「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

9月第3週 相場展望と予定

2017-09-10 23:55:09 | 相場展望

   
9/4~週の日経平均は、9/9北朝鮮の建国記念日で、ミサイル発射や
核実験など挑発行為を警戒し買い控えの中、米では、トランプ政権の政治
リスクやハリケーン襲来とドル安/円高の流れもあり、軟調な展開でした。

日経平均は、為替相場が110円台から週末108円台を切る、流れもあり、
週末にかけ下落した。

結局、日経平均は週間で416円(↓2.12%)下落し19274円の大引け。

さて、9月第3週(9/11~9/15)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

注目イベントは、米で、8月小売売上高/鉱工業生産、9月NY連銀製造業
景況指数など。また、9/12アップル新製品発表会も注目です。

国内は、機械受注、国内企業物価指数、マンション発売など。

明日から、北朝鮮情勢を注視しつつも、9日にICBMの発射が行われず、
アク抜けとなると、常態化しているので、戻りを試す展開もありそうです。

東京市場は、中・小型株にイレギュラー的に下落した銘柄があり、自律反発を
狙った個人資金が入りやすい状況。下値は限定的と捉えたい。

日経平均、9月第3週(9/11~9/18)レンジは19100円~19550円程度
を想定しています。

1.9月第3週(9/11~9/15)主なイベントと予定
 9/11
日本 7月機械受注
日本 7月工作機械受注
日本 gumi、シーズHD、正栄食、日本ロジ 各決算
EU クーレECB専務理事、講演
 9/12
日本 8月中古車販売台数
日本 神戸物産、イオンリート、サンバイオ 各決算
 米  アップル新製品発表イベント
 米  国債入札 3年債(240億ドル)
 英  8月消費者物価指数
 英  8月生産者物価指数
 世  OPEC月報
 9/13
日本 国内企業物価指数
日本 産業ファンド、クミアイ化、ヤーマン、東急RE、アインHD 各決算
日本 エスユーエス IPO
 米  8月生産者物価指数
 米  国債入札 10年債(200億ドル)
EU ユンケル欧州委員長、所信表明
EU 8月ユーロ圏鉱工業生産指数
 9/14
日本 8月マンション発売
日本 アスクル、森ヒルズ、鎌倉新書 各決算
日本 三菱地所物流リート投資法人、ウォンテッドリー 各IPO
 米  8月消費者物価指数
 米  米新規失業保険申請件数(~9/9までの週)
 米  国債入札 30年債(120億ドル)
 米  オラクル 決算
中国 8月小売売上高
中国 8月鉱工業生産
 豪   8月雇用統計
 英   中銀政策金利
 9/15
日本 「会社  四季報」発売 
日本 コンフォリア、ウインテスト 各決算
 米  8月小売売上高
 米  8月鉱工業生産
 米  9月NY連銀製造業景況指数
 米  国債償還 3年債(270億ドル)
EU ユーロ圏財務相会合
EU EU財務相理事会(非公式)

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/8)

今日のNY為替市場はドル売りが一服。米国債利回りや米株が上昇に転じたこと
からドルも買い戻されている。きょうのドル円は107円台前半まで急落し年初来
安値を更新していたが、NY時間に入って108円台まで戻す場面も見られた。

 きょうのドル円の下げについて直接の材料は見当たらなかったが、前日からの
ドル売りの流れを受けて投機筋が仕掛けたとの観測も聞かれた。仕掛け的な売り
であれば、一旦下げ止まれば買い戻しも入りやすかったのかもしれない。ただ、
108円台に入ると上値も重かった。

 カリブ海で発達しているハリケーン「イルマ」が、週末の土日に米フォロリダ
半島に上陸する恐れがあり、市場では警戒感が高まっている。また、土曜日は
北朝鮮の建国記念日でもあり大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射への懸念も
根強い。週末リスクを警戒し上値には慎重になっていたものと思われる。

 また、きょうはダドリーNY連銀総裁の発言が伝わっていたが、ハリケーンが
短期的に米経済に悪影響を及ぼし、利上げ時期に影響する可能性に言及して
いたことも上値を重くしていたのかもしれない。ハリケーンの影響次第では、年
内の利上げ期待が更に大きく後退する可能性は否めない。

 108円台のメドとしては、きのうまでの年初来安値だった108.15付近が意識
される。モデル系の売りがドル円を押し下げたとの観測もある中、108円台前半を
突破できるようであれば買戻しに弾みが付く可能性もあるが、来週の注目となる。

 一方、ユーロドルは戻り売りに押され1.20台前半まで値を落している。ただ、
1.20台はしっかりと維持されており底堅さは堅持した。しかし、対ドルでは
堅調なユーロだが、対ポンドや円に対しては軟調に推移しており、以前ほどの
強さまではない。

 前日のECB理事会後のドラギ総裁の会見で、「最近のユーロのボラティリティ
の高まりは不確実性の源泉。将来の政策決定には為替も考慮する必要がある」と
述べるなど、ユーロ高への警戒を予想以上に強調していたものと思われる。この
発言で来年からの出口戦略は予想以上に緩やかなものになるのではとの見方も出
ており、対クロスでの下げはその辺の影響が出ているのかもしれない。

 とはいえ、きょうのユーロドルは一時1.2090近辺まで上昇するなど上値追いが続
いており、年末までに1.25との声も出てきている。過熱感を指摘する向きも少なく
はないもののその一方で、購買力平価からすれば、ユーロドルはまだ割安との指摘
も出ている。OECDが算出している購買力平価からすると、ユーロはドルに対
して11%程度割安で推移しているという。もっとも、購買力平価と実際の為替
レートの関係については賛否両論が数多くあるのも事実ではあるが。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=390046
 米国債利回り
   2年債       1.262(0.000)
   10年債      2.051(+0.012)
   30年債      2.671(+0.014)
   期待インフレ率   1.808(+0.015)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。リケーン「イルマ」や北朝鮮の
 建国記念日など週末リスクも警戒されるものの、前日の急ピッチな動きに利益
 確定の動きも出た模様。

 10年債利回りは一時2.07%まで大きく低下し、2年債も1.28%まで
 一時戻した。

 2-10年債の利回り格差は79(前日78)に縮小。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=390045
3.NY株式市場 結果(9/8)

 NY株式1日
   ダウ平均      21797.79(+13.01 +0.06%)
   S&P500      2461.43(-3.67 -0.15%)
   ナスダック      6360.19(-37.68 -0.59%)
   CME日経平均   19190  (大証終比:+50 +0.26%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は小反発。寄り付きは下げて始まったものの、
 その後は買い戻しも入りプラスに転じている。ただ、ハリケーン「イルマ」
 が週末にフロリダ半島に上陸しそうな中、今回のハリケーンの経済的影響を
 懸念する声も多い。

 一部からは第3四半期のGDP見通しを下方修正する動きも出ており株式市場
 も上値が重い。イルマが週末に通過し、その被害の状況を確認したい意向も
 市場は強いものと思われる。

 また、土曜日は北朝鮮の建国記念日でもあり大陸間弾道ミサイル(ICBM)
 発射への懸念も根強い。週末リスクを警戒し上値には慎重になっていたものと
 思われる。

 エネルギーやIT・ハイテク株は軟調な一方で、米国債利回りが上昇しており、
 銀行株が概ね堅調な動きをしている。また、大手スーパーの決算発表を受けて
 小売り関連が軟調。

 ダウ採用銘柄ではトラベラーズが反発する一方で、ホームデポ、ボーイングが
 堅調。反面、ウォルマートが下落しているほか、シェブロン、アップルも軟調。
 GEも続落している。

 ナスダックは反落。きょうはIT・ハイテク株がそろって下落。アップルやエヌ
 ビディア、アマゾン、フェイスブックが軟調。コムキャストも続落している。

 消費者信用調査のエキファックスが商いを伴って大幅安。同社は7月に不正アク
 セスの被害があったことを前日公表したが、その公表前に、CFOなど幹部3人
 が約180万ドルの自社株を売却していたことが明らかとなった。同社は3人が
 不正アクセスが発生していたことを知らされていなかったと説明している。

 ラルフローレンが堅調。アナリストが投資判断を「中立」から「買い」に引き
 上げた。収益や利益率が拡大基調に戻る過程を見せ始めていると指摘している。
 目標株価も従来の91ドルから111ドルに25%引き上げている。

 メキシコ料理チェーンのチポトレ・メキシカンが下落。アナリストが投資判断
 を中立から売りに引き下げた。

 スーパー大手のクローガーが下落。5-8月期の決算を発表したが、これまで
 提供してきた長期見通しの発表を中止したことに投資家は先行き不透明感を強
 めている模様。            http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=390042

4.NY市場 原油先物10月限/金先物12月限 各結果(9/8)

 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=47.48(-1.61 -3.28%)

 ブレント先物11月限(ICE) 53.78(-0.71 -1.4%)

 NY原油の大幅安。序盤は小幅安で推移したが、週末にフロリダ州に上陸が予想
 される大型ハリケーン「イルマ」の影響で需要減少懸念が強まり、中盤から下げ
 幅を拡大した。ガソリン、ヒーティングオイルの石油製品も軒並み下落したことや、
 期近10月限が支持線である48.50ドル割れとなり、テクニカルからの売りも膨らみ、
 47.27ドルまで下げ足を速め、5日の安値47.15ドルに接近する下げとなった。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=390053

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1351.20(+0.90 +0.07%)

 金12月限は小幅高。9日が北朝鮮の独立記念日で地政学的リスクが強いところに
 メキシコで大地震が発生し、米経済に対する不安からドル安となったことで時間
 外取引で上伸した。しかし利食い売りの動きも強く、通常取引の始まる時間帯の
 ニューヨーク時間の午前8時過ぎから急速に上げ幅を削る展開となった。北朝鮮
 リスクから買い意欲は強かったが、ドルの下値の堅さと、ニューヨークダウが堅調
 な値動きとなったことで上値は抑えられた。
                   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=390052

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