今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

釈然としないつけ麺

2010年03月07日 | 生活
「つけ麺」ってけっこう流行っているようだ。
でもなんか釈然としないので、あえて食べようとは思わない。
先日、近くにつけ麺が売りの店しかなかったので、しかたなく食べたが、
やはり食べてて釈然としなかった。
それは、言ってみれば”本来的でない”と思うから。

私にとって”食事”として取る中華麺は、野菜中心の具がどっさりの「五目そば」か「五目焼そば」が標準。
その基準からすると、つけ麺は、やたら濃いめの汁に、具がほとんどなく、
麺ばかりの状態が釈然としない。
実際には、ラーメンと具の量では差はないようだが、
見た目の一覧性に乏しい点で損しているのかもしれない。
そして、麺だけを濃い汁につけて食べるやり方が、
中華料理特有の豪華感を与えず、なんかわびしい。

もちろん、私は蕎麦を食べる時は、「せいろ」が基本。
質素簡潔が江戸っ子の気風に合っているためか、具など要求しない。
それは文化的形式の違いともいえるが、
それだけでなく、蕎麦と中華麺との栄養学的差でもあると思っている。
私にとっては、栄養素としての評価は、
蕎麦>中華麺=うどん

だから、うどんも質素すぎる「釜揚げうどん」には釈然としない。
といっても、蕎麦だけのせいろは、私にとっては”食事”には値せず、
小腹が減った時の”間食”にすぎない。
(”食事”として蕎麦を食す時はてんぷらをつける)。

食の本来的意義からして、栄養学を無視した食ははありえない。
すなわち”非本来的”。
だから炭水化物だけの偏頗(へんぱ)な組合せ、たとえばコロッケ定食とか、ラーメンライスとかは愚かしい。
麺の歯触りと濃い汁の味だけが売りのつけ麺には、その不完全さがあるのだ。

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