91歳になる老母が、膝の手術のために入院し、昨日、手術を終えた。
もともと膝が悪く、老化で軟骨がすり減っているのを、あちこちの医者に通ってだましだまししてきたが、
このコロナ禍でずっと家にいたせいで、膝関節の負荷を補っていた筋肉が衰えて、痛くて歩行困難になってしまった。
ほんとうにこの半年でダメになってしまった。
そこで最後の手段である、膝関節に金属板を入れる手術を決意した。
言い換えると、今後も元気に歩きまわる人生を目指しているのだ。
両膝とも要手術なのだが、片膝につきリハビリが3週間もかかる。
両膝同時に手術をすると年末年始も入院生活になるので、まずは片方をやり、もう片方は年明けとした。
手術は全身麻酔のため、それに脳梗塞治療で血小板の働きを抑える薬を飲んでいたため、それなりのリスクを背負うので心配だったが、2時間の手術が無事に終えたのと知らせを、帰京中の新幹線で受けたので安心した。
翌日、さっそく見舞いに行きたいが、病院では今のコロナの時期、面会を断っている。
なので、見舞いではなく、荷物を届ける用事で行った。
コロナ第三波で、家族感染が増えている今、面会謝絶の病院で入院している方が安全だ。
ちなみに私は、先週の大学の入試業務の前後一週間に亙(わた)って毎朝検温・体調のチェックをしているので大丈夫。
母は術後1日目なので、まだリハビリはせず、傷口からの感染予防のための点滴のみ。
上半身は元気なので、退屈このうえなさそう。
家から持ってくるものはないかと尋ねたら、川島教授の脳トレのドリルを持ってきてほしいと。
そのドリル、書いては消して、繰り返し使っているのだという。
数年前、脳梗塞で入院していた時、同室の老婦人が日に日に認知症になっていくのを目の当たりにしていた。
わが母ながら、認知症予防にしっかり対応していることに感心した。
その母がいない間は、私は実家でも自炊生活となる。