「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

東芝メモリ、日米韓連合へ売却契約を締結!?

2017-09-28 23:58:47 | 企業を斬る

   
今日、東芝<6502.T>は、半導体子会社「東芝メモリ(TMC)」の全株式に
ついて、米系投資ファンドのべイン・キャピタルが主導する「日米韓連合」に
譲渡する契約を締結したと発表した。売却額は約2兆円。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00000066-reut-bus_all

東芝自身の再投資と、半導体製造用部材を手掛けるHOYAが過半の議決権を
持つ。

米原発事業での巨額損失に伴い今年3月末に5529億円の債務超過に陥った
東芝は、来年3月末までにTMCの売却を完了させ、2兆円の売却代金を得て、
上場廃止となる2年連続の債務超過回避を目指している。

日米韓連合が組成する2兆円の買収資金は、東芝による3505億円の再
出資のほか、ベインが2120億円、HOYAが270億円、韓国の半導体大手、
SKハイニックスが3950億円、アップル等米国のIT企業が総額4155億円
を拠出する。そのほか、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行が
6000億円を融資する。

アップルなど米企業は議決権を取らず、SKは転換社債を持つが今後10年間
15%以上の議決権を得ることはないとした。

東芝が持つ議決権の行使に関する権利を、TMCへの将来的な資本参加を
検討する産業革新機構と日本政策投資銀行に付与する。

東芝は20日、TMCを日米韓連合に売却することを決議し、TMC株式の売買
契約の締結に向け、企業連合側と詰めの作業を進めてきた。

今回、TMCの売却契約にこぎつけたことで、来年3月末までの残り6カ月間の
うちに、今後は各国の独占禁止法上の審査を通過する事が売却完了の条件
となる。

ただ、過去の買収に伴う独禁法審査では、中国を中心に半年以上を要した
事例が少なくなく、来年3月末までに売却を完了できるかどうか不透明です。

また、フラッシュメモリーの生産で協業する米ウエスタンデジタル(WD)が、
同意のないTMCの売却に反対し、これまでに国際仲裁裁判所に売却し差し
止めと同仮処分を申請した。

仲裁審でWDの請求が認められた場合は、今回の売却契約が無効になる
リスクも抱えており、東芝の経営再建の握るTMC売却の行方は、予断を許さ
ない状況が続く。


メモリ分野も、投資/開発/決断をタイムリーに行なわないと、他社との競争に
敗れてしまいます。シェアトップのサムスンとの激しい競争に敗れれば、生き残
りも難しくなります。

日米韓連合で、船頭多くして・・意思決定をすばやくできるか、東芝メモリの
取りに注目しています。

さて、日経平均は反発して、96円高の20363円の大引けでした。
(出来高 概算16億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、利上げ観測の拡大を受け、金融株が引っ張り、上昇した。
この流れから、日経平均は、大きく上昇してスタート。その後、戻り待ちの
売りに押される場面もあったが、後場、衆院解散を受け政策期待の高まりも
あり、買い継続して昨日と併せ、配当落ち分を吸収した格好で終了した。

日経平均は、反発。マドを空けての上昇から、終値で、5日線を上回った。
ボリンジャーバンドは+1σ~+2σで、先高感ある展開で、復帰です。

注目のNY市場、経済統計はマチマチの中、下落スタートも、戻りを試して
ほぼ横ばい状況。上昇して底堅い終了となるか、ポイントです。

明日の日経平均、週末でも中・小型株を物色するもみ合いを想定したい。

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