フロイトが指摘したように、錯誤行為にこそ、抑え込まれていた本心が思わず表現される。
たとえば開会式を「閉会式 」と言い間違えた場合、それは「こんな退屈な開会式、早く終ってほしい」とか「まるで閉会式のような雰囲気」という思いが思わず出てしまったと解釈できる。
そういえば昔、紅白歌合戦のトリとつとめた都はるみに対して「美空…」と 叫んでしまったNHKのアナウンサーがいたが、彼はその時、都はるみは美空ひばりを超えた!と感じたということだった(後日談)。
やはり、心の中の叫びが、つい口に出てしまったわけだ。
いやー、失言て恐ろしい。