最低気温が30℃だったので、今日は暑くなると思っていた。
まずは13時29分に東京の「青梅」が 40.8℃を記録し、本日のトップに立った。
東京といっても、奥多摩の山の麓である青梅はここ数日調子がよく、 関東でも上位に立っていた。
記録時は北東風1.6mで、西(奥多摩)風のフェーンでなく、風上は平野部しかもヒートアイランドとは無縁の方向。
風向は有利でないのに、よく頑張っている(高温要因が複雑なようだ)。
そして13時40分に、本命「多治見」(岐阜)が40.7℃を記録。
今日は東京より名古屋の方が暑くなる(39℃)と予想されていたので、多治見なら40℃を超えると思っていた。
まだ13時台で、風向は多治見が日本一になった時と同じ西風(西側に山がある)。
青梅に少し足りなかったが、午後の伸びに期待したい。
14時14分には、なんと我が私設「本駒」(東京)が40.1℃を記録。
2015年8月7日に40.5℃を記録して以来の40℃超え。
青梅には及ばないが、都心部でもこの暑さなのだ。
ちなみに同じ私設の「日進」(愛知)での最高は37.8℃(13時56分)。
どうやら今日は東海より関東の方が気温の伸びがいい。
そして、14時23分、ついに、あの「熊谷」(埼玉)が41.1℃を出した。
それまでの江川崎(高知)が出した41.0℃の日本記録を更新する快挙!
その前回の日本一(40.9℃)は多治見と分け合ったが、今回は単独1位。
熊谷の名を再び全国にとどろかせることになる。
ここ数年は、利根川の向いの「館林」(群馬)に押され気味だったが、今夏は調子が良かった。
北西風1mという点で、本来なら館林が高温になる風向での勝利。
その館林は、14時41分に、39.4℃を出すのが精いっぱい。
今夏は熊谷の敵ではない。
涼しい所に移設した影響が大きいようだが、今日は東風4.1mと不利な風だった(関東では東風は海風)。
残念ながら多治見は、有利な西風にもかかわらず、その後は伸び悩み、結局、7月18日の値と同じで終った。
心情的には多治見を応援していたが、熊谷の復活も、同じ関東人としては嬉しい。
だが、これで今年の夏が終ったわけではない。
むしろ勝負はこれからといえる。