今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

震災で家が全壊したら

2024年02月08日 | 防災・安全

地震などの災害で家が全壊した場合、「被災者生活再建支援法」に基づいて国から援助してもらえる額は最大300万円である(役所による全壊認定と申請の手続きが必要)。

300万円で再建できる”家”は存在するだろうか。
1桁足りない。

当然、足りない分は自腹で払うしかない。

持ち合わせが無い場合は、前もって地震保険に加入する手があるが、これは火災保険のオプションなので、その分の増額を覚悟する(火災保険だけでは、地震による火災は対象外)。

まずは、現在の家の耐震性をチェックし(ネットで簡易診断できる)、自宅の想定される最大震度をハザードマップ等で確認して、自宅の倒壊危険性を概算してみる。

耐震性が足りない場合は、事前に耐震補強自治体から半額ほど援助が出る)をした方が全壊の確率が減るので、絶対に安上がりで、もとより圧死の危険が下がる。

建物自体の耐震性は、鉄筋>木造、新しい>古い(特に1981年以前)、平家>2階家 ×瓦屋根 となっている。
すなわち、古い木造の瓦屋根の2階家が最弱の建物だ。

こういう家は、住民の高齢化率の高い”地方”ほど多い(奥能登もこのタイプの家が多かった)。
高齢者だと、改築はもとより耐震補強すらしたがらない傾向がある。

こういう家は倒壊確率が高いだけでなく、命は助かったとしても被災後に絶望感がやってくる。

「備えあれば憂いなし」という格言を肝に銘じておきたい。



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