(出来高 概算14.8億株の商いでした。)
今朝方NY市場、マチマチの結果を受け、日経平均は売り先行スタート。
一時、100円超下げる場面もあったが、大引けにかけて買い戻しも
見られ、小幅な下げで終了した。
日経平均は、続落。5日線を挟んで狭いレンジでの攻防が継続。ボリン
ジャーバンドは25日線~+1σのレンジでの膠着している。もち合い
レンジを上放れが期待される。
注目のNY市場、FRB次期議長に指名されたパウエル理事は、緩やかな
利上げの継続と金融規制緩和に取り組む方針を表明予定で、続伸スタート。
高値を更新して終了しそうです。
明日の日経平均は、今度こそ、反発を期待したい。
☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆