今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

会者定離

2006年03月15日 | 歳時
2006年3月14日の話題「湘南電車」の続き(まずそちらを読んでね)。

●仏教によれば
しかし「諸法無我」を説く仏教では、存在を我(実体)とみなすこと、すなわち、認識的にも・感情的にも存在へ執着することこそ、生きる苦しみをもたらす煩悩であるという(仏教では愛は煩悩に分類される)。
「諸行無常」、すべての事は去っていく。
それをいたずらに惜しみ、引きとどめようとすることは、この世の時間法則に反した不自然な行為であり、だから苦をもたらすのだ(なんで急に文章が抹香くさくなったのかというと、電車の中で文庫版の「正法眼蔵」を読み進めたから)。

●卒業式
今日は大学の「卒業式」。この世では、出会った人々とはいずれ別れることになっている。「会者定離(えしゃじょうり)」。
それをだらだら引きずらずに、きっぱりと別れるためにこのような儀式があるのだろう。
やはり湘南電車と別れなくてはならないか。
それにしても、(日本の)大学の卒業式って(昨年も同じ感想書いたけど)、儀式的すぎてちっとも感動がないなぁ。
こんなこと華やかな衣装で楽しそうな卒業生には関係ないか。
無事卒業おめでとう!

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